独断とHeineken

趣味や思ったことを独断と偏見を持って紹介していきます

ノート提出

2005年10月24日 17時18分48秒 | 教育学研究
最近,論文発表会が近いことでブログを書く時間がありゃしません
加えて,中間考査の採点も被っており,右往左往しております。

私が定期考査で一番憂鬱なこと,それはテスト作成でもなく,答案の○付けでもなく,模範回答でもなく,「ノート点検」です

私は学部の時代から「ノート指導」にこだわりがあるらしく,それに焦点を絞って研究をさせていただいております。
そのため,毎回ノートを集め,子どもがどんなノートを作ってるか?というデータを集めておる次第です

まぁそれはあんまり関係なくて,実際ノートを見るのは楽しいもんです
しかしながら,1つ1つコメントを書いていると,いかんせん莫大な時間がかかります。
本記事の画像もその1部ですが,まだ半分ぐらいです

さて,それでは数学の先生らしく,一体何分かかるのか計算してみましょう

私が担当しているのは3クラス,計約120人。
私は試験当日に「授業用ノート」「問題集用ノート」を提出させるので,全員提出すると240冊になります。
まぁ実際は提出しない子どもも結構いますので,1クラス10人強提出しないとして170冊と仮定します。
1つ1つにコメントを残していくので,1冊に約3分かかるとすると,
3×170=510(8時間30分!)
となります

…学校の先生って大変ですねぇ。
私の場合,研究に引っ掛けているから余計にですが
まぁ,「コメントを返さなけりゃいいじゃん」とお思いかと思いますが,実はその通りで,実際はコメントせずに返す先生も多いそうです。
こんだけ時間がかかりゃそりゃそうだわ。

しかしながら,子どもの感想を聞いてみると「コメントを書いてくれる先生は少ないから,書いてくれるとうれしい」とか「今度の目標となってイイ」と言う感想もあります。
確かにただ単に書いているだけの点検なんて,内実あんまり意味はなくて,どう書いているかを見てあげることが大切だと私も思います

とは言うものの,こりゃあ大変です。
今日も徹夜です。

昔は何にも書いてくれない先生を非難したこともありますが,こんなにも大変なもんだとは…
先生!ごめんなさい!私が悪うございました!