いるま・風の善さん

中高年オジンの趣味と遊びの日記です。

ゴルフボランティア・アフター(石松ゆかりの遠州森町)

2015年04月08日 | 文化財・史跡
(森町の天宮あめのみや神社の土日はお祭りでした) 
 ヤマハレディースオープン葛城のボランティアの前後に、近くの「遠州森町」を散策しました。

 江戸時代、火防の神様で知られる秋葉山、この南信州の秋葉山にお参りする秋葉街道の宿場町であった遠州森町は、お茶の産地であるとともに、森の石松でその名を知られています。

(太田川の川岸に秋葉街道の道しるべが立っています)

(太田川と桜並木)
 今回の宿は、清水次郎長一家・森の石松の出身地で、石松が育った遠州森町の旅籠「新屋旅館しんやりょかん」に2泊しました。

浪曲、広沢虎造の名調子
「秋葉路や~ 花橘も茶の香り 流れも清き太田川 若鮎おどる頃となり、松の緑は色さえて~遠州森町良い茶の出どころ、娘やりたやお茶摘みに~ここも名代の火伏せの神 秋葉神社の参道に 産声あげし快男児 昭和の代までその名を残す 遠州森の石松・・・」
義侠伝の一節です。

(流れも清き太田川)
 宿の女将の話では、神社の祭礼時に迷子になっていた7歳の石松を保護して、14歳まで育てたのが新屋旅館であり、その後石松は旅館に宿泊した清水次郎長に見出され清水一家の石松に育っていったとのことでした。

(江戸時代からの旅籠・新屋旅館)

(次郎長本と床の間の大徳利)
 天宮神社(あめのみやじんじゃ):神社の由緒によれば欽明天皇の御代の創建で、慶雲二年(705)に社殿を造営したと伝えられています。4月の第一土日が例大祭で、ここで舞う十二段舞楽は国指定重要無形文化財となっているとのことでした。

(旅館のすぐ横に神社の石段がある天宮神社)

(例大祭の天宮神社)

(舞楽は慶雲二年・705に社殿造営時に奉納されたものが舞楽のはじまりと伝えられている)
 天宮神社のナギ(県指定文化財)樹高18m、樹齢1千年余といわれている御神木です。
ナギはマキ科の常緑高木で、本州南岸の温暖な地方に分布して雌雄異株であり、熊野速玉大社のナギの巨木が有名です。

(ナギの葉・引っ張ってもなかなか切れないので、男女の仲を結びつけるお守りにもなっている)

(天宮神社のナギのご神木)

(神社から望む太田川)
神社の裏手に奥社があり、小高い塚と古い池がありました。

(天宮神社本殿の奥社とくちなし池)
ゴルフ場からは近く、車で10分ほどの場所でした。

小国神社と石松の墓は一昨年訪れたので、今回は割愛しました。

(遠州一ノ宮・小国神社)

(森の石松の墓)
周辺には小高い丘や城跡なども残っていて、探索するのに事欠かない地区でもありました。

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