10月20日(土)に、特別展『中国王朝の至宝』記念講演会があったので聴講し、同展を見学、同時開催している『出雲ー聖地の至宝ー』展を見学しました。
中国で最古の王朝といわれる夏(か)の時代から約4000年の間、中国各地にはいくつもの王朝が誕生し、特色のある文化が営まれてきました。それらは、相互に影響を与えつつ多様な発展をとげ、世界に冠たる中国文化を形成し、日本をはじめ、近隣地域にも多大な影響を及ぼしていったのです。(東博パンフレットより)
(東博平成館・好天の土曜日、多くの見学者で賑わっていました。)
特別展『中国 王朝の至宝』 記念講演会
講師:松本伸之 東京国立博物館学芸企画部長 演題:「中国文明の謎」 1時間半の講演でした。
(会場は380名定員の満席の状況でした)
関連地図と年表により、歴代王朝と多様な文化として、主要展示品を時代ごとにスライドを見ながら解説されました。(各展示品の写真は博物館HPによる)
?、蜀ー夏・殷 ?、楚ー斉・魯 ?、秦ー漢 ?、北朝ー南朝 ?、唐 ?遼ー宋 の文化展示品です。
(BC20~BC10中国最古の王朝概念地図)
(BC12~同10・蜀の金砂遺跡から出土した金製仮面:幅4.9?)純金せいですって、この時代にすごいですね。
(春秋・戦国時代BC7~同4世紀の三国概念図)
(左:虎座鳳凰架鼓こざほうおうかこ、楚出土 BC4世紀。 右:秦始皇帝陵兵馬俑出土 BC3世紀)
特別出展品として08年、南京市の古寺の地下の調査で出土した、仏塔の王様「阿育王塔」北宋時代(1011年)も注目されていました。
(阿育王塔:南京市出土・銀製、鍍金、高さ119?)
あまりにもスケールが大きくて、講演会の前に見学した特別展は時間がなくての駆け足でしたので、ゆっくり見学したいと思いました。(出展数168点)
講演会後に博物館本館で同時開催されている 古事記1300年出雲大社大遷宮特別展『出雲ー聖地の至宝ー』を見学しました。
(出雲展は本館1階会場)
出雲大社の創建は、『古事記』や『出雲国風土記』にあるように神話の世界にまで遡ります。出雲展では、2000年に出雲大社境内から発掘された古代大社を支えていた柱跡「宇豆柱」と復元模型が展示され、48mもあったとされる大きな神殿が実在した証となったのでした。
(出土した宇豆柱と、大社宮司千家家に伝わる鎌倉時代の平面図)
(会場内に造られた10分の1の本殿復元模型:展示品の写真は東博HPによる )
古代中国と日本の古代では、時代が2000年以上隔たりがありますが、それぞれの特別展は必見の価値がありました。
終わっての帰り道、上野の森では秋のイベントで人口の秋が作られてありました。
(即席田圃には稲がみのり、ヒメリンゴがスズナリでした。)
私も、行った気分になれます。
先週は、西国33観音で、岐阜の谷汲山に、200観音目指して
巡礼してきました。
明日は、新選組研修旅行で、会津へ行きます。
善さんと同じ少し福島に小銭??・を、落としてきます。
そろそろ、滝山城計画しましょうか。
震災の津波は天災ですので、復興を待つしかありませんが、原発事故はなんともいいようがありません。
滝山城祉見学はおまかせします。