あらさー女子の気まぐれ日記

ランニング、自転車、アートに触れること、絵を描くこと、などなど日々のあれこれ日記

ちょっと東京まで

2011-12-11 18:18:52 | 旅行
北陸はいよいよ雪がちらつき始めました。
さむいって言うよりさぶい!

そんな中、久しぶりに東京に遊びに行って来ました。
今回の目的は展覧会を観る事と友達とグループ展についての打ち合わせでございます。

9日の晩に夜行バスで出発。10日の晩また夜行バスで帰路に着く という感じで行きました。
(余談ですが夜行バスはやっぱり体力と気力がいりますねでも意外とイケる

早朝6:30東京駅到着

天気は
まず向かった先は上野。美術館の開館まで上野公園を散策です



この手の大きい展覧会を観るのは久々



早朝の上野公園はジョギングや散歩をしている人が多くて
快走するランナーを見てると走りたくなりました

学生時代は東京にいた時期もあったので美術館巡りをしてよく過ごしていて
上野公園もよく来ました。馴染みがあるところは落ち着きますね

それにしても紅葉が光に照らされて、清々しい青空とのコントラストも美しかったです。
どんなアートも自然にはかなわないな~(また別の意味があるかな)








ん??

たっぷり散策を楽しんでメイン会場「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」へ。

スペインを代表する芸術家の一人、フランシスコ・デ・ゴヤ(1746-1828)のプラド美術館所蔵作品による回顧展。
正直、ゴヤという画家のことをよくわかっていなかったわたし。(スペインの画家で代表的な絵しか思い浮かばないような)
でも今回の展覧会でゴヤの画業の変遷を辿るとどんな時代の中で何を感じ、表現していたかが見えて刺激になりました。
本物を観ることで印刷物とは圧倒的に違う色彩、迫力を感じ、描き方も見えるという特別感があります。
ゴヤは表現手段が豊かで巧であると感じました。ストレートな社会批判ではなく戯画として描き、油彩でも絵に
含みを持たせたり、人柄も感じられるような肖像画。

最近は画家が何を考え、何を表現しようとしたのか、ということに興味が増してきたので
それを垣間見ることで自分が表現することと照らし合わせて考えるきっかけになりそうなので
後に見る「野見山暁冶展」と合わせてとても収穫のある展覧会でした。



「野見山暁冶展」


わたしがいつどんなきっかけで野見山暁冶氏の絵を知ったのか憶えがないのですが
たぶん父だったような気がします。

ダイナミックな筆致でエネルギッシュ、心象風景というべきなのか、その表現方法と作品から感じる
パワーが自分にストレートに入ってきて自分もこんなふうに表現できたら!と学生時代に思いました。

今回ブリジストン美術館で開催の展覧会は野見山暁冶氏の初期作品から近作まで
画業の一連の流れがわかる展示で、こちらも新鮮でした。
ずっと楽しみにしていたのでゆっくりじっくり観て感じ、立ち去るのが惜しいくらいでした。
創り手の人間性やその人と成りが、たとえ線一本でも出るのではないかと思います。
それが絵を観るのが好きな理由の一つだと思います。

だとしたら野見山暁冶という人そのものに興味があるということになるだろうか。

アートっておもしろい。
アートってなんだろう。

アート三昧な一日

これでほぼ一日の大半を過ごしたのですが、おまけとして日テレで今話題の大きなクリスマスツリーを見てきました!
こんなに大きくてキラキラしたツリーは初めて見たかも!



鐘を鳴らす長蛇の列につく時間はなかったのですが大満足でした!!

その後、帰りのバスの時間まで友達と飲みながら来年のグループ展の打ち合わせ
具体的なこと、開催時期、会場も絞れて現実味が増して本格始動!
たくさんの収穫を活かして来年の実りに繋げるぞ

こんなふうに東京来るのも良いものだな