ホリコは今…

見たり、聞いたり、感じたり、そんなものを何かに綴って残したい、そう思うこの頃です。

~厳冬期の山寺へ~

2016-02-03 08:44:21 | 日記
    厳冬期の旅の始まりは“山寺”
    正式には「宝珠山 立石寺」
    860年
    慈覚大師が開いたお寺です。

    私たち
    台東区観光ボランティアガイドにとっては
    かなり重要な(?)お寺
    何故なら
    上野寛永寺のご本尊「薬師如来三尊像」重要文化財
    脇侍の日光菩薩像と月光菩薩像は
    立石寺から招来されたと言われているからです。

 さて
 上野駅から私
 大宮駅からT・Kさん
 そして郡山駅からW・Tさん
 仙台駅からは3人揃って
 山寺へ♪

 ホームに降り立つと
 目前に
 山寺の全容が広がっている
 雪に覆われ
 物見遊山の私たちを
 受け入れてくれないような厳しい表情…

 とにかくあそこまで行こうね!
 目指は「五大堂」

 まずは根本中堂に参拝
 大きな木彫の布袋尊が迎えてくれる
   風格あるその姿に
   あれは?
   雪をかいている僧侶に聞くと
   「古いものじゃないですよ、このお山の中で一番新しい」
   心なしか そっけない返答

 良いね!
 雪を踏みしめながら山門をくぐる
 だが
 良いのはそこまで…
 奥ノ院までは800段を超える石段を登ることになるが…
 その石段は
 降り積もった雪が ガチガチに凍り
 手すりにしがみ付かないと歩けない
 ウッカリよそ見をすると
  ステ~ン と転び
  ズルズル と滑り落ちる
 そのためか
 片側は氷の滑り台状況

 やがて
 「下りが心配だから」と一人が離脱

 残った私たち
 足で登るというより
 両手に引っ張られて歩を進める

 『一つ一つの石段を登ることによって、欲望や汚れを消滅させ 明るく正しい人間になる』

 ということのようだが それどころではない
 やっと
 「奥ノ院」に到着
 「開山堂」までは平坦な雪道でホッ~
 ところが
 「五大堂」までは最後の氷の石段(滑り台)

 ともかく着いた
 天下太平を祈る道場で、山寺随一の展望台
 しばし
 下りの心配を忘れ 展望を楽しむ

 さて下山!
 氷の石段を下り始める
 アッ~ と男性の大声!
 それと同時に
 ドサッとぶつかられ
 一緒にズルズルと滑って開山堂の角へ激突!
 立ち上がったが 足が震えた…

 その後は
 手すりにしがみ付き
 時には お尻で滑って
 下山したという次第です。


   ≪ 閑さや 岩にしみいる 蝉の声 ≫

   松尾芭蕉の句が頭をよぎる
   山寺は
   やはり 夏が相応しいのかな?
   でも
   厳冬期のこの時期に登ったことは
   一番良かったのではないかと
   今 
   思ってます。 

   ただ、
   手すりにつかまっていた腕は筋肉痛
   ぶつかったときに打ったのか
   肋骨辺りが痛みます… 
   
   
   
   






    




最新の画像もっと見る

コメントを投稿