ホリコは今…

見たり、聞いたり、感じたり、そんなものを何かに綴って残したい、そう思うこの頃です。

江戸の夏風物復活 『よしわら俄(にわか)』

2014-08-04 02:18:03 | 日記
8月3日(日)
『よしわら俄(にわか)』が復活!

  『吉原俄』とは?
   江戸時代の吉原で行われた即興芝居。
   享保年間(1716~1736)に始まり、毎年8月、街頭で幇間(ほうかん)が
   中心になって滑稽な話を演じた。

江戸文化の発信地と言われた吉原の町、
廃れたままにするには惜しい数多くの芸能・文化・風俗が埋もれている。
それら一つ一つを丁寧に掘り起し、
活気ある町を再生しようという動きが起こっている。
   大晦日の夜行われる《吉原の狐舞》
   華やかな《花魁道中》

そしてこの日は、『よしわら俄』
吉原商店会の会長さんの挨拶のあと、次々と古今の“俄芸”が披露される
会場は、吉原公園、花園公園、そして江戸の余興はもちろん有料で別会場

炎天下、あちこち回って見物したが
残念ながら見物客は少なくカメラを抱えた人がやたら目につく…
ゆっくり見られて良いのだが
やはり活気が欲しい…一度帰ろう
お金を払って江戸の余興(よしわら話、幇間芸)を観ればよかったなあ~
ここは吉原、やはりお金がかかるところだもんなあ~
そんなことを感じながら…

再び戻ると、
花園公園は子供たちの姿は消え
狐面を粋にかぶった浴衣姿の若者たちが集まっていた
なに?
狐の面を売っていた青年に尋ねると
「聞いたけど…忘れました」
(若い人でも忘れるんだ~妙に安心・納得)

それではと吉原神社へ
新吉原廓内の四社の稲荷神社と玄徳稲荷社、そして吉原弁財天が合祀されている
中でも「九郎助稲荷大神」は
もっとも華やかな歴史をもち独特の信仰をうけているとのこと
今日はその「九郎助稲荷大神」の祭礼という

狐面の理由がやっと分かった。
でも、吉原神社の「九郎助稲荷大神」へのお参りは少ない‥‥

さて今日の締めくくりは吉原名物?「狐の提灯行列」
出発時刻まで三度自宅で時間調整
7時を過ぎた、少し早めだが家を出た
ところが?????
スタート地点は閑散‥‥
道路整理の方が気の毒そうに「もう終わったよ!」
エッ?「7時30分じゃなかったの?」
「テントの人たち(主催者?)が早めようって決めてたよ」

予定表の時刻を確認しながら待ってた私が間違ってた?
それとも
“狐に化かされた?”

真夏の悪夢でした‥‥‥‥