直木三十五記念館の日々

直木賞にその名を残す直木三十五の記念館は市民参加型のミュージアム。運営の悪戦苦闘をストレートにお伝えします。

WEB2.0というもの

2006年09月14日 | Weblog
 最近「WEB2.0」という言葉をよく目にする。もうインターネットの時代は終わったといわれたがどっこいインターネットは生きているということのようだ。 
 東洋経済に書かれていたその内容をざっと見ると我が記念館がなんとか運営できていることもこの「WEB2.0」と関係がまんざらないわけでもない。こうやって無料のブログを利用して情報を発信したり、「日本の古本屋」や「アマゾン」で本を入手したりできるのも「WEB2.0」の恩恵といことなのかも知れない。
 リアル世界での弱者にとっては今のインターネットを取り巻く状況は望ましいともいえるのであろう。
 確かに時間的余裕があったり、参照する文献が容易く手に入る状況にある学芸員の方にとっては訳のわからないネット世界で何かを調べるということの利便性や恩恵、あるいは取り巻く環境の変化などは実感できないかも知れない。