はまあるきの東屋

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常用字解:あ行から

2015-03-05 22:19:30 | 読書
常用字解
白川静著
あ行から面白い字の成り立ちをいくつか紹介します。

「亜」は地下の墓室の平面図。墓地を守る神官、亜職は族長につぐ2番目の
人とされた。それで、亜は第二の意味に使われるようになった。

「悪」上の部分亜は地下の墓室の平面図。忌み謹むべき所である。
その思いを悪といった。

「安」のウ冠は廟(みたまや)。安は嫁いできた新婦が先祖の霊を祭った廟にお参りしている様子。それによって新婦は安らかな生活ができる。

「育」の上の部分は子供の逆さまの姿。子供が生まれてくる様子。下の肉月は、人の体を表す。育は子供を生み、そだてる、の意味がある。

「因」の口はむしろの形。大は横たわる人。因は寝ござを意味する。寝ござは常に用いるから「もと」の意味となる。

「雲」の云(うん)は雲の流れる下に、竜の巻いている尾が少し現れている姿。

「易」の日は玉で、その光が放射するようすを下部の放射線が表す。易には「かわる」という意味と「やさしい」という意味がある。

「煙」の西は煙抜きの窓。土は竃(かまど)。竈の煙が窓から流れ出る様子。



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