はまあるきの東屋

 ブログ、ホームページ、釣、畑、ハイキング、園芸、読書など趣味の多い壮年の精神科医師です。奇麗な写真をおみせします。

しんせかい:芥川賞

2017-02-21 20:35:26 | 読書

山下澄人書
新潮社
1600円
2016年10月発行 
 

 倉本聰が主宰する富良野塾
 北海道での劇団の養成塾の話です。
 非常に面白かったです。

 解りにくいという、予備的意見を聞いていたのですが、
非常に、解りやすかったです。

 なぜかと、考えたら、主人公の考え方、思考パターンが
不思議に私に似てたからでした。

 記憶に自信が持てない。
 言ったことに、ホントに言ったが、自信が持てない。
 ごく当たり前の、自分の経験があやふやである。

 行き当たりばったりで、その時の直感で物事を
判断してしまう。
 行き当たりばったりで、自分の進路を決めてしまう。
 深い合理性も、損得勘定がない。

 

お好み焼き みっちゃん 橋本町

2017-02-19 17:46:51 | 仕事場


今日は、京橋通りの、お好み焼き みっちゃん (橋本町)
に、行ってきました。
 ちなみに、みっちゃんと名前のついた店は10店舗もあるようです。

 これはスペシャルコース
 1000円也
 特にイカやエビがとても美味しかったです。

リーコとオスカーともっと深い影:ドイツ語

2017-02-18 23:01:09 | 読書


 左がドイツ語版、右が日本語への翻訳版です。
 左がリーコ、右がオスカーです。 

リーコとオスカーともっと深い影
アンドレアス・シュタインヘフェル作
森川弘子訳
岩波書店 
2009年 
2200円+税

 この本のドイツ語版をインターネットで手に入れて、
辞書を牽きながら、日本語版を参考にしながら読みました。

 日本語版でも面白かったけど、原文はもっと面白かったです。
 自分の能力では、理解できない箇所も多くあり、
 日本語訳が助かりました。

 ドイツ語版は、どんな印象かといえば、
たとえば、オペラの舞台を半分の近くの距離で見る感じです。
 単語の音の響きが、現実感を増してくれます。
 たとえば、tippen(ティッペン)は(指先で)軽く叩くことです。

 リーコとオスカー二人の少し知的障がいがある少年の
愛情ある物語です。
 ベルリンを騒がせた連続子供誘拐犯を、二人の
知恵と忍耐と友情が、逮捕するところに持っていきます。