はまあるきの東屋

 ブログ、ホームページ、釣、畑、ハイキング、園芸、読書など趣味の多い壮年の精神科医師です。奇麗な写真をおみせします。

オシロイバナ:雑草

2016-11-11 22:26:02 | 雑草


 空き家の庭に夕刻、さいていました。
 園芸種でしたが、強いので、今は雑草扱いです。



 種をつぶすと、白い「おしろい」の粉が出てきました。

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夕化粧と呼ばれる「オシロイバナ」

この植物の黒くて堅い果実をつぶすと、白い粉が出てくる。
子供たちは、これを、「オシロイ(白粉)」と称して遊ぶ。江戸時代には、
この白い粉を「おしろい」の代用に使われたということである。
和名は、このことに因む。
     
花は筒状の萼が発達し、花冠状となり、色が着いてアサガオのように開く。
花は、夏から秋にかけて咲き、よい香りを放つ。
花の色は、紅、ピンク、白、黄などさまざまである。

花は、夕方4時頃から咲きだし、翌朝にはしぼむ。
このことから、イギリスでは、Four-o'clock(午後4時)と呼ばれている。

オシロイバナは、また、別名で「ユウゲショウ(夕化粧)」と呼ばれる。
これは、夕方に美しい花が咲くさまと、夕方にオシロイを塗って美しく
化粧をして出かける夜の女性の姿を重ね合わせて名づけられたものと思われる。

オシロイバナは、熱帯アメリカ(メキシコ)原産の多年草で、
花が美しいので各地で観賞用に栽培されている。
根は、太い直根で、熱帯地域で植えると、根が肥大して、
重さ20kgほどにもなるということである。
茎も緑色で太く、さかんに分枝して拡がる。草丈は、1mくらいになる。

花が夜咲性であるので、庭や花壇に夜間照明をしたり、
レストランや、ホテルの中庭などに植えて、夜、観賞するのに用いられる。

ミゾソバ:雑草

2016-11-11 22:15:30 | 雑草
 


 ミゾソバ:1年草
北海道~九州の田のあぜや水辺など、やや湿ったところに群生する。
高さ0.3~1m。茎には下向きの刺があり、下部は地をはう。葉は互生し、
長さ4~10cmの卵状ほこ形で、先は鋭くとがり、基部は耳状にはりだす。
両面とも星状毛と刺がある。托葉鞘は長さ5~8mmの短い筒形で、
ときに上部が葉状に広がる。花は枝先に10個ほどが頭状に集まって咲く。
花被は長さ4~7mmで5裂し、裂片の上部は紅紫色、下部は白色。
そう果は3稜のある卵球形で、花被に包まれる。花期は7~10月。

学名は、Persicaria thunbergii
タデ科イヌタデ属

キリスト教は邪教です!:F.Wニーチェ著:第2章

2016-11-11 06:09:24 | 読書
キリスト教は邪教です!
(現代語訳「アンチクリスト」)
F.Wニーチェ著
適菜収訳
講談社
定価800円
2005年初版



 初版は古いですが、まだ、インターネットで中古本が手に入ります。
 第5章までありますが、1章ごとに、特に印象的で、意義深いと思えた、
文章を抜書きして紹介に替えます。


第2章 キリスト教が世界をダメにする
 
 ニーチェは宗教すべてを否定はしていません。
仏教をキリスト教より100倍現実を見ていると、評価しています。
そして、民族の権力、繁栄を祈る民族の宗教も評価しています。 

 「仏教というと、キリスト教とまったく違う宗教というイメージがあるようですが、
実は両方とも同じようなニヒリズムの宗教なのです。」
 「仏教という宗教は『善悪の彼岸』に立っているのです。
つまり、善や悪というものから遠く離れた場所に存在している。」
 「『敵対によって敵対は終わらず』とは、ブッダが残して感動的な言葉です。」
 「キリスト教の土台となっている『恨み』や『報復』といって考えは、
健康的なものではありません。」
 「仏教では、心の晴れやかさ、静けさ、無欲といったものが
最高の目標になりました。」
 「キリスト教というのは異なった文化を認めようとしないのですね。
それどころか、考え方が違う人たちを憎むのです。そして、
徹底的に迫害する。とても暗くて不健康で危険な人たちなのです。」
 「『ルサンチマン道徳』とは、弱い人間の恨みつらみから発生した
道徳のことです。つまり、ユダヤ的、キリスト教的な道徳です。
それは、『高貴な道徳』を何とか否定しようとして発生したものです。
人生をよりよく生きること、優秀であること、権力、美、自分を信じること。
こういって大切なものを徹底的に否定するために、
彼らはまったく別の世界をでっちあげていきました。」
 「こうして、ユダヤの僧侶たちはニセモノの神や道徳をでっちあげ、
本当のイスラエルの歴史を消していきました。
その証拠として現在残されているのが『聖書』です。