JDSF山形だより (おらんだ ダンス仲間ダベ)

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あっちゃん航海記 2

2017-02-05 15:51:24 | ダンサーラウンジ
☆その2     
さて、私にどんな奇跡が起きたのだろう?

小さな旅館を家族経営しながら、私は競技ダンスと公民館指導に飛び回っていた。
でもその実、身も心もくたびれていた。
更年期の影響なのか、毎日全身の筋肉が痛い上に頭も身体も重くて憂鬱。
我が配偶者様は私の不調を心配し、湯治など家から離れての休養を勧めてくれた。

そんな時、関東で豪華客船の船上講師養成講座が毎週あることをウェブで知った。
どんな内容なのか興味がわいて、一度だけ受けてみようと思い立った。
当日埼玉県の会場に行ってみると、そこにはプロ、アマ、30~60代のたくさんのダンサーがひしめいていた。
何回も通って技術習得したら、客船講師に抜擢されることもあるらしい。
講師は元JBDFプロA級のご夫婦。五反田に教室を構える某大御所の、お弟子さんだ。
まず履歴書を提出して面接を受ける。
お二人ともきさくなお人柄なので、ダンス仲間と話している感じで緊張感は無い。
それから全員でレッスンを受ける。
種目が多すぎて覚えきれず、笑顔でごまかして踊る。
ディスコダンスやサルサのレッスンまであり、これだけは私の得意分野。

講習会の後半は、パーティー形式で踊るようすを審査される。
講座の常連の方々のようになど、私が踊れる訳がない。速攻、うまく踊ることはあきらめ、この経験を楽しもうとだけ思った。
アドリブを入れながら女役も男役もして、たくさんの方と踊り続けた。
楽しすぎて笑いが止まらない!
いつのまにか、体調も絶好調になっていた。

帰りの新幹線を待つホームで、携帯電話がバイブした。
「急な話ですが、2カ月後の○月○日から、船に乗れますか?」奥様先生の声。
「えっ?私で良いのですか?」
「あなたは接客のプロだし、楽しそうに踊る人だから。教室があって二人で抜けられないので、私の代わりに乗ってください」
「ありがとうございます!家族と相談してからお返事いたします」

帰宅して家族に報告すると大騒ぎ。
しまいには、ドッキリカメラではないかと疑われる始末。
いえいえ、夢かと一番疑っているのは、私自身だ。
でも、夢気分はここまで。
この後待っていたのは、現実的問題だった…

                                          Have a nice day! fromA

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