JDSF山形だより (おらんだ ダンス仲間ダベ)

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あっちゃん航海記 3

2017-02-12 09:43:24 | ダンサーラウンジ
☆その3        
出港のセレモニーが終わった。
初日は日中のダンス教室がないので、ディナー後のダンスタイムまでは自由時間だ。
7階のラウンジで、のんびり窓の外を眺めながらコーヒーを飲む。
ゆったりうねる大海原。
私は、出港前の慌ただしい日々を思い起こしていた…

大反対すると思いきや、家族は「給料いただいてクルーズ行けるなんて、すごい」と喜んでくれた。
ゆっくり休養しておいで、と。
ダンス講師やアテンダントは、実際は体力が必要な仕事。
でも家族はダンス素人なので、遊びとしか思っていないようだった…
講師を引き受けると連絡すると、1週間程度のクルーズ依頼が続々と来た。
韓国の次は日本一周、その次は数カ月後に小笠原諸島、次は香港…さらに増えるらしい!

長年一緒に競技会に出場したり、公民館指導も受け持っているリーダーは祝ってくれたが、寂しそうだった。
生徒さん達も最初は喜んでくれたけど「先生が休んでばっかりいたら俺たち下手になる」などと言い出す。
ごめんね、皆さんご迷惑おかけします。
でも社会勉強してきます。

出発前に家業の調理材料の手配や、細かい打ち合わせが山ほどある。
船上でのどんなダンスにも対応するため、各種目の男女ベーシックの見直しや、サルサなどの技術強化も必要だ。
過労で体調が悪化する。不安がつのる。
でも…
クルーズ会社から新神戸までの新幹線のチケットと乗船券が送られてきた時、すべての疲れが吹き飛んだ!
日用品、レッスン着、正装指定の日のためにロングドレスも必要。
自分がすっぽり入るほどの大きなスーツケースで船に送った。
さあ、冒険の旅のはじまりだ!

「シアターに行かない?」
チーフ先生とドロン(アランドロン似)とダンディ(優しい紳士)が誘いに来てくれた。
男女講師とアテンダント2人。4人でチームなのだ。
「美貌を保つためにお昼寝します」と言うと
「暇だからって食っちゃ寝してるとブタになるよ」とチーフ先生の素早いツッコミ。
結局、一緒にショッピングアーケードを見たり、シアターに行くはめになる。

客船の夜のダンスタイムってどんな感じだろう?楽しみだ!

                                     Have a nice day! fromA

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