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2013.1月 セリとカキのごま油炒め

2012年12月27日 15時37分14秒 | レシピ
 日本原産の野菜で、「春の七草」の一つ。1月7日に、邪気をはらい万病を除く厄払いの行事食:七草がゆとして、古く奈良時代から食べられてきました。
 旬が冬なので、正月の雑煮や、秋田の郷土料理きりたんぽなど、鍋や汁物の具に使われることが多いですが、独特の香りとシャキシャキした歯触りを生かして炒め物にしたり、ゆでてあえ物やおひたしにしても爽やかな味わいが楽しめます。
 火通りが早く、柔らかい葉の部分は生でも食べられるほど。加熱し過ぎるとせっかくの歯応えも香りもなくなってしまうので注意しましょう。ゆでるときは、沸騰した湯でさっと手早くゆで、すぐに水に取って余熱が入るのを防ぎます。炒めるときは、火を止める直前の仕上げに、鍋のときは食べる直前に加えるようにします。茎と葉の部分で堅さが異なるので、切るときに茎と葉を分けておくと、茎から先に時間差で加熱できるのでお勧めです。
 

調理時間(10分)
■材料(2人分)
セリ………………………1束(100g)
カキ(むき身)…………………100g
小麦粉………………………大さじ1/2
ごま油…………………………大さじ1
酒………………………………小さじ1
塩……………………………小さじ1/6
こしょう……………………………少々
糸唐辛子(飾り用)………………少々

■作り方(1人分106kcal)
①セリは4cm長さに切ります。
②カキは塩水(材料外:水カップ1に塩小さじ1の割合)の中でよく洗ってから、水ですすぎます。水気を拭き、小麦粉をまぶします。
③フライパンにごま油を熱し、カキを強火で焼きます。裏返し、両面を焼いたらセリ、酒、塩、こしょうを加えて手早く炒め、火を止めます。
④器に盛り、糸唐辛子を載せます。




■選び方は…
 全体にシャキッと張りがあるものを。茎は細い方が柔らかく、太いものほど歯応えがあります。緑黄色野菜で、カロテン、ビタミンC、鉄が多く、香り成分には体に有害な活性酸素を抑える抗酸化作用があり、がん予防にも効果があるといわれています。
 
■保存は…
 根が付いているものは、根の部分に少し水を掛けてからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。冷凍は、ゆでてからでも筋っぽくなってしまうので向きません。

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ダイコンとひき肉の炒め煮

2012年12月04日 17時36分13秒 | レシピ
 晩秋から真冬にかけてうまみが増す大根。大根たっぷりの鍋物など美味しい季節になりました。
 葉にはビタミン・ミネラル・カロチンが多く含まれ、身体を温めて体力を回復してくれる作用があります。冷え性対策として、ゆっくりと”大根湯“に浸かると、発汗が続き新陳代謝が促されます。葉を風通しのよい日陰につるして乾燥させ、細かく刻んでガーゼ等に包んで、お風呂に入れます。また、生の葉を刻んですり鉢ですり、絞り汁をお風呂に入れたり、葉を適当に刻んでお風呂にそのまま入れても効果があります。
 大根のおろし汁にはちみつと少量の生姜汁を加え熱湯を注ぐ、これも“大根湯”。のどの粘膜に作用して荒れを癒し、痛みを和らげながら咳を鎮めます。たんを出しやすくする働きもあります。かぜのひきはじめや、応急処置として知っておくと便利です。
 寒さが厳しくなる12月からは色々な活用法を試して風邪知らずで冬を乗り切りたいものです。
 

材料(4人分)
ダイコン…………………………800g
豚ひき肉…………………………200g
ショウガ…………………1かけ(10g)
サラダ油……………………大さじ1
砂糖…………………………大さじ1
みりん………………………大さじ1
しょうゆ………………………大さじ3
ネギ(4cm長さの千切り)………適量


作り方(調理時間40分)
①ダイコンは皮をむいて、5cm長さの乱切りにする。鍋にダイコンとかぶるくらいに水を入れて、強火に掛け、少し透き通ってくるくらいまでゆでる。ざるに取る。
②ショウガは粗みじんに切る。
③厚手の鍋に油を熱し、②とひき肉を炒め、肉がバラバラになったら、①を加えて、炒める。水を1・1/2カップ(300ml)入れて煮る。
④③に砂糖、みりん、しょうゆを加え、中火で、汁が少なくなるまで、煮る。最後に強火にして、煮汁を全体に絡める。器に盛り、ネギを載せる。


 大ぶりに切って、べっ甲色に煮たダイコンのおいしさを味わえる一品。早めに作って煮返すと、いっそう味が染みて味わい深く。味の乗った旬のダイコンで作っていただきたいもの。ひき肉との相乗効果も抜群です。

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