2012年12年8日(日) ☀ 錫杖湖 北畑コースから錫杖ヶ岳周回
錫杖湖と錫杖ヶ岳
雨乞いの錫杖岳の名前から付いた錫杖湖
深い碧を湛えた水面には
錫杖岳の姿は隠され
静寂なまでに神秘の衣を纏いし神の憩う場のように
錫杖ヶ岳の裾野で佇んでいます
その向こうに 天を突きあげながらも
女人官女の十二単を纏ったように
裾野を広げた姿を見せる錫杖ヶ岳
ブログ繋がりの錫杖様がこの上なく愛するお山の一つ
その美麗なる姿に 納得する私です
まだ未踏のお山だけに
期待が大きく膨らみます
お山に感じるものは 人それぞれですが
私は標高の高さよりも
そのお山の持つ個性をとても大切に思うのです
自分の足でその地を踏んで
自分の肌で直に感じて
そして味わえる その山の魅力…
さぁ~魅力をどれだけ感じられるか…
まいりましょうか♪
駐車場
今回初めて訪れる錫杖ヶ岳
色々なコースを錫杖様からアドバイスを頂いて
まずは 周回コースで 錫杖ヶ岳の姿を追ってみようと思います
42号線を走り
錫杖湖の上流部の安濃川沿いの駐車場に車を停め
安濃川沿いに北畑集落へと進んで行きます
落合の郷
林道起点 柚ノ木越線
安濃川の畔に整備された施設があり
この時間はまだ 静かな佇まいで
ひっそりと静かな朝を迎えております
その前を通り過ぎ 更に奥へと進みます
殆ど 車が通る事はなく
静かな北畑集落の最後の家屋を過ぎると
薄暗い林の中に延びる道を見ます
その林の入り口あたりの路傍に
柚木越線と書かれた 白い林道標柱が
ひっそりとたてられています
ここが 所謂
林道柚ノ木越線の津市側起点のようです
そして柚木峠への入り口が
ほんの先の樹林の間から 河原に下れる道を見つけ
それがどうも北畑コース登山口のようです
橋があるわけでもなく
登山道の案内看板もなく
折れそうな細枝に 小さく標布があるだけです
見落としてしまいそうな入り口を下って
河原にでます
北畑コース登山口 河原へと下る入り口
最初の渡渉
渡渉から始まるようです
澄んだ水の流れを 見るのは好きだけど
渉るのは ちょっと躊躇する私です
しかし渡らねば 行けません…
滑らない様に おっととと…
躊躇する私…
対岸の取り付き 入山?
対岸の取りつきも 気にしてみれば 分からない事はありませんが
油断すると 取り付きを少し探す形になりそうです
古い標布がありますが これも 見落としそう…
いよいよ入山…
1000mにも満たないお山は
どんな姿で迎え入れてくれるのでしょう
祠? 石仏様?
門番の様でもあり… 守り神のようでもあり…
斜面に建てられている祠の横を通って
樹林帯の中へ進んで行きます
静かな山道です
感じ方は人それぞれでしょうが
ここには 何とも不思議な佇まいを感じます
静寂の中の暖かさ
静かな物腰の 晩秋の面持ちが
このお山の特徴なのでしょうか…
いえいえ…あの姿 凛とした姿には
何かが隠されていそう…
杉林 谷沿い
谷沿いの道をのんびりと歩く中
背高のっぽの杉林の中には 光は届かず
朝露を含んだ 冷たい空気が絡み
身が引き締まるのを感じます
時折 静寂さを掻き破る様に
けたたましい鳥の声がし 驚いて見上げますが
鳥の姿はなく 羽音だけが遠くに消えて行きます
そして…遠くの方で小鳥の囀りに変わると
森に 静寂さが また戻ります
道は いくつもの小さな渡渉を繰り返し
左岸 右岸を行ったり来たり…
谷歩きを楽しみます♪
チョッとこちらの金剛山にも似た雰囲気ですが
ここは 静かな印象を 強く感じます
だけど…
なめたらあかんぞえ~ 滑りそう~
時に足元で ニンヤリ笑う苔や岩が
滑らそうか どうしようかと 待ち構えます
チョッとしたトラバースに ヒヤヒヤと冷や汗…
倒木の通せんぼ?
倒れた木が 静かな眠りに入っているよう
自然にかえる その時まで…
荒れた谷間の風景も
自然の織りなす物語…
静かに見送り先へ進みます
沢から脱出?
枯れ枝も喜ぶ青い空
明るい空が迎えてくれると
気持ちも変わります
開放的な空間に
背伸びする枯れ枝が
命を宿して 空へ誇示するよう
木から笑い声が聞こえてきそう…
切れた斜面の道
自然林の植林
谷間の道から 山道へと変わる頃
植林と自然林の混生地に入り
次第に明るい空を 近くに感じ始めます
ここは植林しているんだな
チチの声に周りを見上げると
そこはどう見ても自然林のよう
植林…?
そうだよ 植林して
山を助けているんだね
ここは里山…歩くにつれ
里の人々に大事にされている
お山の片鱗が見えてきます
それを象徴するように
木々が元気に何かを語りかけてくる勢い♪
生きてる森が ここにあり…
マツカゼソウ
まだ 揺れる白い花を見つけます
無数の色あせた枯れ花の群れの中
わずかながら 何とか白い花を残すマツカゼソウ
秋の終わりの 忘れ形見…
ここにも晩秋の想いが残されているよう…
さて…再び 自然林の樹林帯へと導く山道
今度は 今までとは違い
その斜面は角度を変えてきます
この辺りから 道は急になります
それを癒すかの様にベンチが現れます
ああ~ なんといい具合の所に…
急な斜面を登ってきて
一呼吸つくのにちょうど良さげ
そのベンチを見ながら通り過ぎますが
こうしたベンチが 要所に置かれて
気遣いのあるお山のよう…
これも人に愛される里山の 姿の一つなのでしょう
柚之木峠
更に登っていくと
丁度 加太向井からの登山道と
合流する峠に辿り着きます
柚之木峠
峠より望む 亀の私
三重県内を南北約30kmに渡って連なる
布引山地の北端の東麓に位置し
布引山地の主稜は 旧国名の伊勢と伊賀との国境を成します
その稜線から東に延びた尾根上に峠は位置するようです
ふと考えます…
ここは 林道の柚ノ木越線とは
新旧の間柄なのでしょうか…?
歴史に弱く 地理にも疎いなので
皆無ではありますが
柚木峠の名前に惹かれ 気になる私です
ベンチの置かれた峠の休憩所
何とも言えぬ雰囲気で
ここに東屋があれば
峠の茶屋とでもいいましょうか…
チョッと時代が遡って
チョンマゲ姿のチチを想像してしまいます♪
休んで行こうか…
チチがポツリと言います
コースタイム的には まだ休む時間ではありませんが
この雰囲気に、珍しく休んでみたくなったよう…
座りたくなるベンチ
座らねば 申し訳ない
本当に…♪
ザックを背負ったままですが
ベンチに腰かけてみます
峠を抜ける静かな風は
変化をつけて吹いてきます
暫し 風と戯れ
風のささやきを耳に
静かな時の流れを感じます
時々小鳥の囀りがきこえ
森の吐息と自然の安らぎに包まれます
しかし 長居はできません
冷たい空気が熱を奪うのも速い…
汗でぬれた体には じっとしていると
それが堪えるものです
さてさて…こっから尾根伝いに
お山のてっぺんに向かうとしましょう
ここから先…
何が待ち受けている事でしょう
知らぬが仏?
標高こそありませんが
愉しむに事欠かないお山であることを
知らされます
つづく…
コースタイム
8:15 錫杖湖安濃川沿い駐車場 → 8:28 北畑コース登山口 → 9:07 柚木峠 390m 9:11 →
9:53 錫杖ヶ岳 676m 10:20 → 11:07 下ノ垣内登山口 → 11:10 錫杖湖安濃川沿い駐車場
所要時間:2時間58分
山行時間:2時間30分
山行距離:5.25km
後の感想 その1
このコースを トレーニングに使われるという 錫杖様…
凄すぎます…
錫杖湖と錫杖ヶ岳
雨乞いの錫杖岳の名前から付いた錫杖湖
深い碧を湛えた水面には
錫杖岳の姿は隠され
静寂なまでに神秘の衣を纏いし神の憩う場のように
錫杖ヶ岳の裾野で佇んでいます
その向こうに 天を突きあげながらも
女人官女の十二単を纏ったように
裾野を広げた姿を見せる錫杖ヶ岳
ブログ繋がりの錫杖様がこの上なく愛するお山の一つ
その美麗なる姿に 納得する私です
まだ未踏のお山だけに
期待が大きく膨らみます
お山に感じるものは 人それぞれですが
私は標高の高さよりも
そのお山の持つ個性をとても大切に思うのです
自分の足でその地を踏んで
自分の肌で直に感じて
そして味わえる その山の魅力…
さぁ~魅力をどれだけ感じられるか…
まいりましょうか♪
駐車場
今回初めて訪れる錫杖ヶ岳
色々なコースを錫杖様からアドバイスを頂いて
まずは 周回コースで 錫杖ヶ岳の姿を追ってみようと思います
42号線を走り
錫杖湖の上流部の安濃川沿いの駐車場に車を停め
安濃川沿いに北畑集落へと進んで行きます
落合の郷
林道起点 柚ノ木越線
安濃川の畔に整備された施設があり
この時間はまだ 静かな佇まいで
ひっそりと静かな朝を迎えております
その前を通り過ぎ 更に奥へと進みます
殆ど 車が通る事はなく
静かな北畑集落の最後の家屋を過ぎると
薄暗い林の中に延びる道を見ます
その林の入り口あたりの路傍に
柚木越線と書かれた 白い林道標柱が
ひっそりとたてられています
ここが 所謂
林道柚ノ木越線の津市側起点のようです
そして柚木峠への入り口が
ほんの先の樹林の間から 河原に下れる道を見つけ
それがどうも北畑コース登山口のようです
橋があるわけでもなく
登山道の案内看板もなく
折れそうな細枝に 小さく標布があるだけです
見落としてしまいそうな入り口を下って
河原にでます
北畑コース登山口 河原へと下る入り口
最初の渡渉
渡渉から始まるようです
澄んだ水の流れを 見るのは好きだけど
渉るのは ちょっと躊躇する私です
しかし渡らねば 行けません…
滑らない様に おっととと…
躊躇する私…
対岸の取り付き 入山?
対岸の取りつきも 気にしてみれば 分からない事はありませんが
油断すると 取り付きを少し探す形になりそうです
古い標布がありますが これも 見落としそう…
いよいよ入山…
1000mにも満たないお山は
どんな姿で迎え入れてくれるのでしょう
祠? 石仏様?
門番の様でもあり… 守り神のようでもあり…
斜面に建てられている祠の横を通って
樹林帯の中へ進んで行きます
静かな山道です
感じ方は人それぞれでしょうが
ここには 何とも不思議な佇まいを感じます
静寂の中の暖かさ
静かな物腰の 晩秋の面持ちが
このお山の特徴なのでしょうか…
いえいえ…あの姿 凛とした姿には
何かが隠されていそう…
杉林 谷沿い
谷沿いの道をのんびりと歩く中
背高のっぽの杉林の中には 光は届かず
朝露を含んだ 冷たい空気が絡み
身が引き締まるのを感じます
時折 静寂さを掻き破る様に
けたたましい鳥の声がし 驚いて見上げますが
鳥の姿はなく 羽音だけが遠くに消えて行きます
そして…遠くの方で小鳥の囀りに変わると
森に 静寂さが また戻ります
道は いくつもの小さな渡渉を繰り返し
左岸 右岸を行ったり来たり…
谷歩きを楽しみます♪
チョッとこちらの金剛山にも似た雰囲気ですが
ここは 静かな印象を 強く感じます
だけど…
なめたらあかんぞえ~ 滑りそう~
時に足元で ニンヤリ笑う苔や岩が
滑らそうか どうしようかと 待ち構えます
チョッとしたトラバースに ヒヤヒヤと冷や汗…
倒木の通せんぼ?
倒れた木が 静かな眠りに入っているよう
自然にかえる その時まで…
荒れた谷間の風景も
自然の織りなす物語…
静かに見送り先へ進みます
沢から脱出?
枯れ枝も喜ぶ青い空
明るい空が迎えてくれると
気持ちも変わります
開放的な空間に
背伸びする枯れ枝が
命を宿して 空へ誇示するよう
木から笑い声が聞こえてきそう…
切れた斜面の道
自然林の植林
谷間の道から 山道へと変わる頃
植林と自然林の混生地に入り
次第に明るい空を 近くに感じ始めます
ここは植林しているんだな
チチの声に周りを見上げると
そこはどう見ても自然林のよう
植林…?
そうだよ 植林して
山を助けているんだね
ここは里山…歩くにつれ
里の人々に大事にされている
お山の片鱗が見えてきます
それを象徴するように
木々が元気に何かを語りかけてくる勢い♪
生きてる森が ここにあり…
マツカゼソウ
まだ 揺れる白い花を見つけます
無数の色あせた枯れ花の群れの中
わずかながら 何とか白い花を残すマツカゼソウ
秋の終わりの 忘れ形見…
ここにも晩秋の想いが残されているよう…
さて…再び 自然林の樹林帯へと導く山道
今度は 今までとは違い
その斜面は角度を変えてきます
この辺りから 道は急になります
それを癒すかの様にベンチが現れます
ああ~ なんといい具合の所に…
急な斜面を登ってきて
一呼吸つくのにちょうど良さげ
そのベンチを見ながら通り過ぎますが
こうしたベンチが 要所に置かれて
気遣いのあるお山のよう…
これも人に愛される里山の 姿の一つなのでしょう
柚之木峠
更に登っていくと
丁度 加太向井からの登山道と
合流する峠に辿り着きます
柚之木峠
峠より望む 亀の私
三重県内を南北約30kmに渡って連なる
布引山地の北端の東麓に位置し
布引山地の主稜は 旧国名の伊勢と伊賀との国境を成します
その稜線から東に延びた尾根上に峠は位置するようです
ふと考えます…
ここは 林道の柚ノ木越線とは
新旧の間柄なのでしょうか…?
歴史に弱く 地理にも疎いなので
皆無ではありますが
柚木峠の名前に惹かれ 気になる私です
ベンチの置かれた峠の休憩所
何とも言えぬ雰囲気で
ここに東屋があれば
峠の茶屋とでもいいましょうか…
チョッと時代が遡って
チョンマゲ姿のチチを想像してしまいます♪
休んで行こうか…
チチがポツリと言います
コースタイム的には まだ休む時間ではありませんが
この雰囲気に、珍しく休んでみたくなったよう…
座りたくなるベンチ
座らねば 申し訳ない
本当に…♪
ザックを背負ったままですが
ベンチに腰かけてみます
峠を抜ける静かな風は
変化をつけて吹いてきます
暫し 風と戯れ
風のささやきを耳に
静かな時の流れを感じます
時々小鳥の囀りがきこえ
森の吐息と自然の安らぎに包まれます
しかし 長居はできません
冷たい空気が熱を奪うのも速い…
汗でぬれた体には じっとしていると
それが堪えるものです
さてさて…こっから尾根伝いに
お山のてっぺんに向かうとしましょう
ここから先…
何が待ち受けている事でしょう
知らぬが仏?
標高こそありませんが
愉しむに事欠かないお山であることを
知らされます
つづく…
コースタイム
8:15 錫杖湖安濃川沿い駐車場 → 8:28 北畑コース登山口 → 9:07 柚木峠 390m 9:11 →
9:53 錫杖ヶ岳 676m 10:20 → 11:07 下ノ垣内登山口 → 11:10 錫杖湖安濃川沿い駐車場
所要時間:2時間58分
山行時間:2時間30分
山行距離:5.25km
後の感想 その1
このコースを トレーニングに使われるという 錫杖様…
凄すぎます…
登山口には全く標識がないから、迷われませんでしたか
あのお地蔵様は、よく分からないんですが、何かしらいわれのある石仏に違いないと思います。
今回は柚木への峠ルートをセレクトされたようですが、あのお地蔵様から右側に斜面をトラバースしていくと、錫杖玄人に愛される「大滝」が出現します。
袋田の滝を連想するかの大きな滝です。
柚木峠は、わたしの調べでは伊勢裏街道の山道として忍者も使用したとか、林業が盛んな頃は、馬道もあったとか 25年ほど前は、柚木峠はササユリの群落があって、季節には高貴な香りが漂っていました。また柚木峠は白色のショウジョウバカマの群落やナルコ百合・チゴ百合の群落も多々ありました。
それが今や全く無くなりましたでございます。
標高390mの柚木から約300mの登高の間、右手にはカレイの頭や笠ヶ岳 など布引山塊の王が眺められたのではないでしょうか
マイフェイバリットの雑木の森ベンチ辺りからは錫杖の魅力たっぷりですね フィナーレの360度の大展望でニンマリ
いやこれ以上は言うまい
明日を楽しみにしています。
これはぜひ 記録の中に取り入れさせていただきたいと思います
何とも云言われぬ雰囲気の石仏様
本当に 何の謂れでそこに祀られているのでしょうね
とても気になります
お地蔵様から右への踏み跡は
大滝に通じていたのですね
一度は行きかけたのですが
正規のルートを登るという事で 諦めましたが
そのまま進めばとよかったと 今 口惜しがる私です(笑)
森のベンチからの登りは
これが錫杖ヶ岳の魅力なのだと 実感した時です
はい♪
フィナーレは感動と共にやってくるのですね♪
仕事に追われる中 進まぬブログ更新…
感じたことを表現する事も
写真で表すことも 未熟で 乏しいながら
頑張りますので
ダラダラブログ(笑)を見て下さいませ♪
コメントをありがとうございます♪