山に癒されて…♪

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黒尾山から銚子ヶ口へのプチ縦走 2 丸山~黒尾山編

2019年11月02日 | 山登り 近畿 鈴鹿 御在所
2019年10月27日(日) ☁/通り雨 黒尾山~銚子ヶ口


 丸山からの続きです


急な登りのある山は数えきれないほどあります
低山ほど 急な登りが多いのも経験済み
丸山までの道のりも
急な斜面に喘ぎましたが まだ・・・
体調がよい方で 自分自身 
余裕はあったように思います

ただ・・・

 鞍部まで一気に下る




待っていたのは岩の急な尾根
登り返しの尾根が立ちはだかります

ここからがこの尾根の醍醐味・・・
とでも言いましょうか・・・
本当の試練の始まりだったのだと
振り返ってみれば そう思います・・・





急な斜面に根付く木々の力強さは
その根の張り方から伝わってきます

その根に助けられるように
しっかりと掴んで登ります・・・が
反対にその木の根が滑りやすく
中途半端に足を置くと掬われ 滑落の危険が・・・

ここから先もまた
両サイド急斜面と切れ落ちた崖となっております
滑落すればただでは済みそうにありません



 休む処も急・・・
 やっと登っても また下る



アップダウンの急登は容赦なく続き
秋めいた森は無言の歓迎をするだけ・・・


 何かピークのようだと期待する
 そこはただのコブだった・・・



そして また下り・・
それでも尾根の形に添って稜線を歩きます

基本は1本の稜線を進む・・・そう思っておりました
しかし 尾根には枝尾根がのびる分岐もあります・・・
見誤ると 飛んでもない方向に進み
う事になります・・・

ともすれば崖っぷちに追い込まれます
追い込まれて 引き返すのも
容易ではない所のようです



 開けた先の鉄塔・・・
最初の鉄塔 



樹林に応われた尾根が開けた先に
最初の鉄塔が姿を現します

この先が庭戸山・・・

その鉄塔からは展望が開けており 
鈴鹿の山々の姿を捉える事ができます



 鉄塔の奥の茂みは庭戸山・・・




鉄塔の開けた足元からは
不老堂のすぐ後ろに尖がり帽子の水木野(割山)並び 
右端に伸びる稜線の奥に 釈迦岳が覗けます

空は雲を集めて すっきりとはしませんが
遠望を開けて鈴鹿の山々を見せてくれます

鉄塔を過ぎて茂みに入ると すぐに
茂みの中に比較的新しい標識を見つけます


 庭戸山の標識
庭戸山 687m



意識していないと 見落としそうな標識です
そしてここが庭戸山だと知ります

尾根上の通り道のようなお山です
独立したお山とは違う 周りに溶け込んだような
自己主張はせず静かに佇むような感じを受けます

そのまま通り過ぎていきます


 庭戸山を抜けると・・・
 二本目の鉄塔
 下って
 途中分岐?



庭戸山は 二つ並んだ鉄塔の間に位置し
二つ目の鉄塔は 地図上では確認できませんでした


 キッコウハグマ
 トラバース
3つ目の鉄塔


更に進んでいくと 再び鉄塔が姿を現し
目の前に黒尾山銚子ヶ口が手招いています

鉄塔を過ぎて 今度は一気に下ります
東面の斜面へと道を取ります


 左(東)斜面を樹林帯へ下る
 鞍部まで下ると・・・古い標識

腰越峠



急な斜面で掴む処のない柔らかい地面では
足が滑りバランスを崩しやすくなります
注意して一気に下った先が 腰越峠です


この腰越峠を越えてから
更に試練は激しくやってきます

一つ越えて やっとクリアしたと思った先に
それ以上の試練が待っているような尾根です
まるで人生そのものの・・・

次第に不安が襲ってくることに・・・

ふと・・・腰越峠の意味するものは・・・
脳裏に浮かんだ 峠の名の謂れが気になる私・・・
そして いや~な予感がしてきました・・・



 10:03やっぱり急登
 でも なだらか・・・?

黄葉が綺麗・・・まだ余裕のある時・・・

 10:11



本性を現すかのような根っこの張り・・・
斜面の角度は半端なく 地面を近くに見ながら
にらめっこ・・・

これがどこまで続く事になるのか・・・
登りの弱い私にとって スピードは上がらず
時間だけが過ぎていくような錯覚に陥ります


 木の根で滑らないように・・・
 黒尾山が遠い


アップダウンだけではない・・・
尾根がどんどん痩せていく




ひえぇ~ せま! 

足元が崩れやすい馬の背
崩れやすく油断をすると 滑落しそう・・・

緊張するところ・・・でも 
不思議と緊張した記憶は残っていません

ビビッていたのでしょうか・・・
余りの恐怖にその時の事は 
下山と共に置いてきたのでしょうか・・・

いえ・・・恐怖という感覚ではなく
ただ 急登がいつまで続き
今日中に辿り着けるのか・・・
そんな不安に襲われていたように思います

いまでも写真を見て思い出すと 
その時のいつにない不安感が蘇ります


 切れ落ちた東面の尾根
 尖がり馬の背からの下り用心



まるで 鈴鹿の第2のジャンダルムのよう・・・
ではここは ジャン?と呼びましょうか・・・

以前登ったイブネ・クラシの ジャンを思い出します

 慎重に歩く
 尾根は広くなっても急は変わらず

西側の谷 須谷川の滝を見る


細道! 急道! 泣きの道!

木の根が無かったら 
だれも登ろうとは思わなかったかも・・・
そんな腐葉土の急斜面が続きます

地面に顔を突っ込む勢いで 
四つん這いの四駆動フル回転です

腐葉土の斜面は 雨を吸い 雨水を抱え込み
柔らかく 足元を崩すように滑ります

木も 根っこも 掴む処のない斜面では
地面に指を思いっきり突っ込み
地面を掴むようにして
四つ這いの立位のような格好で
必死に登っていきます



 掴む処がある事はありがたい!
 緩くなるところもあるが・・・
 基本 急! 下っては 
 登り・・・道を見誤ると苦労する!
 二本脚で歩く事が出来るようになる


人の少ない尾根道の様で
雑木林の中では 私は異端者・・・
どうぞ通してくだしゃんせ~

変化にとんだ尾根道・・・

雑木林から植林へと変わり
岩などでコース選択せざるを無い場面も出てきて
ルートを探し選んであるきますが
今度は踏み跡が消えていく・・・

山の形状 地図の確認がこれほど必要とは・・・

尾根沿いに歩くだけの楽ちんコース
何時しか夢の夢になりました 

いつもチチの後ろから付いて歩くだけの私が
今回の山歩きでは 地図を片手に 
ルートファンディングをして歩いていました・・・

現在地点の確認
進む方向の確認
目的の所の付く時間などなど

地図を見て確認する作業をしていると
昔 単独で登っていたころの自分を思い出します



 10:55 植林の方向へ・・・
 11:02 踏み跡が薄い・・・
 さて…どの辺りから稜線に戻る?


途中・・・杣道を外れ
植林の間の急斜面を歩きますが
踏み跡が複数あり迷いそうになります

チチは歩く目標と道をしっかりと掴んでいるため
少々道を外してもすぐに修正をして歩きます
それでも 予想している以上に時間が掛かり
地図を見ても余り進んでいないことに愕然となります

四駆動でしか登れない程の急斜面では
チチがいても 自分が足で纏いになっている事に
不安が付きまとい 
スピードが上がらない自分に苛立ち始めます

しかし 今来た道を戻る勇気はなく・・・
頑張って登る他ありません



 11:13 稜線上に戻る
 11:15 天空の広場?
 黒尾山三角点

黒尾山 948.7M

やった~ 着いたぞ~!

漸く 三つ目のお山に着きました!
ここが黒尾山です

地図を見ると  黒尾山の頂上は 
尾根上にあるように見えますが
少し西側に入る形になります
尾根上そのまま進むとルートを外れ
佐目町へ下る事になります
少し戻る形で小さな分岐を見落とさず
ルートに戻ります

少し休んでから 先を急ぐことにします



 11:35 少し巻き気味に下って・・・
 広めの尾根に出ます


標高が上がると 色づく木々の美しさに
目を奪われます

黒尾山からの稜線は 
いままでの事を思えば楽勝!楽勝!
勝手にそう思っていました・・・



 少し急な登りになって



歩き易い尾根道が延びています


 緩いアップダウンの先に・・・
 あらまぁ~!再び黒尾山!
黒尾山最高点 971m



黒尾山の三角点から 最高点まで
10分ほど歩きます

ロング尾根の黒尾山 
細く長~いお山の様です


最高点の周りは色づき始め
黄葉を楽しめます




そして なだらかな尾根に

漸く 危機から脱したような

そんな安堵感を味わいます


つづく




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