山に癒されて…♪

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北端の台高山脈の プチ縦走 1

2015年12月08日 | 山登り 近畿 台高・高見山方面

台高山系の北端のお山の高見山や 
南の明神平は訪れた事がありますが
それを結ぶ稜線を歩いた事がありません

雪の積もる前に
一度そのコースを歩いてみようと云う事で
高見峠へと出向きます




 高見山登山口  奈良県側通行止め



高見峠 別名大峠の駐車スペースの広場

トイレも綺麗になっており、その横から高見山への登り口が迎えます


車は既に1台停まっており
私たちと同時にもう一台の車が来られ、
計3台の車が この広い駐車スペースを占領する事に


後から来た車から 年配の男性が下りて来られ

「チョッと体力に自信ないけど来てしまった…
登れるところまで行ってみようと思う…」


チチにそんな事を漏らしていたそうな…


私たちとは反対の 高見山へと登って行かれたようです






高見峠の南側方面 登山口



さて 私たちも出発です

さすがに峠…冷たい風が強めに吹きつけてきます



その風に押されるように
ひっそりとした登山口の樹林帯の中へと入って行きます


入口前で振り返ると 高見山の頂は 白いガスで覆われ
その姿は見る事は出来そうもありません…







コースタイム


7:55 高見峠(大峠) 8:15 → 9:00 雲ヶ瀬山 1075m → 9:23 南タワ → 9:37 ハッピノタワ → 
10:15 ハンシ山 1137m → 10:19 地蔵谷の頭 1128.5m → 10:43 伊勢辻山 1290m → 11:12 赤ゾレ → 
11:50 国見山 1418.7m 12:00 → 12:44 伊勢辻山 → 13:05 谷地蔵の頭 → ハンシ山 → 
13:30 ハッピノタワ → 13:42 南タワ → 14:06 雲ヶ瀬山 → 13:38 高見峠(大峠)⇒たかすみの湯






コース図






植林の樹林帯へと入って行きます





時折霞んだお日様の光が
樹林の間からさしてくることも…

トラバース気味に
山服を登っていきますが 見た目以上に急な斜面となり
そのトラバースの道は細く注意が必要な所も…





静かな自然林と植林の混生する森の中を歩きます





広い尾根にでた処で陣ヶ平と書かれた標識が目に留まります


 




伐採跡の苔むした切り株や樹木の根元を多く苔が目立ちます
道はなだらかで 広い茶けた道から
源流部らしい谷を挟んで二股に 道が分かれます

左手の道は通行止になっているようですが
どちらに行っても通れそうな雰囲気です





谷と別れて 広い尾根をゆるく登ります





ちょっと急な斜面を登ると
再び緩やかな尾根になります




1021mP



谷と分かれ、広い尾根を10分ほど登った所に
1021mピークには周囲を石で囲んだ立派な標高点があります

ただし、現在の配点図には載っていないため
この4級の標高点は 廃点になっているのかも…


それにしては 立派なもので、存在感はあります…



   



稜線上には…
三重県側には良く管理された植林
奈良県側には明るい雑木林
その植林境界を登って行きます


そして比較的単調な稜線歩きをしていると
雲ヶ瀬山に着きます




雲ヶ瀬山 1075m



展望の無い山頂は、カラマツの根元の標識が
ここは雲ヶ瀬山!と知らせる様に 立てられています





季節がら、葉を落とした枝から
一瞬だけ青空が顔をのぞかせています

稜線上の通過地点の様な頂を越えると 
複雑な地形が 小枝のように尾根を延ばしています







このわかりにくい枝尾根が気になります
左側にも尾根が延び 右側にも尾根が続きます
そこでチチが偵察にいく事にします


上の写真の赤点線の方向を少し南に行くと 
左手側が開けた所にでるようです

この開けた所からは 方向的に 
三峰山局ヶ岳の鋭峰、右の方には迷岳などが見えるはず…


戻ってきたチチが言う…


渡り鳥の事を書いた看板があったけど、 
道はこちらだから行こうか…



後に 調べてみると ここは
サシバ、ハツクマ、チゴハヤブサなどの渡りが 見られる展望所らしく、
やや古びた説明板が三枚設置されていたそうです


そういえば、ここ雲ヶ瀬山は 
鳥の渡りの見られるお山としても 知られているそうですから


頭上に鳥の飛行路線があるのでしょうね



 アクリル板の標識


アクリル板の標識は いたるところに表示してあり
道案内役を担っていました






さて ここから南タワまで 約100mほどの下りが待っています


どんどん下ります

勿体ないほど下って 下って…

何処まで下るのでしょう…







どんどん下って、急な坂道 まっしぐら
落ち葉も 枯れて枯れて 腐葉土への道 まっしぐら

転げるが早いか…
滑るが早いか…


どんどん下って 里が近づいてきたよう…  


奈良側の視界が開けてきて
近くに奈良方面に里が見えてくるほどに…下ります



奈良方面


南タワまで一気に下り
稜線が小さく割れた様なコルに出ます





南タワ


ここから登り返しです

下った分…登らねばならないようです








自然林と人工林の植林境界の急登をどんどん登って行きます


次第に視界が開けてきます







登り始めに見られなかった高見山が 姿を現しています

なおもアップダウンのある尾根道を進みます






今度は三重県側の視界が…






三重方面の山が開けてきます


1007m小ピークを越えて 下って行く途中に
ハッピノタワが 小さく記されています


   ハッピノタワ



ハッピノタワと呼ばれるを越えて 
再び上り坂を頑張ります
 





ススキの稜線が 雲と手を結び迎える小さな丘







少し広くなった稜線で休憩を取ります




木梶山


展望も開け
風の吐息が冷たく頬をかすめます






この辺りから倒木が目立ち
ススキの小道で足元が見えず 引っかけやすかったり
少々登りにくい所です







ここからは倒木のある急斜面が続きます







それでも 三重県側の景色は絶景です






急な登りの樹林帯の中
落ち葉と木の根の道は 踏み跡も分かりにくい所があります

右にも左にも
微かな踏み跡…

結局どちらも同じ所に着くのですが
間違えると遠回りになる感じです


急がば回れ…と右の方へと進むと 遠回りでした…

腹を巻くように登ると 樹林帯の中のハンシ山に着きます






ハンシ山 1137m



良く整備された 檜ノ植林地で 展望はありません
気に巻かれた標布とテープが唯一 のようです


ここまででも、標高こそ然程無いにしても
アップダウンは飽きるほど続きます

これから先も同じなのでしょう…



人が余り入らないのでしょうか
踏み跡の薄くなっている所もあり
ルートの確認は必要です


ここは、良い 読図練習にもなります



所々 先日の寒波に積もったと思われる雪がちらほら残っております

冬の趣を濃くしつつ
静かなお山は 無言のまま 誘ってくれますが…






つづく

















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2 コメント

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楽しそう♪ (たか)
2015-12-09 11:01:39
味気ない植林帯が少しづと自然林と混成し
やがて一帯が自然林一色となる
その過程が画像を観ているとよくわかりました。

この山の上を渡り鳥が通るのですか?
それは一度みてみたい
鳥愛好家にはこたえられない山ですね。
結構、愛好家は情報交換し合っている様ですので
時期には大砲の様なカメラを肩に担いで登る姿も見られるのではないかしら。

この山は良く二股に分れますね。
我が家でもこんな時、偵察に行くのは「ちち」です。
待っている時間が長くなると心配になって後を追ってしまうのですが。

そして嬉しくないアップダウンもかなり有りそう
炬燵の中でヌクヌクと観ているだけの私には
その変化がつくる山姿にただ、見惚れるばかりですが。

しかし驚きました。
こちらでは余り手入れのされない植林が殆どなのですが
ここは味気ないと記したのが申し訳ない程
完璧に枝打ちされてますね。
気持ちがスッキリします。
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たか様 こんにちわ♪ (nanekobi5963)
2015-12-09 11:52:38
>時期には大砲の様なカメラを肩に担いで登る姿も見られるのではないかしら

たか様もそう思います?
私のザックよりもかなり重い荷物を大事そうに荷上げして…
それでも、渡り鳥の姿を撮る為に登るのでしょうね
9月から10月にかけて見られるというので
一度私も その場に立ってみたいものです♪


人の少ない所を選んで登るためでしょうか…?
踏み跡が薄かったり 
二股の道も考えてしまう事が多いお山です
でも 愉しいです 人こそ会えませんが
自然の懐に抱かれた感じで 好きなんです♪

偵察は…やはり「チチ」さんですか…
我が家と一緒で なんだか 嬉しくなります(笑)

本当になかなか戻ってこないと…不安になりますよね…
し~んとした中で、一人待つのって・・・

「動かないで待ってなさい」…といつも言われますが
私も追いかけてしまう方です(笑)

今回は 木の間から見えていたので
追いかける事はしませんでしたが…(笑)

アップダウン…標高こそありませんが
…んん 少し飽いてしまいました(爆)

たか様
いつも 丁寧に、素敵なコメント
本当にありがとうございます
とても励みになっております♪

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