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みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

ご相談例十八 人を認められない時


三十代の女性からの相談です。

自分のことを認めてほしいとか、自分に自信がなくて落ち込んでしまう人を見ていると、イライラします。
「そんなこと言ってても、しょうがないでしょ!」
「もっと努力したら?努力が足りないんじゃないの?」と言いたくなります。
このような人を認めることは、わたしにはできません。認めないといけないのでしょうか?



この三十代の女性は、「認める」という行為に対し反発を感じている。
相手を認めることが苦しいわけじゃ。

ではなぜ苦しいと感じるのか?

相談内容から、この三十代の女性は相当な頑張りやであり、
自分にも人にも厳しいことが伺える。

つまり、自分に対して、次のことを許していない可能性がある。

★「弱音を吐いてはいけない」
★「常に努力し続けなければならない」
★「自分のことを認めてほしいと思ってはいけない」



自分に対しこれらを許していないと、
人が弱音を吐くことを許してあげることができないのじゃよ。

「自分は弱音を吐かずに、少しでも未熟さを克服しようと努力し、頑張り続けている。
なのになぜ相手の未熟さを認めてあげないといけないのか!」という怒りが、心の中にあるわけじゃ。

ではお互いに楽になれて、うまくいく方法とは何か?

それは自分が「こうであらねば」と決めた枠を、
少しだけゆるめてあげることなのじゃよ。

★「そりゃあ人間だもん、弱音を吐きたくなる時だってあるよなぁ。」
★「そんなに努力し続けていたら、息切れすることだってあるよ。」
★「どんなに幸せだろうと、どんなにみんなのリーダーであろうと、
      自分のことを認めてほしいと思っていいんだ。それはとても自然なことなんだ。」



このように少しでも自分を許してあげられたら、
相手が弱音を吐いた時、相手のことも許してあげることができるのじゃよ。

三十代の女性がこの相手と向き合っている意味とは、
『自分の決めた枠により、自分自身が苦しくなっていることに気付いてほしい』
という、愛のメッセージなんじゃよ。
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