パートのオバチャンは心配するんですよ。
辞めちゃった27才のOくんのこと。
言われたことしかしない、出来ないOくんに
「辞めた後どうするの?」
と聞いてみたんです。
「ゆっくりします。家の事情ではそうもいかないんですけどね。」
悪びれず躊躇もせず、清々した顔で言ったのです。
言われたことしかしないというか、やっと言われたことを出来るようになり、慣れてきたのに辞めるのね。
自由よ、辞めるのは。
でも、27才の彼はきっといままでもフリーターで転々と仕事を変えて来たでしょう?
ってか、Oくんあなた!
勿体ないわよ、やっとよやっと、
誰でも出来るようなことがやっとできるようになったというのに!
オバチャン、残念よ!
機転が利かないで、次に何をして良いのか分からないで手をこまねいていたOくん!
ワタシ、こまねいているって言葉が、動作に顕著に現れている人って、Oくんがはじめてかも。
体の前で指を絡めてウロウロしているOくん、人の後を着いてくるようなOくん。
そんなあなたは何処へ行ってもそんな風でしょう?
洗い物もちゃんと出来ないから、「お家でやったことがないの?」と訊くと、
「はい」と堂々と。
こんなことを代の大人に言わせないでよ!お家の人の顔を見たいものだわ!
ってか、洗い物はこうするのよとこんなことまでワタシに言わせてないで!と思ったものだわ!
それでも出来ないあなたは、何処へ行っても上手く出来ないと思うよ。
そんなあなたを皆は見守ってきたのに、やっと言われたことを出来るようになってきて、良かったと回りが認めはじめて来たところなのに。
洗い物なんて、一つの物を洗うすすぐをスポンジの持った手でやるから効率が悪いし、汚れがちゃんと落ちないてしょ!
と何回も言ったのに、数日経ってまた言うと、初めて聞きましたと言うOくん、あなたは宇宙人?
病気でもなさそうだから、教えてきたけど、そういうあなたをみてきたから、
親御さんもさぞ心配しているだろうと思ってしまう。
そして、あなたはまた他のところで同じように苦労をするのよね。
きっと私たちと一緒に仕事をするのは、プライドが許さないのね。
そういう気持ちだけは大人というか分かっているのよね。
あなたは自分に合った仕事を探しているのでしょう?
自分の納得のいく落ち着ける仕事が見つかると良いけれどね。
でも、世の中そんなに甘くはないよね。
もう、そういうことをあなたの年なら分かってきたでしょうに。
それでも繰り返すの?
稼ぐこととは、
生きていくことよ。
親御さんがご健在なうちにちゃんと自立しなさいね。
とパートのオバチャンは思ったのでありました。
あ、他人の心配より我が身もヤバいかもね。
そそっかしいから~(^-^;
ワタシも頑張らないとね。
まわりに迷惑を掛けないように。
仕事に行ってこようっと。