4度目の挑戦で四段の昇段試験を受けてきました。
おかげさまで合格しました!!
ありがとうございます!!!
試験前の最後の稽古で、先生に見て頂きながらの体配では、緊張で射も何もかもボロボロになりました。
手先で引くし、中りを狙ってるしで悪射そのもの。しかも自分で気付いてない。
先生から頂いた言葉は
「緊張してるんだから、いつものが出来ないのは当たり前。試験では、普段の自分の射が出来る様に意識しなさい」
でした。
それまで中りが良かっただけに落ち込んでいたので、励まされ、正気に戻されました。
その日は、不調のまま時間いっぱいまで稽古し不安を残したまま終了。
そして当日。
結局下見も出来ないまま、昭島市総合体育館弓道場に初乗り込みし、準備を開始したのですが、、、
勝手が違うことに戸惑いました。
まず、受付が無い!
ゼッケンもない!
四段受験者だけで157人、多い!
弦を張るひっかけるやつが無い!
地区が違うと運営も違うもんなんですね~。
貼り出された私の番号は60番。
午前中に実技、午後から筆記。
前の方々の入退場の仕方などなどをチェックできたのは有難かった。
なんせ初めての道場だから勝手が違うし慣れてないと色々緊張してしまうから。
実技では、五人立の落ち。
しかも午前中の最後でした。
裏で待っている間、邪念がムクムク出てきます。
2本中らないと合格しないんだよな。
午前中の最後の立ちで落ちだから、みんなに見られてるな。
かっこいいとこみせたいな。
有名な先生方が審査員だ。
でも、はっ!と先生に頂いた言葉を思い出しました。
「自分の射をやる」
「見て頂く気持ちで試験を受ける」
おまじないのように心の中で繰り返してるうちに、立ち順がきても心地よい緊張に変わっているように感じていました。
でも、襷掛けで前の人を追い越して的に向いてしまうという失態をしでかしました。
大前が向き直ったのが視界に見えて反応しちゃった、、、
緊張してないんじゃなくて、舞い上がってるじゃん!
これの失態で、完全に開き直りました。
どうせ落ちるんだから、いつものようにやるぞ
これまで指導頂いていることを一つ一つ確かめながら引けました。
羽矢が中っても、乙矢で舞い上がらず、冷静に引けました。
たぶん10点白丸のキワ辺りに中りました。
せっかく中っても体配がダメだと落ちちゃう。そう思いながら、今日は腐らず筆記も次回のためにやろう、と前向きに頑張りました。
でも後から知ったのですが、実は、四段は襷掛は関係ないんだって!!
五段の練習のためなんだって!!
開き直っていつも通りが出来て冷静になれてよかったです。
気持ちの切り替えが大切ということも学びました。