会津の鋸鍛冶屋です。目立てを習得して頂きたく、Youtubeに目立て関係の動画をアップしています。お目通し下さい! 

目立てを身に付けたい方に仕事場にて実習支援しています。勿論、無料。
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目立てを身に付ける為に

2016年04月23日 14時31分33秒 | うんちく・小ネタ

  先に、目立てを施す前と終了後 を書きましたが、大事なことを忘れていました。

 ひっこき

   この仕事名は何?

    特殊な種類の鋸以外の 刃面は、真っ直ぐにしてあります。

    50~100本の目の刃先の高さが凸凹では切れ具合が良くないのは当然!

    そこでやらねばならないのが「ひっこき」で、ヤスリを横に使って刃先を削ります。

    当然、高くなっている刃先が削られて光ります。

    チョット見では平らに見えていても、木を切っているうちに短かく為っている目が出来てきます。

    

    その凸凹を修正する仕事が「ひっこき」です。

 

     上の写真は ひっこき をした直後で、白くなっている箇所がヤスリで削られた所。

       左端の大きな目は 検刃と呼んでいて、この後の仕事終了後に全体を斜めに削ります。

 

      2本目の先端の光が小さいですね。

       この程度では、この後の目立て仕事で無くなってしまいます。

       当然、そこで再び ひっこくのです。

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       目の形状や角度・深さを整えつつ、目立てを終わらせたのが、下の写真です。

 

       目の側部は当然ながらヤスリで削り、下刃・上刃 をつけては居ますが

       先端を主にした「ひっこき」のページですので、側面は光らないように写しました。

          それにしても、、、、、、、ピントが合っていません!  ごめんなさい

 


のこぎりの目立てを御自分でやり、、、、、失敗!

2016年04月11日 18時07分19秒 | インポート

鋸の刃を自分で目立てをしたのは良かったのですが、 

長い間に本来の目の形状

全く機能させることが出来ない状態にしてしまった。

もう、使わないからいいか!」と 思っていたが、やはり無いと困る。

目立てが出来る人を探したが見つからないで居た。

お知り合いの人から、中屋伝左衛門鋸工場が会津に有って目立てもやってもらえるよ」

 と お知り合いから聞かされて 電話を下さった。

現物を見ないと確実には見積もりも出来ないが

 「悪いことにはしませんから送ってください」と、お伝えしたら、送られてきた。

なるほど! 酷い状態だった。

「完全に施すのは経費が掛かりますが、使える程度には出来ます」と電話をして

 進めることと成った。


 

これが送られてきた状態。

目の形が変わってしまっています。 

 私も 一応は プロ ですから、使えるように 又 「安価に」を目標に!

 

下の写真を見てください。

  完全にはしませんでした。 多額になってしまいますから,,,,,

  勿論、相手の方との相談をして     決定!

  送った後で、電話を下さいました。

  充分に使えます。 安くして頂きまして有難う!」

ご本人もさることながら、鋸自身が喜んでいるように感じました。

    いがったがらし(会津弁・良かったですよ)