果樹園経営の方から 「目立てを頼みたい」 との電話。
私が{ふくしま産業賞}を受賞した新聞記事が掲載されてから
にわかに増えたのが <目立て> に関わるメールと電話。
果樹園管理には欠かせない剪定鋸の目立てをメーカーに依頼したが
戻ってきた愛用の鋸の姿は <豹変> 。
上の鋸が、購入時の幅。
下は、2度の目立て依頼で狭くなった鋸。
< なぜ こうなってしまったか >
お判りでしょうか?
鋸を見た方が、メーカーに問い合わせたところ
返ってきた言葉は 、、、、
「うちでは、この目立てしか出来ません」。
メーカーさんの仕事は、
先ず、目の部分を全て切り取って、平らにしてから
機械にセットして、スイッチ・オン
ダイヤホイールで摺りこまれ、目が綺麗に形になってきます。
あとは、アサリを出して --- 終了!
鋸身(鋼の部分)に、伸縮条件がある事を御存知ですか?
伸び と 詰まり なんですが ------
説明が、難しいんです。
ですから、飛ばして続けますと
上記の、剪定鋸は <詰まった状態> で
お客さんの手元に 戻ってきたのです。
剪定作業中に、 <違和感> を感じたら
鋸扱いに慣れている人 といえます。
大方は 「こんなもん」、、、でしょう。
鋸鍛冶屋の 奮起を期待しています。
私は 1944年生まれですから、先が無い。
採算が取れない職業に好んで入る人は居ないでしょうね。
メーカーさんに、生産部門 と 製作部門 を
設けて頂きたい気持ちが有ります。
せめて!
目立てを身に付ける人が増えることを
期待しています。
出来る限りの、支援をするつもりです。