失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「そばかす」1996年 「ミュージック ファイター」1998年 JUDY AND MARY

2005-09-26 | 佐久間
なんだかメジャー路線。

ジュディー・アンド・マリー、という変わった名前のバンドを知ったのはこの「そばかす」。既に、世間的にはそこそこ売れていたはず。その前にも、何曲かのヒット曲は聴いていたと思うけど、記憶に残ってはいなかった。
TVで見て、元気なヴォーカルの女の子が、とても野心的な目をしてるなあ、と思った。
1993年にデビュー、2001年解散。

①そばかす 「るろうに剣心」主題歌
作詞:YUKI、作曲:恩田快人、編曲:JUDY AND MARY
いまだにアルバム一枚もちゃんと聴いてないけど、この曲は好き。大ヒットした誰でも知っている曲。いいものはいい。ニューウェイブの匂いがする、ちょっとひねくれたTAKUYAのギターのイントロから始まり、轟音系のサウンドに流れるが、当然YUKIの声を前面に押し出すミックスになっているので、後ろで鳴ってる細かなギミックはあまり気にならない。今より柔軟性少なめのYUKIの声が、バンドが計算した「せつなさ」のワクをはみ出していくミラクルあり。

②ステレオ全開
作詞:Tack & Yukky、作曲:TAKUYA、編曲:JUDY AND MARY
作曲者が違うけど、①とかなり近い路線。ちょっと詞が乙女過ぎるかな…

③①のカラオケ

これが初のミリオンヒットとなり、その後は出す曲出す曲みなヒット状態に。
定価1000円、レンタル落ち100円。ジャケは、YUKIの尖った胸が高ポイント。

2年後のシングル。「そばかす」以降は今ひとつピンと来ないヒット曲が続いたが、久々に耳をひくおかしな曲。

①ミュージック ファイター AXIA MD CMソング
作詞:Tack & Yukky、作曲:TAKUYA
2年前とは比べ物にならない、変幻自在のヴォーカリゼーション。歌謡曲としての体裁をなしていない、バラバラな要素を無理やりくっつけたような構成。こんな曲をシングルとして発表できるなんて、何をやってもOKという地位を手に入れた証拠だろう。もしくは行き詰まった、という見方もできるか。そんな雰囲気も私は好き。

②ヒヨちゃんMIX
これは佐久間正英によるリミックス。ヒヨちゃんて呼ばれてたの?

③カラオケ

全てプロデュースは佐久間正英(クレジットないけど「そばかす」もそうか?)。
①と③は、mixed by Michael Zimmerling

定価816円、レンタル落ちで50円。

次回は佐久間さんの話を予定。



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3 コメント

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Unknown ()
2005-09-28 19:38:57
ふふっ。8cmさんこそ(笑)。

ってここでカワリモノ王座決定戦してどうしようっていうの!

優勝トロフィーは師匠のものよ(笑)。
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Unknown (nakamura8cm)
2005-09-28 00:51:49
佐久間さん=ヒヨちゃんなのかどうかは確信はありませんけど…多分あってるでしょ。

ジュディマリは実はこの2枚しか持ってないのですが、

YUKIのソロは結構好きな曲が多いです。

でも8cmはないんですよねー。

佐久間さん予告で期待?

祥さん、あなたカワリモノです(笑)!!!

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Unknown ()
2005-09-27 06:41:04
えー?佐久間正英さんってヒヨちゃんって呼ばれてたのー?可愛いにゃー(笑)。次回、めちゃくちゃ期待しちゃってます。ワクワク。で、ジュディマリですが売れた曲程度の知識しかなく、あまり得意ではないヴォーカルだったりするのですが、この「ミュージック ファイター」を聴いた時には「おぉぉぉぉおおぉおぉ!」とぶっ飛んでしまいましたねぇ。ホント、こんな曲シングルにしていーのー?みたいな。ギターの彼の頑張りに拍手を送りながら見た記憶がありますね。この曲のヴォーカルも素晴らしかったですね!
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