失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「ACCIDENTS WILL HAPPEN」 氷室京介 1989年

2007-05-17 | 佐久間
自分のブログに氷室が出てくるとは…ま、BOØWYもあったしな。

仲村知夏にも曲を提供していた氷室京介、ソロとして4枚目のシングルのカップリングでコステロ!なんかちょっと意外な選曲。

①MISTY~微妙に~ カネボウ'89秋のプロモーション・イメージソング
作詞:松井五郎、作曲:氷室京介、編曲:氷室京介・佐久間正英
うーん。秋の化粧品CMに似合いそうな落ち着いた雰囲気ですね。全然好みじゃないけど、このタイプのヴォーカリストの中ではやっぱり完成度が高い。そりゃ、氷室が始めたから当然か。「歌い方フォロワー」(しかも質の低い)が多いのは、桑田さんと双璧だろう。

②ACCIDENTS WILL HAPPEN
作詞・作曲:Elvis Costello、編曲:氷室京介・佐久間正英
オリジナルはElvis Costello and the Attractions、アルバム『Armed Forces』(1978)の一曲目で、シングルカットもされている。映画「E.T.」でひっそり使用されているのもわりと有名な話。これぞ初期コステロ!と言いたくなる、独特の起伏のあるメロディライン。オリジナルはイントロなし、3分ジャストの完璧なポップナンバーだ。氷室・佐久間組は、15秒ほどのイントロを付けている以外はほぼオリジナルに忠実なアレンジで、3分2秒。英語は結構上手だと思うが、あの高速ヴォーカルをコピーするのはちょっと大変そう。なにしろ単語数が多い!だからといってテンポを落としたりするのは氷室美学に反したのだろう。全体としては、「好きだから、やってみたぜ」的なひねりのない雰囲気が好感が持てるような、せっかくだからもう少し氷室なりのクセを出して欲しかったような。どちらにしてもこの声はこの曲に合わないと思うけど…

定価910円、中古で100円。
関係ないけど、ミスチルの「シーソーゲーム」を初めて聴いたとき、絶対コステロのカヴァーだろ、と思ったら違ったので驚いた。

氷室ソロ2ndシングル「DEAR ALGERNON」のカップリング は、「SUFFRAGETTE CITY」と「たどりついたらいつも雨ふり」だって!これまたベタな選曲で。探さないと。

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