失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「Summer Time Romances~MEDLEY~」 ゴスペラーズ 1996年

2011-07-09 | 福生行き
ゴスペラーズの5thシングル。

①カレンダー
作詞:安岡優、作曲:寺田一郎、編曲:田辺恵二
サラッとしたサマーソング。まあ、脂分が足りないTUBEみたいな。

②Summer Time Romances~MEDLEY~ 編曲:岩田雅之
RIDE ON TIME(作詞・作曲:山下達郎)
~め組のひと(作詞:麻生麗二、作曲:井上大輔)
~シーサイド・バウンド(作詞:橋本淳、作曲:すぎやまこういち)
~FUN FUN FUN(B. Wilson/Mike Love)
~UNDER THE BOARDWALK(K. Young/A. Resnick)
~君は天然色(作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一)
カップリングは日米の(ほぼ)サマーソング5曲をメドレーで。
「RIDE ON TIME」は1980年の山下達郎のシングル曲。一般的にはこの曲でブレイクしたってことになってるし、私もこの曲で達郎を知った。ここでカヴァーされているのはマクセルのCMで使用されたア・カペラ・ヴァージョン。ほぼ15秒のイントロ的位置づけ。
「♪Oh~Summer Time~」とかいってるコーラスをはさんで、「め組のひと」。ラッツ&スター、1983年のヒット曲のカヴァー。こちらはワンコーラス歌いきっている。鈴木雅之に対抗するには全員線が細い。みんなバックコーラス声なのだ。
ナイアガラの流れかと思いきや、いきなり「シーサイド・バウンド」へ。ザ・タイガース、1967年の大ヒット。いいよね、楽しくて。
で、いきなり洋モノへ。ザ・ビーチ・ボーイズの「ファン・ファン・ファン」とザ・ドリフターズの「アンダー・ザ・ボードウォーク」はいずれも1964年作品。うーん、どうだろ。英語はあまり得意科目じゃなかった?
そしてラストはナイアガラ源流に戻り、「君は天然色」。これがとてもスロー。トータル8分16秒のメドレーのほぼ後ろ半分をこの曲が占めている。4分かけてワンコーラスだけ。思い入れたっぷりに歌いあげられると、なんか違うだろって気分になるなあ。
そんな5曲を通して聴いて感じるのは、選曲の直球さ加減。きっとそれなりに音楽マニアだろうに、とくに脈絡なく内外のヒット曲を並べてみただけって印象。もしかして奥深い裏テーマがあるのかも?あってくれ。

③①のカラオケ

定価1000円、レンタル落ち300円。
どう見ても大学生のサークル活動風。炎天下の砂丘で撮影。このジャケを見る限り、とても21世紀まで持ちそうにないムードだけど、ご存じのとおりバリバリの現役グループなのだ。



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