失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「Traveling Girl/Wild Flowers」 桐島かれん 1990年

2006-10-19 | ミカバンド
桐島かれん、ファーストシングルとファーストアルバム。

このシングル2曲は、藤井丈司プロデュース。

①Traveling Girl POLA TV-CF SONG
作詞:尾上文、作曲:佐橋佳幸、編曲:佐橋佳幸・西平彰・藤井丈司
化粧品のCMで流れた、さわやかポップス。こういう曲調はこの人にはちょっと合わない。

②Wild Flowers
作詞:尾上文、作曲:鈴木さえ子、編曲:ホッピー神山
私の高校時代のアイドル、さえ子さんの作品。先日、鶯谷で「SOMETHING IN THE AIR」を生で聴けたのは望外の喜びであった。この曲は尾上文とのデュエットで、かなり地味な仕上がり。サビはさえ子さんぽいメロディが聴ける。

定価930円、中古で100円。
かれん様が登場するたびに言ってるような気もするが、今回も揺るぎなく美人。激しくドアップの顔にかかる金文字もゴージャス。

右のサイケジャケが、ファースト・ソロアルバム『かれん』(1990)。
全10曲で、藤井丈司が上記シングルの2曲を含む4曲、幸宏・慶一組が4曲、加藤和彦が2曲をプロデュース。やはり注目曲は、藤井丈司プロデュースの「CHATTANOOGA CHOO CHOO」かな。グレン・ミラー・オーケストラのヒット曲だが、一部ハリー細野による日本語詞を交えた『トロピカル・ダンディー』ヴァージョンを、浜口茂外也によるアレンジで。英語が上手いのはもちろんだが、音域も合っているのか、他の日本語曲より生き生きした歌唱だ。この「こりゃまた速いね」なスピードに乗れるとは、なかなか侮れないかれんのリズム感。


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