写真と文章で楽しむ小さな小さなギャラリー

折々の写真と短い説明文を不定期に更新したいと思います。

19-05 1枚の写真から意外な展開…デュルビュイ散歩(2)

2019-04-30 13:51:33 | 旅行

 4月30日。朝方は小雨。曇りで陽射しがない。ハナミズキが満開。薄いピンクと白の2色。花の形、大きさ、若葉の取り合わせが良い。平成特番が目立つ。明日令和時代が始まる。新天皇時代が楽しみ。

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 おとぎの国に迷い込んだ。窓には可愛い置物が出迎え。道路に面してお茶テーブルがセット。壁にツタが絡まりレンギョの黄色が眩しい。誰とでも友達になれそうな細い道。そ~と見守ってくれる続き屋根の街。旧市街は30分あれば一周できる。「イノシシの彫像」が出迎えるレストラン発見。ユーモアもあるなとパチリ。

 土産店はほとんどシャッター閉まりどんなお店なのかわからない。とある一軒に入る。小さな手作りチョコレート屋、女主人一人。先着おばさま方が夢中でチョイスしていてチョコに近寄れず。場違いのドロップスを買う。何となくの気分で。

 帰国後デュルビュイの旅行記の中に「イノシシ」を発見。私の写真と同じ。そして皇太子夫妻が訪問されたレストラン・ホテルと紹介。その名は「ル・サングリエ・デ・アサルデンヌ」。サングリエ(フランス語)=イノシシで日本語は「イノシシ亭」となる。ハイクラスでジビエ料理で有名とか。やはりね。

 20年前ベルギーフィリップ王太子ご成婚式に列席された際ご訪問され日本人にも知られる!? 新令和天皇が皇太子時代雅子妃と訪問された想い出のイノシシ亭! 1枚の写真から意外な展開。

 4月初めイノシシ亭の桜が満開だった。 おとぎの国の春も大変魅力的、満足。尚、1994114日に埼玉県羽生(はにゅう)市とデュルビュイは姉妹都市に。桜の木が多いのはこのせい?

おとぎの国の窓飾り   無事カエル! リンゴと鳩も招く

こちらは うさぎさん夫婦が踊って歓迎 古風な窓枠も素敵

ル・サングリエ・デ・アサルデンヌのイノシシに乗る妖精、ロビーはシックな配色。後ろの桜満開

イノシシに乗る妖精を後方から  さくらが満開 人けがない

おとぎの国のメインストリート 誰もいない 野外テーブルでゆっくりとお茶したい…

おとぎの国のメインストリート 観光客発見!!

バス停への道すがら、桜はソメイヨシノより濃いピンク、レンギョも満開


19-04 アルデンヌ地方 デュルビュイ散歩(1)

2019-04-26 15:03:08 | 旅行

秋ヶ瀬公園の特別天然記念物「サクラソウ」が満開。話題は令和がらみ。

4月25日のサクラソウ。今年は花が少ないように思う

3月末に満開、4月9日帰国後も花見ができた 

 

 首都ブリュッセルから100キロ、アルデンヌ地方 デュルビュイは「美食の街」「世界一小さな街としてギネス記録され夏は避暑地として大賑わいの街と化す。旧市街人口は500人程度。中世の街並みは箱庭のよう。ウルト川の橋からウルセル伯爵城を眺める。小さなメインストリート ジャン・ドゥ・ボエム通りはレストランや土産店がズラリ。

 

 4月初めこの地を訪れる観光客は少ない。オープンしているお店はまばら。ランチまで1時間ほどのフリータイム。フォワール広場から丘の上の展望台観光ミニトレインが運行。しかし発車時刻が合わず断念。カメラ片手に散歩。ランチは特産の生ハムとパン。初めて飲んだ紅いビール(チェリー)は評判通り美味しかった。デュルビュイは「山椒は小粒でもピリリと辛いというところか‥

ウルト川の橋からウルセル伯爵城を望む おとぎの国が頭の中にできる

展望台行きの白いミニトレイン  時間がなく乗車断念した

塀の上の紫の花が落ち着いた風情、全体的に日本的な色彩と思う

ウルセル伯爵城近くの橋から見上げる キリスト像がここにも、チェスキークルムロフにもあった

 


聖二コラ教会が静寂を生み出した キラキラ感がない 落ち着く

生ハムと紅いビール…これぞベルギービール もう一度行きたいな!!





19-03 ベルギー アルデンヌ(ワロン)地方 モダーヴ城2

2019-04-23 22:23:26 | 旅行

 4月は平成から令和への移行月。残り1週間。報道で事あるごとに「平成最後」と言う。嫌いだ。

令和」考案者として万葉学者中西進氏の名前があがる…現在は富山の「高志の国文学館」の館長。

 高岡市には「万葉歴史館」がある。万葉集編纂者の1人、大伴家持が越中の国守(746~751 5年間)だった。

家持の越中にお別れの歌

しなざかる 越に五年(いつとせ) 住み住みて 立ち別れまく 惜しき夕かも

(巻19-4250・大伴家持)

現代語訳

遠く離れた越の国(越中)に五年間住み続けて、今こうして別れなければならないことの、なんと惜しい宵であることか。


新元号私見 私は「広至」が好きかな!心を広くして生きる の意味にとらえたから。

六候補は・国書から;令和、英弘、広至・漢籍から;久化、万和(ばんな)、万保(ばんぽう)

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 モダーヴ城は日本語イヤーホンを聞きながら見学。案内板に装置をタッチすると説明が始まる。最初は真面目に聞いていたがパスして興味ある部屋のみ聞く。豪華な20室は見応え充分…天井に家紋で家系図伯爵の寝室ヘラクレスの逸話のタペストリー 3階のバルコニーに出ると裏側は深い渓谷。タモリ流にいえば【渓谷のへり】。この渓谷は現在もブリュッセルの貴重な水源地。17世紀の改築はフランス文化の影響(ハプスブルグ家が支配)を濃く受けたのだろうと思う。 

 余談だが日本人の結婚式も年25組程度あるらしい。独身の方いかがかな、新婚旅行も兼ねて。料理も大変美味しく好評とか。お城の前庭で赤い服装の作業者がシーズン前の手入れをしていた。見学後 デュルビュイへ向かう。

 

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世界地図で〔中央ヨーロッパ〕を開くとルクセンブルグ国境に「アルデンヌ山脈」の名前。ディナン、ナミュールの地名も。 

【ご参考】ワロン、アルデンヌの名前

ワロン地方;ベルギー南部。主な都市はリェージュ、ナミュール、シャルルロワ、モンス、トゥルネー、アルロン、バストーニュ、ワーヴル、ヴェルヴィエ、ディナン、オイペンの都市。公用語はフランス語、ドイツ語

アルデンヌ地方;ベルギー南東部、ルクセンブルグ、フランスにまたがる地域。フランスにもアルデンヌ県がある。海抜300~500mの丘陵地=アルデンヌ高地。ローマ時代ケルトの森の女神「アルデュナ」が語源とか。

贅を凝らした内装、窓には水仙が活けてある

天井に家紋入りの家系図 発想が奇抜

ヘラクレスの神話のタペストリー

ポンペイの壁画に出てきた絵画に似ているように感じた

天井の飾りとシャンデリア ヴェルサイユ宮殿並み!?

こんな寝室で寝れるかな?

お城にはこじんまりした教会も設置 

揚水ポンプの模型が地下室にあった

庭園も良く調和している



19-02 ベルギー アルデンヌ(ワロン)地方 モダーヴ城1

2019-04-21 22:50:00 | 旅行

 昨夜野火止遊歩道散歩中にうごめくものが!それは大きなガマガエル(ヒキガエル)? 

 野火止用水が暗渠となり、植え込みで生きるのはガマガエルと思う。50年前は森の中にガマガエル?が沢山いた。近年では絶滅危惧種かも、貴重な体験。絶滅しないでほしい。

 さて ツァーバスはフランスと国境を接するアルデンヌ地方(初めて聞く地名、ブリュッセルから100km)のモダーヴ城へ。ハイウェイ脇のヤドリギ群が見事。1時間強でお城に到着。

 モダーヴ城の起源は11世紀とか。17世紀に大改装されて現在の館に。17世紀フランス様式、そびえる2つの塔。中世のお城で高貴な方も訪れるほどの由緒正しいお城とか。

ハイウェイそばの並木 桜のような花が咲いていた

ヤドリギの群生が見事 日本ではあまり見かけないかも

モダーヴ城サイドから見た取り付け道路が趣きある風景 

モダーヴ城到着 大門が迎える。お城はこの内側

モダーヴ城本館 シーズンインを前に植え込みの作業

 




19-01 2019年オランダベルギーツァー第1回

2019-04-16 20:50:20 | 旅行

 季節は移ろい葉桜。道路わきの紅いツツジも開花、若葉が目に優しい。

4月は新年度。進級 、卒業、進学、就職、退職…皆さんの人生の節目。

皆さんお変わりありませんか?私も気持ちを新たに新年度のブログを始めます。どうぞよろしく。

 今朝のニュース。パリノートルダム寺院(1163年建造開始1991年世界遺産)が消失。shock !!一体何が?

さて 42日から9日までオランダ・ベルギー ツァー8日間。9日に成田に帰国。京成電車の窓から「まだ桜がある!」

 今回のツァー目的①名画鑑賞②本場のビール③異国景色を楽しむこと。

 ベルギーはチョコとビール王国。その昔はフランドル地方と呼ばれ、フランス語、オランダ語、ドイツ語の3か国語が公用語。首都ブリュッセルはEUの首都。ベルギーに関する知識は乏しい。ガッツリと見てやろう!

 一方、オランダは江戸時代の鎖国中も出島で世界と細々とつながっていた友好国!

世界は神が作ったがオランダはオランダ人が作った」と言われる低海抜国。運河の国。

 4デーマーチ開催国(国際ウォーキング大会 埼玉の東松山市は3デーマーチ)。世界一平均身長が高い国。

またゴッホ、フェルメール、レンブラント、ルーベンスを生んだ国。チーズ、チューリップと風車。

 ツァー参加者27名(男性6名、女性21名)。圧倒的に女性優位。ツァー平均年齢は70歳?(勝手に推測) 日本との時差7時間(ヨーロッパはもう夏気分、夏時間のため)。

 42日定刻2時間遅れてKLM864便が成田を離陸。私の席は翼の後ろ窓側。12時間のフライト。1万mの上空からペルーの地上絵のごとく地表が見える。オランダのスキポール空港20:15着、入国審査後ブリュッセルまでバス3時間15分。ホテル着020分。ブリュッセルからこの旅が始まる。どんな旅になるのやら?

銀翼が美しい。先端が霜で白い 黒い部分が海、白い部分が氷原

そろそろ目的地が近い。地表写真の左手をよく見ると人工の道路?がくの字に見える

早朝のブリュッセル市内 植え込み、赤いトラック、トラムの線路

ホテル前にはツァーのご一行が写真撮影