〈その1 夜明け〉
〈その2 頂上から〉
槍ヶ岳山荘
三角の山影
南方向の穂高連峰
中央最奥に富士山の雄姿
どや顔の私
〈その3 検証アルプス一万尺〉
『アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを さぁ 踊りましょ』で始まるこの曲、29番まであるとは知らなかった。原曲は「ヤンキードゥードゥル」というアメリカ民謡、詩は作者不明、とにかくここで強調しておきたいのは「小槍の上でアルペン踊り」は絶対やめた方がよいということである。
画像はWikipediaより
写真のように小槍は、山頂の北側で突き出した岩の突起。誰もが簡単に登れる岩ではない。ロッククライミングの技術を持った上級者しか立つことはできない。ましてや狭い場所でアルペン踊りなどできるわけがなく、例えできたとしてもきっと楽しいものではなく、ちょっと間違えば滑落につながり、まず命はない。
一万尺は約3030m(1尺は30.3cm)、槍ヶ岳頂上は標高3180mだから、小槍あたりはちょうど一万尺前後の標高だ。アルペン踊りの場所が槍頂上ではなく小槍の上で、というのはこの数字の裏付けで納得はいくものの、なぜ踊らなければならないのかの疑問は残る。ましてや「アルペン踊り」とは一体どんな踊りなのだろうか?これに答えてくれるサイトは見つからなかった。
小槍の大きさが分かりづらいが、頂上へ向かうオレンジ色の登山者と比較すると分かりやすい
29番まである歌詞を丹念に読んでいくと、確かに登山経験豊富な者が作詞したことが分かる。京大山岳部の学生の作詞が定説になっているようだが、まず間違いないだろう。No16チンネの頭、No17剣のテラス、No22穂高のルンゼ、No23西穂のジャンダルム等、槍穂高に関わる地形がふんだんに出てくる。そして面白いのがNo25~27の「キジ撃ち」「花摘み」の隠語。槍ヶ岳の尾根が高瀬川と梓川の分水嶺であることを知っていなければ、「小キジ」が泣き別れするはずがない。結局、山男の恋は成立しなかったという見事なオチで結ばれている。
〈その4 槍ヶ岳山荘から〉
山荘へ下る
山荘から見上げる
下方に殺生ヒュッテ
〈その5 下山〉
〈その6 さあ!みんなで歌おうアルプス1万尺〉 ※Wikipediaから抜粋
1.アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを さぁ 踊りましょ
2.昨日見た夢 でっかいちいさい夢だよ のみがリュックしょって 富士登山
3.岩魚釣る子に 山路を聞けば 雲のかなたを 竿で指す
4.お花畑で 昼寝をすれば 蝶々が飛んできて キスをする
5.雪渓光るよ 雷鳥いずこに エーデルヴァイス そこかしこ
6.一万尺に テントを張れば 星のランプに 手が届く
7.キャンプサイトに カッコウ鳴いて 霧の中から 朝が来る
8.染めてやりたや あの娘の袖を お花畑の 花模様
9.蝶々でさえも 二匹でいるのに なぜに僕だけ 一人ぽち
10.トントン拍子に 話が進み キスする時に 目が覚めた
11.山のこだまは 帰ってくるけど 僕のラブレター 返ってこない
12.キャンプファイヤーで センチになって 可愛いあのこの 夢を見る
13.お花畑で 昼寝をすれば 可愛いあのこの 夢を見る
14.夢で見るよじャ ほれよが浅い ほんとに好きなら 眠られぬ
15.雲より高い この頂で お山の大将 俺一人
16.チンネの頭に ザイルをかけて パイプ吹かせば 胸が湧く
17.剣のテラスに ハンマー振れば ハーケン歌うよ 青空に
18.山は荒れても 心の中は いつも天国 夢がある
19.槍や穂高は かくれて見えぬ 見えぬあたりが 槍穂高
20.命捧げて 恋するものに 何故に冷たい 岩の肌
21.ザイル担いで 穂高の山へ 明日は男の 度胸試し
22.穂高のルンゼに ザイルを捌いて ヨーデル唄えば 雲が湧く
23.西穂に登れば 奥穂が招く まねくその手が ジャンダルム
24.槍はムコ殿 穂高はヨメご 中でリンキの 焼が岳
25.槍と穂高を 番兵において お花畑で 花を摘む
26.槍と穂高を 番兵に立てて 鹿島めがけて キジを撃つ
27.槍の頭で 小キジを撃てば 高瀬と梓と 泣き別れ
28.名残つきない 大正池 またも見返す 穂高岳
29.まめで逢いましょ また来年も 山で桜の 咲く頃に
※「キジを撃つ」「花を摘む」は登山仲間における隠語で、それぞれ野糞をすること、女性が用を足すことである。 また「小キジを撃つ」は小用を足すことであり、槍ヶ岳の尾根が高瀬川・梓川の分水嶺であることを歌っている
〈その2 頂上から〉
槍ヶ岳山荘
三角の山影
南方向の穂高連峰
中央最奥に富士山の雄姿
どや顔の私
〈その3 検証アルプス一万尺〉
『アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを さぁ 踊りましょ』で始まるこの曲、29番まであるとは知らなかった。原曲は「ヤンキードゥードゥル」というアメリカ民謡、詩は作者不明、とにかくここで強調しておきたいのは「小槍の上でアルペン踊り」は絶対やめた方がよいということである。
画像はWikipediaより
写真のように小槍は、山頂の北側で突き出した岩の突起。誰もが簡単に登れる岩ではない。ロッククライミングの技術を持った上級者しか立つことはできない。ましてや狭い場所でアルペン踊りなどできるわけがなく、例えできたとしてもきっと楽しいものではなく、ちょっと間違えば滑落につながり、まず命はない。
一万尺は約3030m(1尺は30.3cm)、槍ヶ岳頂上は標高3180mだから、小槍あたりはちょうど一万尺前後の標高だ。アルペン踊りの場所が槍頂上ではなく小槍の上で、というのはこの数字の裏付けで納得はいくものの、なぜ踊らなければならないのかの疑問は残る。ましてや「アルペン踊り」とは一体どんな踊りなのだろうか?これに答えてくれるサイトは見つからなかった。
小槍の大きさが分かりづらいが、頂上へ向かうオレンジ色の登山者と比較すると分かりやすい
29番まである歌詞を丹念に読んでいくと、確かに登山経験豊富な者が作詞したことが分かる。京大山岳部の学生の作詞が定説になっているようだが、まず間違いないだろう。No16チンネの頭、No17剣のテラス、No22穂高のルンゼ、No23西穂のジャンダルム等、槍穂高に関わる地形がふんだんに出てくる。そして面白いのがNo25~27の「キジ撃ち」「花摘み」の隠語。槍ヶ岳の尾根が高瀬川と梓川の分水嶺であることを知っていなければ、「小キジ」が泣き別れするはずがない。結局、山男の恋は成立しなかったという見事なオチで結ばれている。
〈その4 槍ヶ岳山荘から〉
山荘へ下る
山荘から見上げる
下方に殺生ヒュッテ
〈その5 下山〉
〈その6 さあ!みんなで歌おうアルプス1万尺〉 ※Wikipediaから抜粋
1.アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを さぁ 踊りましょ
2.昨日見た夢 でっかいちいさい夢だよ のみがリュックしょって 富士登山
3.岩魚釣る子に 山路を聞けば 雲のかなたを 竿で指す
4.お花畑で 昼寝をすれば 蝶々が飛んできて キスをする
5.雪渓光るよ 雷鳥いずこに エーデルヴァイス そこかしこ
6.一万尺に テントを張れば 星のランプに 手が届く
7.キャンプサイトに カッコウ鳴いて 霧の中から 朝が来る
8.染めてやりたや あの娘の袖を お花畑の 花模様
9.蝶々でさえも 二匹でいるのに なぜに僕だけ 一人ぽち
10.トントン拍子に 話が進み キスする時に 目が覚めた
11.山のこだまは 帰ってくるけど 僕のラブレター 返ってこない
12.キャンプファイヤーで センチになって 可愛いあのこの 夢を見る
13.お花畑で 昼寝をすれば 可愛いあのこの 夢を見る
14.夢で見るよじャ ほれよが浅い ほんとに好きなら 眠られぬ
15.雲より高い この頂で お山の大将 俺一人
16.チンネの頭に ザイルをかけて パイプ吹かせば 胸が湧く
17.剣のテラスに ハンマー振れば ハーケン歌うよ 青空に
18.山は荒れても 心の中は いつも天国 夢がある
19.槍や穂高は かくれて見えぬ 見えぬあたりが 槍穂高
20.命捧げて 恋するものに 何故に冷たい 岩の肌
21.ザイル担いで 穂高の山へ 明日は男の 度胸試し
22.穂高のルンゼに ザイルを捌いて ヨーデル唄えば 雲が湧く
23.西穂に登れば 奥穂が招く まねくその手が ジャンダルム
24.槍はムコ殿 穂高はヨメご 中でリンキの 焼が岳
25.槍と穂高を 番兵において お花畑で 花を摘む
26.槍と穂高を 番兵に立てて 鹿島めがけて キジを撃つ
27.槍の頭で 小キジを撃てば 高瀬と梓と 泣き別れ
28.名残つきない 大正池 またも見返す 穂高岳
29.まめで逢いましょ また来年も 山で桜の 咲く頃に
※「キジを撃つ」「花を摘む」は登山仲間における隠語で、それぞれ野糞をすること、女性が用を足すことである。 また「小キジを撃つ」は小用を足すことであり、槍ヶ岳の尾根が高瀬川・梓川の分水嶺であることを歌っている