なはの雑多ブログ

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東ドイツの国民的アイドル…イナ・マーテル

2023-02-11 04:29:28 | 解説集

今まで北朝鮮の楽曲について何度か取り上げてきましたが、今回は北朝鮮と同じ分断された社会主義国家であった東ドイツの国民的アイドルについて取り上げたいと思います。

東ドイツでもロックは他の資本主義国同様に禁止されており、裏でビートルズのレコードが流通してこっそり聴いていた人もいたとか言われています。
ただし実は軽音楽自体は「ダンス音楽」として認められてたため、普通に数多くの色々なアーティストがいますし、北朝鮮のように国営の限られた楽団以外にアーティストが存在しない…という訳ではありません。


70年代から80年代にかけて、地元からプーディスやカラット、シティといったオストロック(オストはドイツ語で東、つまり東ロック) のグループが登場し、東西ドイツの両側で人気があったと言われている程ですし…

体制批判こそもちろんNGとは言え曲の雰囲気もガチガチの共産臭がする訳でも無く、やはり同じ分断国家でも北朝鮮程に厳しくはなかったようです。むしろ東欧の国では鎖国を行ったアルバニアとか、あるいはその北朝鮮を真似しようとしたルーマニアの方が厳しかったかと…
まあ、北朝鮮は宗教じみた狂信的なレベルの個人崇拝していますけど、東ドイツは初代書記長のウルブリヒトの方針もあって個人崇拝は無かったですしね…

とは言え、日常生活は秘密警察のシュタージによって監視され、3人集まれば1人はシュタージの協力者…と言われた程の密告社会で息苦しかったとは思われますが…

そんな東ドイツにおいて、60年代に国民的アイドルであったイナ・マーテル(Ina Martell)を取り上げていきたいと思います。なお()内にある曲名の日本語訳についてはGoogle翻訳にかけた結果を載せています。

上記の動画は東ドイツでのアイドルの動画集ですが、この動画において、1分38秒から4分42秒までは先ほどのイナ・マーテルの楽曲です。

動画内では「Zwei Küsse beim Nachhausegehn」(帰り道での2人のキス)、「Down Town」(都心)、 「Liebe kann man nicht erzwingen」(愛を強制できない)、Der schönste Tag(一番美しい日)の3曲が取り上げられています。

他に動画内で取り上げられているアーティストについても今後追記や別記事の形で触れていきたいと思います。


イナ・マーテルはナチス時代末期の1944年1月27日に首都ベルリンで生まれました。21歳の時に先ほどの動画内にある「Down Town」という曲でデビューしています。社会主義国なのに英語のタイトルOKだったんですね…実はアメリカやイギリスをそこまで敵視してなかった…?

検索候補にも上の方に「ina martell heute」と出てきますが、「heute」というのはドイツ語で今日・今という意味ですので、恐ら日本で「○○○○(人名) 現在」と調べるのと同様、この人の名前を検索する場合は今あの人は何している?という目的で調べてる人が多いんだと思われます。

という程ですので、デビュー当時にベルリンの国営ラジオ局で銀賞を受賞しヒットした方であるにも関わらず最後のシングルを出した1971年以降の消息は不明です……

やはり社会主義国だからでしょうか…でも他の動画内にいるアーティストはちゃんと近況わかっている人いるんですよね…60年代一番ヒットしたのはこの人らしいのですが…それにしてもMVが白黒の映像だらけなのが時代を感じさせます…

1965年の「Wenn du Hochzeit hast」(結婚式になったら)という曲です。こちらは華々しい雰囲気の曲で、恐らく結婚式を祝う曲なのでしょう。どうやらHochzeitというのがドイツ語で結婚式という意味らしいです…やはりドイツ語は言葉の響きが固い感じ…

1966年の「Er ist wieder」(彼が帰ってきた)という曲です。

彼女の最大のヒットソングは、やはりこの1967年に発表された「Zwei Küsse beim Nachhausegehn」(帰り道での2人のキス)という曲です。名前で検索しようとした時にもこの曲が真っ先に検索候補に上がってきた程です。またMVの映像がカラーになりました。
ドイツ語はわかりませんが男女のイラストが描かれていてラブソングなのがわかりますね。

1968年の「Wann Kommt Der Tag」(その日はいつ来るのだろうか)という曲で、歌詞はわからなくともメロディはタイトル通りの物悲しさは感じさせる雰囲気で、いい感じのバラードソングですね…

また1970年には同じ東ドイツにおけるヒットシンガーのマイケル・ハンセンとのデュエットソング、「Der zug fahrt ab」(列車が出発していく)という曲を発表しています。他にこの2人のデュエットでは「The First Dance」という曲もあったそうです。

マイケル・ハンセンは1940年にドイツ北東部のメクレンブルク=フォアポンメルン州ロストック郡ギュストロー(戦後は東ドイツ領)の出身で、本名はクラウス・シビルスキーと言います。

造船所での勤務を経て1966年に歌手デビューを果たし、60年代~70年代に東ドイツでポップシンガーとして活躍した後に、80年代はハンセンは東ドイツの国営エンターテイメント芸術委員会の委員長にまでなりました。
東西ドイツ統一後はレコーディングスタジオの運営や環境保護団体での活動、音楽フェスティバルの開催などを行っているそうで、現在でも音楽監督、作曲家、講師として活躍されているそうです。

彼の最大のヒット曲がこの「Wer hat sie gesehn」(誰が彼女を見た)という曲です。1969年の曲だそうで、やはり西側の曲と比べても見劣りはしないクオリティだと思います。
若い頃の姿中々イケメンですね……

 


銭湯・温泉巡り 千代の湯

2023-02-03 02:11:29 | 銭湯・温泉巡り

今回紹介するのは三鷹市にある千代の湯です。駅からは遠いため、最寄り駅はありませんが、武蔵境からバスで向かう形となります。国道12号線沿いの三鷹配水場前という交差点を曲がった箇所にあります。


ただし車20台分の駐車スペースがあるため、車の場合は行きやすい場所です。

入口脇にある営業時間の案内です。ところでこの写真に写っているオジサンは誰なんでしょうか…店主??

 

入口にはスロープもあり、バリアフリーに対応しています。また入口の脇には湯上り布袋様と呼ばれる仏像もいます。

脱衣所はやや狭めです。

お風呂は「一茶乃湯」と「すいれん乃湯」があり、月替わりで男湯と女湯が入れ替わるシステムとなっています。
浴場には4種類ほどのジェットバスの他、シルク風呂もあり、こちらはなめらかな感じで入っていて気持ちいいです。
露天風呂は広々としており、庭園まである他、さらにその中に壺風呂もあります。壺風呂の独占出来るkつろぎぶりは中々素晴らしいですが、譲り合って使いましょう。


さらに休憩スペースはかなり広々としていて、うどん・かき氷・ソフトクリームなどの軽食や生ビールも頂けるので、もはやここまで来るとスーパー銭湯顔負けの充実ぶりです。ただし私が訪問した時は夜11時の閉店近くであったため、残念ながら軽食を頂くことは出来ず、今度もっと早い時間に訪問して食べに行きたいと思います。

休憩スペースの天井は高く開放感があります。

またあちこちがコレクションや盆栽などで飾られており、彩りある空間となっています。

コーヒー牛乳やパック飲料などの自販機は外にあります。


銭湯・温泉巡り お湯どころ野川

2023-02-03 01:54:19 | 銭湯・温泉巡り
今回紹介するのは狛江市にあるお湯どころ野川です。
最寄り駅は小田急線の喜多見駅で、歩いて10分程の住宅地の中にあります。
 
入り口には看板猫のうるめちゃんがいます!(写真撮り忘れた…)
どうやら猫目的で来る人も多いとか…
最大の売りはイルミネーションで、浴場も露天風呂も休憩所も華やかなイルミネーションで埋め尽くされています!
 
大浴場にはジェットショルダー、ボディージェット、足ジェット、ジェットエステとジェットバスが豊富にあるのでどれにしようか迷っちゃいますw
また電気風呂は水風呂もあります!
露天風呂は薬湯で、さらに露天風呂は珍しく2つあります!どうやら薬湯の種類が違ったりで分けているそうです!
 
休憩スペースにはソファーがありくつろげるようになっています。
 
また、40年モノのナショナルの家具調テレビがテレビ台として使われています。
調べたところ、多分ナショナルクイントリックスパナカラーというモデルで、1977年ぐらいのものです。上にまいりますとか下にまいりますとか千昌夫のCMのやつか?
上の液晶テレビはシャープ製です。パナソニック製であればちょうど新旧対比になったんですが…