小沢氏団体の不記載4億 原資は水谷建設裏献金か「石川議員らに渡した」
特捜部
民主党の小沢一郎幹事長側が水谷建設から計1億円の裏献金を受けたとされる疑惑で、水谷建設の幹部らが、平成16年の5千万円は小沢氏の私設秘書だった民主党の石川知裕衆院議員(36)に手渡し、17年の5千万円は公設第1秘書の大久保隆規被告(48)=公判中=に渡したと東京地検特捜部に供述していることが9日、関係者への取材で分かった。特捜部は16年の5千万円について、小沢氏の資金管理団体「陸山会」が土地購入の際、政治資金収支報告書に記載しなかった4億円の原資になった疑いがあるとみている。
当時、石川氏は陸山会の会計事務担当で、大久保被告は会計責任者だったが、いずれも特捜部の任意の事情聴取に対し、現金授受を全面否定したという。
関係者によると、水谷建設の幹部らは特捜部に「16年10月の5千万円は東京都内のホテルで石川氏に手渡し、17年4月の5千万円は同じホテルで大久保氏に手渡した」と供述したという。資金提供は国発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)工事を受注した成功報酬だったとしている
特捜部
民主党の小沢一郎幹事長側が水谷建設から計1億円の裏献金を受けたとされる疑惑で、水谷建設の幹部らが、平成16年の5千万円は小沢氏の私設秘書だった民主党の石川知裕衆院議員(36)に手渡し、17年の5千万円は公設第1秘書の大久保隆規被告(48)=公判中=に渡したと東京地検特捜部に供述していることが9日、関係者への取材で分かった。特捜部は16年の5千万円について、小沢氏の資金管理団体「陸山会」が土地購入の際、政治資金収支報告書に記載しなかった4億円の原資になった疑いがあるとみている。
当時、石川氏は陸山会の会計事務担当で、大久保被告は会計責任者だったが、いずれも特捜部の任意の事情聴取に対し、現金授受を全面否定したという。
関係者によると、水谷建設の幹部らは特捜部に「16年10月の5千万円は東京都内のホテルで石川氏に手渡し、17年4月の5千万円は同じホテルで大久保氏に手渡した」と供述したという。資金提供は国発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)工事を受注した成功報酬だったとしている