会津鉄道(本社・福島県会津若松市)の観光列車「お座トロ展望列車」は10日、初めてJR只見線に乗り入れした。会津若松(会津若松市)―会津川口(福島県金山町)駅間を往復し、来年に予定されている只見線の全線開通に向け、機運を高めた。
会津若松駅で出発式が行われ、リニューアルした外装が披露された。車体は会津木綿や河川を意識して藍色などを取り入れた。列車は2両編成で、トロッコ席、お座敷席、展望席を設けている。土曜、日曜、祝日を中心に11月まで運行する。
リニューアルされたお座トロ展望列車は今後、会津若松―会津田島駅間で運行される。運行状況は会津鉄道ホームページで確認できる。
県と会津鉄道が主催し10日、会津若松駅で出発式が行われた。約40人が乗車した。郡山市から訪れた鹿志村泰地君(7)=芳賀小2年=は「かっこよくなった電車に乗って、景色を楽しみたい」と笑顔で話した。
◇ ◇
会津鉄道は11月30日まで、外装リニューアル記念の乗車券・トロッコ整理券のセットを販売している。
Aizu熊さん 大橋清隆の『脳梗塞の後遺症』の旅路の記憶