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相模野のトト

家計調査データを読む

最近の生鮮野菜(じゃがいも)の消費(購入数量、支出金額)の推移について

2017年07月29日 13時02分37秒 | 社会・経済

最近の生鮮野菜のうち「じゃがいも」の消費の推移を見ていきます。

◇じゃがいもの購入数量の季節変動(2008年1月~2017年3月の平均)について

じゃがいもの出回る時期は、代表品種の「男爵」などは9月から12月、長崎県や鹿児島県で栽培されている「デジマ」などは、「新じゃが」として4月から6月ごろです。


(グラフをクリックすると拡大したグラフを見ることができます。以下のグラフについても同じです。)

購入数量の多い時期は、2月から「新じゃが」が出回りだす4月、5月頃で、7月、8月の夏場には少なくなっています。

◇じゃがいもへの支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間(2008年1月から2017年3月)における支出金額の推移は、2008年1月の214円から2011年4月の251円まで増加傾向で推移した後、5月の250円から2013年5月の184円までは減少傾向での推移となっています。
2013年6月の187円から20147年3月の253円までは、期間中若干の増減は有るものの、増加傾向での推移となっています。



◇じゃがいもの実購入頻度の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における実購入頻度の推移は、2008年1月の2.08回/月から2012年8月の1.94回/月までの間は減少傾向で推移した後、9月の1.95回/月から2017年3月の1.97回/月までの間は、期間中若干の増減は有るものの、平均的には1.98回/月±0.02回/月とほぼ横ばい状態での推移となっています。



◇じゃがいもの購入1回当り支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り支出金額の推移は、2008年1月の102円/回から2011年4月の122円/回までは、横ばいから増加傾向で推移した後、5月の120円/回から2013年4月の93円/回までは減少傾向で推移しています。
その後、5月の94円/回から2017年3月の127円/回までは、期間中若干の増減が含まれるものの、増加傾向での推移となっています。



◇じゃがいもの購入1回当り購入数量の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り購入数量の推移は、2008年1月の493g/回から2010年12月の427g/回まで減少した後、2011年1月の428g/回から2013年2月の466g/回まで増加傾向で推移しています。
その後、3月の466g/回から2017年3月の383g/回までは減少傾向での推移となっています。



じゃがいも1個の重さは、中程度のもので150g前後ですから、1回の購入は3個程度と考えられます。

◇じゃがいもの(購入1回当り)購入単価の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における(購入1回当り)購入単価の推移は、2008年1月の21円/100gから2011年3月の28円/100gまでは値上がり傾向で推移した後、4月の28円/100gから2013年4月の20円/100gまでは値下がろ傾向で推移しています。
その後、5月の20円/100gから2017年3月の32円/100gまでは値上がり傾向での推移となっています。



○じゃがいもの購入単価と購入数量との関係について

じゃがいもの購入単価と購入数量との関係について相関分析を行ってみました。
決定係数(R2乗)は、0.8781と強い負の相関関係にあり、購入単価と購入数量との間には単価が下がれば数量が増え、または単価が上がれば数量が減るという明確な関係性が見られます。



近似曲線(直線)の式から見て、購入単価が5円/100g下がると、35g購入数量が増えることになりますが、じゃがいもの最低購入単位は1個(約150g)ですので、月単位又は複数月単位で1回の購入が3個から4個に増える程度のことと思われます。

◇じゃがいもの購入世帯割合の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入世帯割合の推移は、2008年1月の59.7%から2017年3月の57.5%へとやや減少傾向の推移ですが、y軸のスケールの関係で増減が見られるものの、平均的には58.2%±0.9%とほぼ横ばいでの推移となっています。



◇都道府県庁所在市別「じゃがいも」の消費(購入数量、支出金額)につい

都道府県庁所在市別のじゃがいもの消費は下表、下図の通りです。



じゃがいもの収穫量の多い都道府県は、北海道、長崎県、鹿児島県、茨城県、千葉県ですが、北海道は9月から12月までの間の収穫量が多く、長崎県、鹿児島県は3月から5月にかけて多くなっています。
収穫量は、北海道が最も多く全収穫量の85%程度を占め、長崎県、鹿児島県は併せて10%程度を占めています。
なお、生鮮野菜で収穫量が一番多いのはじゃがいもで、年間約240万トン収穫できます。



購入数量は、生産地や首都圏、京阪神で多く、北東北、で少ない傾向にあります。



最近の生鮮野菜(さつまいも)の消費(購入数量、支出金額)の推移について

2017年07月22日 15時43分27秒 | 社会・経済

最近の生鮮野菜のうち「さつまいも」の消費の推移を見ていきます。

◇さつまいもの購入数量の季節変動(2008年1月~2017年3月の平均)について

さつまいもは通年流通していますが、多く出回る時期は9月から3月頃までで、春先から夏場にかけて少なくなります。


(グラフをクリックすると拡大したグラフを見ることができます。以下のグラフについても同じです。)

購入数量も、出回り時期に合わせ、9月から2月までが多く、3月から7月にかけて減少し、8月から増加する周年変動をしています。

◇さつまいもへの支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間(2008年1月から2017年3月)におけるさつまいもへの支出金額の推移は、2008年1月の81円から10月の93円まで増加した後、11月の93円から2014年5月の75円までは、期間中若干の増減はあるものの減少傾向で推移しています。
その後、6月の75円から2017年3月の93円までは増加傾向での推移となっています。



◇さつまいもの実購入頻度の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における実購入頻度の推移は、下図のグラフではy軸のスケールの関係で増減を繰り返し推移しているように見えますが、平均的には1.49回/月±0.02回/月とほぼ横ばい状態での推移となっています。



◇さつまいもの購入1回当り支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り支出金額の推移は、2008年1月の56円/回から2013年4月の50円/回までは、期間中若干の増減はあるものの減少傾向で推移した後、5月の51円/回から2017年3月の60円/回までは増加傾向での推移となっています。



◇さつまいもの購入1回当り購入数量の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り購入数量の推移は、2010年4月と5月の間で集計世帯に変化が有ったか、原因はよくわかりませんが1か月で41gのギャップが生じています。
その後は、2010年5月の153g/回から2017年3月の156g/回までの間は、期間中緩やかな増減は有るものの平均的には156g/回±7g/回とほぼ横ばい状態での推移となっています。



さつまいもは1本から数本まとめた単位で販売されているのが一般的でそので、小ぶりのものを選んでいるものと思われます。

◇さつまいもの(購入1回当り)購入単価の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における(購入1回当り)購入単価の推移は、2008年1月の33円/100gから2013年5月の30円/100gの間は、平均的には34円/100g±2円/100gとほぼ横這い状態で推移した後、6月の30円/100gから2017年3月の39円/100gまでは値上がり傾向での推移となっています。



○さつまいもの購入単価と購入数量との関係について

さつまいもの購入単価と購入数量との関係について相関分析を行ってみました。
決定係数(R2乗)は、0.5775と弱いながらも購入単価と購入数量との間には単価が下がれば数量が増え、または単価が上がれば数量が減るという関係性が見られます。
2010年4月と5月の間で購入数量に大きなギャップが見られますので、それ以降の数値で相関分析を行えば、強い相関関係が見られると思います。



近似曲線(直線)の数式から、購入単価が5円/100g下がると購入数量は16.5g多くなっていますが、販売単位が本数ですので単価が安くなればより大きい(重い)ものを選ぶということになっていると思われます。

◇さつまいもの購入世帯割合の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入世帯割合の推移は、2008年1月の23.2%から2017年3月の24.8%までの間、下図のグラフではy軸のスケールの関係で大きく増減変動しているように見えますが、平均的には24.3%±1.0%とほぼ横ばい状態での推移となっています。



◇都道府県庁所在市別「さつまいも」の消費(購入数量、支出金額)について

都道府県庁所在市別のさつまいもの消費は下表、下図の通りです。



さつまいもの生産量(収穫量)の多い都道府県は、鹿児島県、茨城県、千葉県、宮崎県、徳島県で上位3県だけでも全生産量の70%強となっています。
生産量の多い都道府県庁所在市が購入数量も多い傾向にありますが、徳島市と水戸市では購入数量に大きな差が無いにもかかわらず、支出金額は大きく異なります。
さつまいもの品種が異なり購入単価が大きく異なるため、支出金額にこのような差が生じています。


最近の生鮮野菜(もやし)の消費(購入数量、支出金額)の推移について

2017年07月08日 15時09分07秒 | 社会・経済

最近の生鮮野菜のうち「もやし」の消費の推移を見ていきます。

◇もやしの購入数量の季節変動(2008年1月~2017年3月の平均)について

もやしは室内での水耕栽培で生産されるため、3月と10月にやや多いものの通年収穫され流通しています。

(グラフをクリックすると拡大したグラフを見ることができます。以下のグラフについても同じです。)

購入数量の季節変動も他の生鮮野菜のように季節性はそれほど大きくなく、1月から5月および10月が他の月に比してやや多く、夏は少なくなっています。

◇もやしへの支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間(2008年1月から2017年3月)におけるもやしへの支出金額の推移は、2008年1月の79円から2009年8月の94円まで増加し、9月の94円から2012年2月の95円までの間は、期間中若干の増減は有るものの平均的には94円±2円で横ばい状態で推移しています。
その後、2012年3月の94円から10月の83円まで急減し、11月の84円から2017年3月の83円までの間は、期間中若干の増減があるものの平均的には84円±2円で横ばい状態での推移となっています。




◇もやしの実購入頻度の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における実購入頻度の推移は、2008年1月の2.6回/月から2010年10月の3.0回/月まで増加傾向で推移した後、11月の3.0回/月から2017年3月の2.9回/月までの間は、期間中若干の増減が含まれるものの平均的には2.9回/月±0.1回/月とほぼ横ばい状態での推移となっています。




◇もやしの購入1回当り支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り支出金額の推移は、2008年1月の31円/回から2009年8月の33円/回目では増加傾向で推移した後、9月の33円/回から2012年10月の29円/回までは減少傾向で推移しています。
その後、11月の29円/回から2017ねん3月の30円/回までは、期間中若干の増減が有るものの平均的には29円±1円とほぼ横ばい状態での推移となっています。



◇もやしの購入1回当り購入数量の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り購入数量の推移は、2008年1月の183g/回から2012年2月の211g/回までは増加傾向で推移した後、3月の210g/回から2017年3月の182g/回までは減少傾向で推移しています。



もやしの種類によって多少違いが有り、根を切っている切っていないの違いもありますが、流通品は1袋180gから250gとなっていますので、購入は1袋単位とわかります。

◇もやしの(購入1回当り)購入単価の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における(購入1回当り)購入単価の推移は、2008年1月の17円/100gから2013年6月の15円/100gまでは値下がり傾向で推移し、7月の15円/100gから2017年3月の16円/100gまでは値上がり傾向での推移となっています。



○もやしの購入単価と購入数量との関係

購入単価と購入数量との関係について、相関分析を行ってみました。
決定(相関)係数(R2乗)は、0.0747と弱い負の相関となっています。



購入数量単位が1袋(180g~250g)であること、購入単価が比較的安価であることから、特定の期間では強い負の相関が認められても、長期的な期間では関係性が薄くなっています。

◇もやしの購入世帯割合の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入世帯割合の推移は、2008年1月の71.6%から2012年3月の78.2%までの間は増加傾向で推移した後、4月の78.0%から2017年3月の73.5%までの間は、期間中小刻みな増減を繰り返しながら減少傾向での推移となっています。



◇都道府県庁所在市別「もやし」の消費(購入数量、支出金額)について

都道府県庁所在市別のもやしの消費は下表、下図の通りです。



例外的なもののありますが、消費(購入数量、支出金額)は東北、北関東、北陸地方で多く、関西、四国地方で少ない傾向にあります。
生産量は、栃木県、福島県および群馬県で多く、3県だけで全生産量の85%を占めています。


最近の生鮮野菜(ブロッコリー)の消費(購入数量、支出金額)の推移について

2017年07月01日 11時14分17秒 | 社会・経済

最近の生鮮野菜のうち「ブロッコリー」の消費の推移を見ていきます。

◇ブロッコリーの購入数量の季節変動(2008年1月~2017年3月の平均)について

北海道や長野県での収穫時期は6月から9月ですが、その他の地域では11月から3月が収穫時期となっており、日本全体で見ると旬の時期(出回り量の多い時期)は10月から3月となっています。

(グラフをクリックすると拡大したグラフを見ることができます。以下のグラフについても同じです。)

ブロッコリーは通年で回っていますが、購入量は10月から3月が多く、4月から9月が少なくなっています。

◇ブロッコリーへの支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間(2008年1月から2017年3月)における支出金額の推移は、2008年1月の141円から2011年4月の126円の間は、期間中若干の増減が含まれるものの減少傾向で推移し、その後は5月の126円から2017年3月の192円までの間は増加傾向での推移となっています。



◇ブロッコリーの実購入頻度の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における実購入頻度の推移は、2008年1月の1.9回/月から2017年3月の2.1回/月まで緩やかな増加傾向となっています。



◇ブロッコリーの購入1回当り支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り支出金額の推移は、2008年1月の68円/回から2011年5月の67円/回までの間は平均的には68円/回±1円/回とほぼ横ばいで推移し、6月の67円/回から2017年3月の88円/回までの間は、期間中若干の増減を伴いながら増加傾向で推移しています。



◇ブロッコリーの購入1回当り購入数量の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り購入数量は、期間を通して平均的には158g/回±6gと、期間中若干の増減が有るもののほぼ横這いでの推移となっています。



流通品のブロッコリー1株(1房)の重さは150gから200g程度です。
通常販売単位は1株(1房)ですので、価格が高くても安くても1株(1房)で購入することになります。

◇ブロッコリーの(購入1回当り)購入単価の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における(購入1回当り)購入単価は、2008年1月の43円/100gから2012年12月の43円/100gまでの間は、期間中若干の増減は有るものの平均的には45円/100g±2円/100gと横ばい状態で推移した後、2013年1月の43円/100gから2017年3月の52円/100gまでは期間中若干の増減が含まれるものの値上がり傾向での推移となっています。



○ブロッコリーの購入単価と購入数量との関係について

ブロッコリーの購入単価と購入数量との関係について相関分析を行ってみました。
決定係数(R2乗)は、0.0209とほぼ無相関で、購入単価と購入数量との間には単価が下がれば数量が増え、または単価が上がれば数量が減るという明確な関係性は見られません。



先にも述べたとおり、購入単位が1株(1房)単位であることから、購入単価が比較的安価であることもあり、購入する場合は価格がどうであれ1株(1房)購入せざるを得ないことがこのような現象が起きるものと思われます。

◇ブロッコリーの購入世帯割合の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入世帯割合の推移は、2008年1月の49.1%から2017年3月の47.9%の間は平均的には47.5%±1.3%と、グラフ上では増減の変動が強調されていますが、実際はほぼ横ばい状態での推移となっています。



◇都道府県庁所在市別「ブロッコリー」の消費(購入数量、支出金額)について

都道府県庁所在市別のブロッコリーの消費は下表、下図の通りです。



ブロッコリーの生産量の多い都道府県は、北海道、愛知県、埼玉県、香川県、長野県ですが、北海道と長野県は6月から9月までの間の収穫量が多く、愛知県、埼玉県、香川県は11月から5月の間が収穫量が多くなっています。



消費は、生産地に関係なく、関東、東北地方で多く、四国、九州地方で少ない傾向にあります。


最近の生鮮野菜(レタス)の消費(購入数量、支出金額)の推移について

2017年06月26日 05時08分18秒 | 社会・経済

最近の生鮮野菜のうち「レタス」の消費の推移を見ていきます。

◇レタスの購入数量の季節変動(2008年1月~2017年3月の平均)について

レタスは、夏場は冷涼な地域(長野県、北関東など)、冬場は温暖な地域(九州や四国の温暖な地域)で栽培・収穫ができることから、季節性の少ない野菜の一つで、スーパーマーケットなどでは通年販売されています。
旬の時期(出回り量が多い)は6月から9月で、10月から5月はほぼ同じ量が出回っています。



家庭でのレタスの用途は、サラダでの生食が主なことから、購入数量は夏場の5月から8月に多く、冬場の11月から2月が少なくなっています。

◇レタスへの支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間(2008年1月から2017年3月)における支出金額の推移は、2008年1月の160円から2017年3月の227円まで、期間中小刻みな増減を繰り返しながら、増加傾向で推移しています。



◇レタスの実購入頻度の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における実購入頻度の推移は、2008年1月の2.1回/月から2013年8月の2.4回/月までの間はほほ一貫した増加傾向で推移し、その後は9月の2.4回/月から2017年3月の2.4回/月までの間は若干の増減があるものの横ばい状態で推移しています。



◇レタスの購入1回当り支出金額の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り支出金額の推移は、2008年1月の75円/回から2015年6月の101円/回までは、期間中小刻みな増減を繰り返しながら増加傾向で推移した後、7月の101円/回から2017年3月の94円/回までの間は、平均的には96円/回±3円/回とほぼ横ばい状態での推移となっています。



◇レタスの購入1回当り購入数量の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入1回当り購入数量の推移は、2008年1月の245g/回から2017年3月の225g/回までの間は、平均的には218g/回±10gとほぼ横這いで推移しています。



流通品のレタス1玉の重さは、300g~500gと言われています。
購入1回当り購入数量からは、平均的には0.5玉となります?

◇レタスの(購入1回当り)購入単価の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における(購入1回当り)購入単価の推移は、2008年1月の30円/100gから2017年3月の41円/100gへと、期間中小刻みな増減を繰り返しながら緩やかな値上がり傾向で推移しています。




○レタスの購入単価と購入数量との関係について

レタスの購入価格と購入数量との関係について、相関分析を行ってみました。
決定係数(R2乗)は0.4072と、弱い負の相関があります。



天候要因で不作から価格が上昇しも、食生活にしっかりと組み込まれているような場合は、ある程度は購入する必要があるものと思われます。
なお、近似曲線(直線)の式から、購入単価が10円/100g下がると購入数量は12g増えることが分かります。

◇レタスの購入世帯割合の推移(二人以上の世帯)について

分析期間における購入世帯割合の推移は、2008年1月の64.6%から2017年3月の64.2%へと、平均的には62.5%±1.3%とほぼ横ばい状態での推移となっています。



◇都道府県庁所在市別「レタス」の消費(購入数量、支出金額)について

都道府県庁所在市別のレタスの消費は下表、下図の通りです。

 

レタスの生産量の多い都府県は、長野県、茨城県、群馬県、兵庫県および長崎県となっており、長野、茨城、群馬の3県で全出荷量の60%弱が出荷されています。
消費(購入数量、支出金額)が多いのは、首都圏および静岡市で比較的食の洋風化が進んでいる地域、少ないのは九州、四国、東北および北陸で比較的伝統食を重んじている地域となっています。