豚肉について、続けます。
◇豚肉の支出金額の推移(二人以上の世帯)について
分析期間における豚肉の支出金額の推移は、2006年1月の1,900円/月から2008年7月の2,150円/月まで増加した後、2012年6月の1,950円/月までは減少傾向で推移しています。
その後は、2012年7月の1,950円/月から2015年8月の2,500円/月まで急増した後、2016年7月の2,430円/までは若干の減少となっています。
(グラフをクリックすると拡大したグラフを見ることができます。以下のグラフについても同じです。)
2012年8月から2016年7月までの推移は、1,960円/月から2,430円/月まで年率換算で5.70%の増加傾向での推移となっています。
◇豚肉の実購入頻度の推移(二人以上の世帯)について
分析期間における豚肉の実購入頻度の推移は、2006年1月の4.9回/月から2015年7月の5.7回/月まで、期間中若干の増減は有るもの増加傾向での推移となっています。
その後は、2016年7月の5.5回/月まで減少傾向となっています。
この購入頻度は、週に1,2回の購入頻度に相当します。
◇豚肉の購入1回当り購入数量の推移(二人以上の世帯)について
分析期間における豚肉の購入1回当りの購入数量は、2006年1月の290g/回から2013年7月の310g/回まで緩やかな増加傾向で推移した後、2014年12月の290g/回まで減少し、その後は2016年7月の310g/回まで回復しています。
2013年8月から2014年12月までの減少は、後述の購入単価の急騰によるものと考えられます。
◇豚肉の購入1回当り支出金額の推移(二人以上の世帯)について
分析期間における豚肉の購入1回当りの支出金額の推移は、2006年1月の390円/回から2012年9月の380円/回までは、平均的には390円/回±6円/回とほぼ横ばい状態での推移となっています。
その後、10月の380円/回から2016年7月の440円/回までは急増状態となっています。
2012年8月から2016年7月までの推移は、380円/回から440円/回まで年率換算で4.19%の増加傾向での推移となっています。
◇豚肉の購入単価の推移(二人以上の世帯)について
分析期間における豚肉の購入単価の推移は、2006月の134円/100gから2008年9月の140円/100gまで上昇した後、2012年8月の126円/100gまで値下がっています。
その後は、9月の126円/100gから2015年2月の150円/100gまで急騰した後、2016年7月の145円/100gまではやや値下がり傾向での推移となっています。
2012年8月から2016年7月までの推移は、126円/100gから145円/100gまで年率換算で3.66%の値上がり傾向での推移となっています。
この購入単価の値上がりが、支出金額増加の原因となっていますが、豚肉の生産量や卸売価格、小売価格の統計等を見てみないと、単価の上昇の原因は分かりません。
◇豚肉の購入世帯割合の推移(二人以上の世帯)について
分析期間における豚肉の購入世帯割合の推移は、2006年1月の92.1%から2016年7月の93.7%まで、期間中小刻みな増減を繰り返しながら、緩やかな増加傾向での推移となっています。
2011年12月から2013年1月の間にやや大きく減少していますが、持ち合わせている情報では、何が原因となっているかよくわかりません。
購入世帯割合が90%以上と、豚肉は家庭ではよく食されている食品の一つと言えます。