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拾い読み★2016-002≪コラム記事≫

2016年01月02日 18時52分06秒 | マリーンズ2016
則本、小川、西野…意外と実力者が多い90年世代の投手たち

 “松坂世代”には松坂大輔(ソフトバンク)、杉内俊哉(巨人)、藤川球児(阪神)、“88年世代”には田中将大(ヤンキース)、前田健太(広島)、沢村拓一(巨人)など、各世代に良い投手が何人もいる。

 “松坂世代”、“88年世代”などのように○○世代とくくられることは少ないが、90年世代も良い投手が多い。90年12月17日生まれの則本昂大(楽天)がその一人。則本は三重中京大から12年ドラフト2位で楽天に入団。大卒1年目ながら開幕投手を務めた13年に、15勝をマーク。球団初のリーグ優勝、日本一の大きな立役者となった。2年目には自身初のタイトルとなる最多奪三振を獲得し、3年目にも2年連続で同タイトルを受賞。その活躍が認められ、昨年11月に行われた『プレミア12』では日本代表に選出されるなど、球界を代表する投手に成長している。

 投球フォームがノーラン・ライアンに似ていることから“和製ライアン”と呼ばれている小川泰弘(ヤクルト)も90年生まれ。小川も大卒投手で、1年目の13年にリーグ最多の16勝。新人王を受賞した。2年目は骨折して離脱した時期もあり二ケタ勝利に届かなかったが、15年は11勝をマークし、14年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。

 リリーフでも、西野勇士(ロッテ)がいる。西野は09年育成ドラフト5位で入団。支配下登録されたのは13年と苦労したが、同年に9勝。翌14年は、前年セーブ王の益田直也が故障により、開幕から守護神を任され、そのまま定着。31セーブをマークした。抑え2年目の15年は、さらにセーブ数を伸ばして34。ロッテの不動の守護神となっている。

 その他、90年世代の投手は平成生まれの投手で通算勝利数2位の西勇輝(オリックス)、又吉克樹(中日)、福谷浩司(中日)などがいる。ちなみに野手では浅村栄斗(西武)、中島卓也(日本ハム)などもこの世代。今年26歳を迎える90年世代の投手陣の活躍に注目だ。

【1990年世代】
1990年4月2日~91年4月1日生

(BASEBALL KING)





ストーブリーグの覇者は?【パ・リーグ編】

 2016年がスタートした。今年のプロ野球は、どんなペナントレースが展開されるのか。今オフの支配下登録選手の変化をまとめた。

 パ・リーグは2015年、2年連続リーグ優勝、日本一を果たしたソフトバンクが黄金時代を迎えている。ストップなるかが焦点になる。

 【ソフトバンク】圧倒的な強さでリーグ連覇を果たしたが、今オフはチームを揺るがす動きがあった。不動の三塁手で、チームリーダーの松田が海外FA権を行使。主に指名打者としてプレーした李大浩もメジャー挑戦を希望して自由契約となった。今季、2人で計66本塁打、192打点を挙げた主力が離脱となれば、チームには大きな痛手だ。

 だが、松田はメジャー球団から「サード一本」のオファーがなく、王球団会長から慰留されたこともあり残留を決断。最悪の事態は免れた。李大浩もメジャー球団との交渉がまとまっておらず、残留の可能性もある。

 このオフは、15年シーズンに10勝を挙げたスタンリッジがロッテに移籍した。補強は、かつて左のエースとして活躍した前カブスの左腕・和田が5年ぶりに復帰。メジャー通算4シーズンで5勝5敗、防御率3・36だったが、古巣で輝きを取り戻せるか。

 外国人はベネズエラ出身の右腕スアレスを獲った。最速158キロを誇るが荒削りで、将来を見越した補強と言える。

 【日本ハム】昨季はエース・大谷が15勝を挙げる活躍。日本のエースに成長した。チームは2位に甘んじたが、貯金17でシーズンを終えており、さらに若い選手も育っている。これから先が楽しみなチームだ。

 今オフは主力級の動きはなく、投手のメンドーサ、内野手のレアードとの契約を更新した。

 獲得したのは前ヤンキースのリリーフ投手マーティン。203センチの長身右腕で、メジャーでは2年間で通算40試合に登板し、0勝2敗1セーブ、防御率6・19。マイナーでは先発の経験もある。

 ドラフトでも1位上原(明大)、2位加藤(新日鉄住金かずさマジック)、3位・井口(東農大北海道オホーツク)と、上位3人が大学生、社会人の投手。投手力強化というチームの姿勢が表れている。

 西武を戦力外となった米野を、捕手兼2軍バッテリーコーチ補佐として獲得した。

 【ロッテ】昨季は終盤の追い上げで3位に食い込んだ。しかしシーズン後、今江がFA権を行使して楽天に移籍。同じくクルーズも巨人に移籍した。三塁、二塁のレギュラーが一気にチームを去るという厳しい状況となった。

 これまで獲得したのは、前ソフトバンクの投手スタンリッジ。昨季は23試合に登板し10勝7敗、防御率3・74。37歳とベテランの域に達しているが、実績は十分だ。さらに今江の人的補償で、楽天から選手を獲得する可能性もある。

 懸案の内野手だが、ここまでのところ補強はない。現有戦力はもちろん、ドラフト1位で獲得した強打の平沢(仙台育英)への期待も大きくなる。


 【西武】昨季は4位に終わったが、打線はシーズン最多安打の秋山、本塁打と打点の2冠を獲得した中村らがそろい、力はある。課題は投手陣で、今オフは投手を重点的に補強している。

 ドラフトでは10選手を指名したが、1位の多和田(富士大)を始め8人が投手。外国人は前韓国・ネクセンの左腕バンヘッケンと、前インディアンスの右腕・李振昌を獲った。バンヘッケンは韓国で12年から4年連続2桁勝利を挙げた先発投手。台湾出身の李振昌は救援投手で、13年にメジャーデビューし、通算47試合に登板している。

 野手では前オリックスの外野手・竹原を獲得。さらに広島からFA宣言した内野手の木村昇を春季キャンプでテストすることを発表している。

 【オリックス】昨季は中島、小谷野、ブランコらを補強して臨んだが、投打とも開幕から振るわず、森脇監督がシーズン途中で休養。最終的に5位に沈んだ。福良監督代行が正式に監督に就任し、巻き返しを期す。

 オフは大きくチームが変わった。谷、平野恵が現役を引退し、井川、馬原、坂口、鉄平ら実績のある選手が退団した。外国人選手もバリントン、ヘルマン、カラバイヨらがチームを去った。

 ドラフトでは西武と並んで最多の10人を獲得。さらに外国人も前マーリンズの右腕コーディエ、前フィリーズの外野手ボグセビック、前アスレチックス傘下3Aの内野手モレルを獲った。

 コーディエは最速160キロのリリーフ投手で、抑えとして期待される。ボグセビックはメジャー通算19本塁打の長打力に加え、足もある。モレルはメジャー通算13本塁打をマークした三塁手だ。

 補強ではないが、エース・金子が復活するかも注目。昨季は右肘手術の影響などもあり、16試合で7勝6敗に終わったが、完全復活となれば大きなプラスになる。

 【楽天】13年にリーグ優勝、日本一となったが、田中がヤンキースに移籍すると、14年から2年連続で最下位。大久保監督は1シーズン限りで退団し、梨田新監督が就任した。このオフは斎藤、小山伸らが現役を引退し、ペーニャらが退団した。

 チーム再建へ、ロッテからFA宣言した今江を獲得。三塁はウイークポイントで、計算できる選手で埋められたのは大きい。

 他球団を戦力外となった選手の獲得にも積極的だ。投手は前中日の山内と前ソフトバンクの金無英、捕手は前ロッテの川本、内野手は前広島の栗原を獲得した。注目は栗原で、2004年から8年連続で2桁本塁打をマークした実績がある。右肘手術の影響などで14、15年は1軍出場がなく、志願して自由契約となり、新たな働き場所を求めた。

 新外国人は前パイレーツのリズ、前ブルージェイズのブリガムという両右腕、今季メキシカンリーグで41本塁打、117打点をマークしてMVPに輝いた内野手アマダーの3人。リズ、ブリガムはともに先発、中継ぎがこなせる。アマダーは体重135キロで、NPB史上最重量であることも話題となった。

 新人では話題のオコエ(関東第一)をドラフト1位で獲得。高卒野手に1年目から過度な期待は禁物だが、大きな話題になりそうだ。

(デイリースポーツ・足立行康)

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