押切もえ誕生日“おのろけ”に、ファンから「やるじゃん!涌井(笑)」
モデルの押切もえ(37)が29日、自身の誕生日に夫からのサプライズプレゼントをインスタグラムで公開した。
プロ野球ロッテの涌井秀章投手(30)と今年11月に結婚し、今月ハワイで挙式を行ったばかりの押切。「ハッピーバースデーもえちゃん 秀章より」というカードが添えられたバラの花束の写真をアップして「今朝出かける前に、サプライズのお花」「嬉しいな」と、妻となって初めての誕生日に夫からのロマンチックな贈り物があったことをのろけた。
この写真には3時間ほどで1300件を超える「いいね!」が付き、ファンからは「わくいさん、素敵なサプライズ」「いいなぁ」「涌井さん素敵」「愛されてますね」「涌井くん、カッコイイ」「ステキなだんな様」「やるじゃん!涌井(笑)」と、夫への称賛や祝福のコメントが寄せられている。
(サンスポ)
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田村4年目開花、正捕手固定は収穫大/ロッテ回顧録
<担当記者が振り返る2016年:ロッテ>
ロッテの今季最大の収穫は、正捕手が固まったことだ。高卒4年目を迎えた田村が開花。116試合でスタメンマスクをかぶり、課題だった打撃も向上した。規定打席には達しなかったが、打率2割5分6厘を記録。昨季の1割7分から大きく伸ばし、ベストナインにも選ばれた。伊東監督が就任して以来、急務となっていたポスト里崎の育成ができたシーズンだった。
正捕手が定まったことは、投手陣にも当然、プラスの影響を与えた。特に、石川が防御率2・16で最優秀防御率の活躍。「田村のリードのおかげ」と感謝している。プロ入り以来、3年連続2ケタ勝利と、もともと高い実力を持つが、今季は14勝5敗で貯金を9つも稼いだことは大きな進歩だった(一昨年は10勝8敗、昨年は12勝12敗)。来季も正捕手田村が投手陣を引っ張っていく形が出来れば、大きく打ち込まれる心配は少ないだろう。
来季の課題は明確だ。退団したデスパイネの穴を埋められるかに尽きる。24本塁打、92打点はチームトップ。調子のムラもあったが、打席に立つだけで相手バッテリーにプレッシャーを与えられる存在だった。他に長打を打てる選手が少なく、不動の4番が抜けた影響は極めて大きい。
レンジャーズ3Aのダフィーを獲得したが、大砲タイプではない。フロントは新たな大砲の獲得を目指しているが、デスパイネ流出決定が12月後半までもつれたことで、他球団と比べ、補強に出遅れてしまった感は否めない。今後の補強次第ではあるが、現状では、足を絡めながら、つないで点を奪い、守備と投手力で競り勝つスタイルを強いられそうだ。【ロッテ担当=古川真弥】
(日刊)
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パ6球団改善点&イチ押し選手/里崎コラム(上)
元ロッテの里崎智也氏(野球評論家)の「ウェブ特別評論」を掲載中。29回目は「今季の反省、来季の修正点とイチ押し選手~パ・リーグ編」です。
◇ ◇ ◇
2016年も残すところ、わずかとなった。10年ぶり日本一に輝いた日本ハム、セ・リーグ25年ぶり制覇の広島で幕を閉じた今シーズンだったが、すでに来季へ向けた戦いは始まっている。
今季の反省、修正点など振り返りつつ、来季のイチ押し選手を挙げてみた。今回はパリーグ編。
【日本ハム】
今季の反省点は特にない。取り上げるとすれば大谷が先発枠でフル稼働していない点くらいか。そんなピンチも増井を抑えから配置転換、マーティンをストッパーに回して乗り切った栗山采配は鮮やかだった。
来季に向けて、まずは投手陣を見る。バースが抜けた穴が気になる。そこに誰を持ってくるのか。日本シリーズ(以下、日本S)第5戦で2回途中降板となったが先発した加藤に期待がかかる。日本一決戦のマウンド経験値は大きく、バースの穴をカバーする1番手となりそうだ。
外野の中堅を担う陽岱鋼が抜けた。日本Sを見た感じでは岡がカバーするだろう。岡の成長が見えていたから陽を放出できたのではないか。陽が抜けたと言って外野陣に不安は感じない。近藤、谷口、杉谷、浅間ら若手の成長も順調で、いつブレークしてもおかしくない。
巨人からトレード移籍の大田泰示は素材は一級品だが、まだ未知数。首脳陣も戦力として計算するにはまだ早いと感じているのではないだろうか。
バースと陽が抜けたといっても、期待される選手名が次から次へと上がってくる状況は、好循環だと思う。
<イチ押し>
ズバリ岡大海だ。陽は負傷がちだったが、岡は25歳と年齢も若く、打撃でパンチ力もある。足も速く期待は大きい。
【ソフトバンク】
捕手の細川が移籍した。誰を捕手のメインに据えるのか?鶴岡、高谷、斐紹、拓也らがどう入ってくるのか起用法もV奪回のカギとなる。打線もデスパイネ加入が大詰めに入っており、打率2割8分、92打点、24本塁打の大砲加入で打線にさらに破壊力が増しそうだ。
終盤失速した中継ぎ陣の整備も課題だ。森福が巨人にFA移籍した。五十嵐、森が勝負どころで本来の調子を発揮できなかった。リリーフ陣の再編をどうするのか。計算できるのは27歳の岩崎ぐらいか。スアレス、バリオスは痛打をくらう場面も目立った。シーズン終盤では逃げ切れず、逆転負けで白星を落とした。先発陣は充実している。守護神サファテまでの“つなぎ”をどうするかにかかってくる。
<イチ押し>
高橋純平に期待している。今年、岡山開催のフレッシュオールスターでじっくり投球を見た。ムチのようにしなる右腕から154キロを計測し、いい球を投げていた。ウエスタン・リーグでも7試合で2勝1敗、28回1/3を投げ防御率2・22と数字もまずまず。今季14勝の武田翔太が抜けてきたときのように、交流戦あたりからでも出てくれば投手陣も厚みを増す。かなり順調に育っている。無理をさせないと思うが、高橋が二の矢、三の矢として飛び出してくれば面白い。
【ロッテ】
いわずもがな、デスパイネの穴は痛い。キャンプまでに外国人補強なくして打線は厳しいだろう。投手陣は涌井、石川は計算できるが、そのほかの投手がメドが立たない。「西野、来季は先発復帰」の記事を見たが、2桁10勝挙げ3本柱の一角を担う存在になれれば面白い。
玉突き現象で西野が中継ぎから先発に出たらリリーフ陣をどうするか。今季は内、益田ら中継ぎ陣もけがに泣かされた。投手陣全般の編成が課題だ。
選手層の薄さは否めない。助っ人に頼らねばならないチーム事情もある。キャンプ前に補強できるかも注目だ。
ただ、ベストナインには角中、鈴木、田村が選ばれた。9ポジションで3つをロッテ勢で占めた。最優秀防御率に石川、角中が首位打者のタイトルを取った。個々の地力はある。102安打を放った細谷、57試合に登板した南、藤岡ら若手も育っている。首脳陣が個の力を組織プレーとしてどうまとめ、勝利に直結させるかが見どころだ。
<イチ押し>
先発復帰の西野がキーマンだ。浮沈のカギを握る可能性も大きく、西野が2桁挙げるようだと面白い。
【西武】
先発投手の頭数が足りない西武だが、エース岸が楽天にFA移籍した。西武は投手力の整備、課題はそこに尽きる。辻新監督が就任し、リーグワーストの101失策をどれだけ減らせるか手腕に期待したい。
チーム打率2割6分4厘は1位の日本ハムに2厘差のリーグ2位、128本塁打は同1位、619得点は日本ハムと並ぶ2位タイ。破壊力満点の打線は問題ないだろう。
<イチ押し>
獅子トリオに期待したい。遊撃を守る呉念庭(ウー・ネンティン)。43試合に出場し打率1割9分4厘ながらきれいなスイングをしている。プロの水にも慣れた2年目に注目だ。個人的な興味で森友哉。打撃センスは誰もが認めるところだが、どのポジションで試合に出るのか気になる。3人目は高橋光成だ。今季22試合に登板し4勝11敗。防御率4・42と期待を裏切った。岸の穴を埋めるなら高橋光成だと思う。
【楽天】
投手力は岸の加入で則本との2枚看板でいける。実力を普通に発揮してくれれば投手力は上がるはず。
問題は足を使える選手がいるのに、とにかく足を使わなかったこと。チーム盗塁数56はリーグワースト。トップの日本ハム132盗塁を見ても差は歴然だ。ウィラー、ベゲーロ、ペレス、アマダーら大砲だけの攻撃ではきつい。その大砲の両脇をどう固め、足のある選手をどう絡めるか。攻撃のバリエーションが増えて得点力が上がれば怖い存在。ベンチワークがカギとなる。
<イチ押し>
5選手に注目している。まずはドラフト2位の池田隆英。大学ではあの「ジャスティス」田中正義とかつてエースを争った男。投手陣のどこかに食い込んでくるのではないか。08年ドラフト2位、右の和製大砲と期待されながら覚醒していない中川大志、安楽、釜田が1本立ちするか、松井裕の飛躍はどうか。全体的に若いチーム。プロ経験年数で考えても爆発していいころだ。
【オリックス】
選手層が薄かったがさらに糸井が阪神にFA移籍した。正直キツイ。金子、西の両右腕の爆発に期待するしかない。攻守にわたり何を強みにするのか。今季のフロントの外国人選手の補強失敗、編成部分でのコンセプトを変える必要があるのではないか。主力の年齢の高さも気になる。ここは思い切って若手へのシフトチェンジも必要か? 点検材料は尽きない。
<イチ押し>
ルーキーながら10本塁打の吉田正尚に期待。ウインターリーグの台湾でも打率5割5分6厘、6本塁打、29打点と群を抜いた。吉田正に引っ張られて相乗効果でほかの若手も出てきてくれば。選手層の薄さは裏を返せば、定位置獲得のチャンスだ。
◆里崎智也(さとざき・ともや)1976年(昭51)5月20日、徳島県生まれ。鳴門工(現鳴門渦潮)-帝京大を経て98年にロッテを逆指名しドラフト2位で入団。06年第1回WBCでは優勝した王ジャパンの正捕手として活躍。08年北京五輪出場。06、07年ベストナインとゴールデングラブ賞。オールスター出場7度。05、09年盗塁阻止率リーグ1位。2014年のシーズン限りで引退。実働15年で通算1089試合、3476打数890安打(打率2割5分6厘)、108本塁打、458打点。現役時代は175センチ、94キロ。右投げ右打ち。
(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「サトのガチ話」)
モデルの押切もえ(37)が29日、自身の誕生日に夫からのサプライズプレゼントをインスタグラムで公開した。
プロ野球ロッテの涌井秀章投手(30)と今年11月に結婚し、今月ハワイで挙式を行ったばかりの押切。「ハッピーバースデーもえちゃん 秀章より」というカードが添えられたバラの花束の写真をアップして「今朝出かける前に、サプライズのお花」「嬉しいな」と、妻となって初めての誕生日に夫からのロマンチックな贈り物があったことをのろけた。
この写真には3時間ほどで1300件を超える「いいね!」が付き、ファンからは「わくいさん、素敵なサプライズ」「いいなぁ」「涌井さん素敵」「愛されてますね」「涌井くん、カッコイイ」「ステキなだんな様」「やるじゃん!涌井(笑)」と、夫への称賛や祝福のコメントが寄せられている。
(サンスポ)
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田村4年目開花、正捕手固定は収穫大/ロッテ回顧録
<担当記者が振り返る2016年:ロッテ>
ロッテの今季最大の収穫は、正捕手が固まったことだ。高卒4年目を迎えた田村が開花。116試合でスタメンマスクをかぶり、課題だった打撃も向上した。規定打席には達しなかったが、打率2割5分6厘を記録。昨季の1割7分から大きく伸ばし、ベストナインにも選ばれた。伊東監督が就任して以来、急務となっていたポスト里崎の育成ができたシーズンだった。
正捕手が定まったことは、投手陣にも当然、プラスの影響を与えた。特に、石川が防御率2・16で最優秀防御率の活躍。「田村のリードのおかげ」と感謝している。プロ入り以来、3年連続2ケタ勝利と、もともと高い実力を持つが、今季は14勝5敗で貯金を9つも稼いだことは大きな進歩だった(一昨年は10勝8敗、昨年は12勝12敗)。来季も正捕手田村が投手陣を引っ張っていく形が出来れば、大きく打ち込まれる心配は少ないだろう。
来季の課題は明確だ。退団したデスパイネの穴を埋められるかに尽きる。24本塁打、92打点はチームトップ。調子のムラもあったが、打席に立つだけで相手バッテリーにプレッシャーを与えられる存在だった。他に長打を打てる選手が少なく、不動の4番が抜けた影響は極めて大きい。
レンジャーズ3Aのダフィーを獲得したが、大砲タイプではない。フロントは新たな大砲の獲得を目指しているが、デスパイネ流出決定が12月後半までもつれたことで、他球団と比べ、補強に出遅れてしまった感は否めない。今後の補強次第ではあるが、現状では、足を絡めながら、つないで点を奪い、守備と投手力で競り勝つスタイルを強いられそうだ。【ロッテ担当=古川真弥】
(日刊)
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パ6球団改善点&イチ押し選手/里崎コラム(上)
元ロッテの里崎智也氏(野球評論家)の「ウェブ特別評論」を掲載中。29回目は「今季の反省、来季の修正点とイチ押し選手~パ・リーグ編」です。
◇ ◇ ◇
2016年も残すところ、わずかとなった。10年ぶり日本一に輝いた日本ハム、セ・リーグ25年ぶり制覇の広島で幕を閉じた今シーズンだったが、すでに来季へ向けた戦いは始まっている。
今季の反省、修正点など振り返りつつ、来季のイチ押し選手を挙げてみた。今回はパリーグ編。
【日本ハム】
今季の反省点は特にない。取り上げるとすれば大谷が先発枠でフル稼働していない点くらいか。そんなピンチも増井を抑えから配置転換、マーティンをストッパーに回して乗り切った栗山采配は鮮やかだった。
来季に向けて、まずは投手陣を見る。バースが抜けた穴が気になる。そこに誰を持ってくるのか。日本シリーズ(以下、日本S)第5戦で2回途中降板となったが先発した加藤に期待がかかる。日本一決戦のマウンド経験値は大きく、バースの穴をカバーする1番手となりそうだ。
外野の中堅を担う陽岱鋼が抜けた。日本Sを見た感じでは岡がカバーするだろう。岡の成長が見えていたから陽を放出できたのではないか。陽が抜けたと言って外野陣に不安は感じない。近藤、谷口、杉谷、浅間ら若手の成長も順調で、いつブレークしてもおかしくない。
巨人からトレード移籍の大田泰示は素材は一級品だが、まだ未知数。首脳陣も戦力として計算するにはまだ早いと感じているのではないだろうか。
バースと陽が抜けたといっても、期待される選手名が次から次へと上がってくる状況は、好循環だと思う。
<イチ押し>
ズバリ岡大海だ。陽は負傷がちだったが、岡は25歳と年齢も若く、打撃でパンチ力もある。足も速く期待は大きい。
【ソフトバンク】
捕手の細川が移籍した。誰を捕手のメインに据えるのか?鶴岡、高谷、斐紹、拓也らがどう入ってくるのか起用法もV奪回のカギとなる。打線もデスパイネ加入が大詰めに入っており、打率2割8分、92打点、24本塁打の大砲加入で打線にさらに破壊力が増しそうだ。
終盤失速した中継ぎ陣の整備も課題だ。森福が巨人にFA移籍した。五十嵐、森が勝負どころで本来の調子を発揮できなかった。リリーフ陣の再編をどうするのか。計算できるのは27歳の岩崎ぐらいか。スアレス、バリオスは痛打をくらう場面も目立った。シーズン終盤では逃げ切れず、逆転負けで白星を落とした。先発陣は充実している。守護神サファテまでの“つなぎ”をどうするかにかかってくる。
<イチ押し>
高橋純平に期待している。今年、岡山開催のフレッシュオールスターでじっくり投球を見た。ムチのようにしなる右腕から154キロを計測し、いい球を投げていた。ウエスタン・リーグでも7試合で2勝1敗、28回1/3を投げ防御率2・22と数字もまずまず。今季14勝の武田翔太が抜けてきたときのように、交流戦あたりからでも出てくれば投手陣も厚みを増す。かなり順調に育っている。無理をさせないと思うが、高橋が二の矢、三の矢として飛び出してくれば面白い。
【ロッテ】
いわずもがな、デスパイネの穴は痛い。キャンプまでに外国人補強なくして打線は厳しいだろう。投手陣は涌井、石川は計算できるが、そのほかの投手がメドが立たない。「西野、来季は先発復帰」の記事を見たが、2桁10勝挙げ3本柱の一角を担う存在になれれば面白い。
玉突き現象で西野が中継ぎから先発に出たらリリーフ陣をどうするか。今季は内、益田ら中継ぎ陣もけがに泣かされた。投手陣全般の編成が課題だ。
選手層の薄さは否めない。助っ人に頼らねばならないチーム事情もある。キャンプ前に補強できるかも注目だ。
ただ、ベストナインには角中、鈴木、田村が選ばれた。9ポジションで3つをロッテ勢で占めた。最優秀防御率に石川、角中が首位打者のタイトルを取った。個々の地力はある。102安打を放った細谷、57試合に登板した南、藤岡ら若手も育っている。首脳陣が個の力を組織プレーとしてどうまとめ、勝利に直結させるかが見どころだ。
<イチ押し>
先発復帰の西野がキーマンだ。浮沈のカギを握る可能性も大きく、西野が2桁挙げるようだと面白い。
【西武】
先発投手の頭数が足りない西武だが、エース岸が楽天にFA移籍した。西武は投手力の整備、課題はそこに尽きる。辻新監督が就任し、リーグワーストの101失策をどれだけ減らせるか手腕に期待したい。
チーム打率2割6分4厘は1位の日本ハムに2厘差のリーグ2位、128本塁打は同1位、619得点は日本ハムと並ぶ2位タイ。破壊力満点の打線は問題ないだろう。
<イチ押し>
獅子トリオに期待したい。遊撃を守る呉念庭(ウー・ネンティン)。43試合に出場し打率1割9分4厘ながらきれいなスイングをしている。プロの水にも慣れた2年目に注目だ。個人的な興味で森友哉。打撃センスは誰もが認めるところだが、どのポジションで試合に出るのか気になる。3人目は高橋光成だ。今季22試合に登板し4勝11敗。防御率4・42と期待を裏切った。岸の穴を埋めるなら高橋光成だと思う。
【楽天】
投手力は岸の加入で則本との2枚看板でいける。実力を普通に発揮してくれれば投手力は上がるはず。
問題は足を使える選手がいるのに、とにかく足を使わなかったこと。チーム盗塁数56はリーグワースト。トップの日本ハム132盗塁を見ても差は歴然だ。ウィラー、ベゲーロ、ペレス、アマダーら大砲だけの攻撃ではきつい。その大砲の両脇をどう固め、足のある選手をどう絡めるか。攻撃のバリエーションが増えて得点力が上がれば怖い存在。ベンチワークがカギとなる。
<イチ押し>
5選手に注目している。まずはドラフト2位の池田隆英。大学ではあの「ジャスティス」田中正義とかつてエースを争った男。投手陣のどこかに食い込んでくるのではないか。08年ドラフト2位、右の和製大砲と期待されながら覚醒していない中川大志、安楽、釜田が1本立ちするか、松井裕の飛躍はどうか。全体的に若いチーム。プロ経験年数で考えても爆発していいころだ。
【オリックス】
選手層が薄かったがさらに糸井が阪神にFA移籍した。正直キツイ。金子、西の両右腕の爆発に期待するしかない。攻守にわたり何を強みにするのか。今季のフロントの外国人選手の補強失敗、編成部分でのコンセプトを変える必要があるのではないか。主力の年齢の高さも気になる。ここは思い切って若手へのシフトチェンジも必要か? 点検材料は尽きない。
<イチ押し>
ルーキーながら10本塁打の吉田正尚に期待。ウインターリーグの台湾でも打率5割5分6厘、6本塁打、29打点と群を抜いた。吉田正に引っ張られて相乗効果でほかの若手も出てきてくれば。選手層の薄さは裏を返せば、定位置獲得のチャンスだ。
◆里崎智也(さとざき・ともや)1976年(昭51)5月20日、徳島県生まれ。鳴門工(現鳴門渦潮)-帝京大を経て98年にロッテを逆指名しドラフト2位で入団。06年第1回WBCでは優勝した王ジャパンの正捕手として活躍。08年北京五輪出場。06、07年ベストナインとゴールデングラブ賞。オールスター出場7度。05、09年盗塁阻止率リーグ1位。2014年のシーズン限りで引退。実働15年で通算1089試合、3476打数890安打(打率2割5分6厘)、108本塁打、458打点。現役時代は175センチ、94キロ。右投げ右打ち。
(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「サトのガチ話」)
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