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コラム記事【8/8~8/9】

2024年08月10日 06時35分57秒 | マリーンズ2024
≪8/8≫


 ロッテの岡大海はここまで88試合に出場し、出塁率はリーグ2位の.377、打率はリーグ3位の.293、7本塁打、31打点、得点圏打率.303、10盗塁、OPS.830、プロ11年目で初めて出場した『マイナビオールスターゲーム2024』では2試合連続で本塁打を放つなど、素晴らしい活躍を見せている。

 ただ、本人はここまでについて「納得している部分もありますし、まだまだな部分があるので、両方あるのかなと思います」と自己評価。

 具体的に納得している部分について訊いてみると、「打つ方に関して、昨年より現時点(8月7日試合前練習後取材時点)では良い方向に行っているというのもありますし、ゴロが少なくなっているのが一番良いかなと思っています」と明かした。

 6月13日のDeNA戦から7月2日の日本ハム戦にかけて12試合連続で安打を放ち、15日の中日戦から25日の楽天戦にかけて6試合連続で複数安打を放っていたが、6月29日の取材で「特別そんなにめちゃめちゃ良いとは思っていないですし、交流戦明け数試合なのでなんとも言えない部分はありますね」と話していた。 

 7月は月間打率.190だったが、8月に入ってからは再び調子を取り戻し、2日のオリックス戦から6日のソフトバンク戦にかけて4試合連続複数安打、7日のソフトバンク戦でも初回の第1打席にポランコの逆転本塁打のきっかけとなる安打をセンター前に放った。

 8月の月間打率はここまで.526。現在の状態について岡は「今も調子が良いとは思っていないですし、7月は全体的に打っていなかったので、どれが正解なのかはいまだにわからないです。良いと思うものを続けていきたいと思っています」と自己分析した。 

早いカウントから積極的な仕掛け

 今季の岡は早いカウントから積極的に仕掛けていき、それを一発で仕留める確率が高い。数字を見ても、0ボール0ストライクの打率が.400(55-22)、1ボール1ストライクからの打率.405(37-15)だ。

 「追い込まれると良いピッチャーばかりなので厳しい。そこはそう思っていますね」。

 また、ここ最近はすり足で打っていることが多い。足を上げて打つときと、すり足で打つ時があるが、昨季まではその日の体の状態に合わせて使い分けていたが、今季は「その日、その日ベストな形を試合前にしっかり確認してからやっているつもりではいます。試合の中でも対ピッチャーに対して変えていかないといけないなと思いながらやっています」とのことだ。

 開幕から外野のレギュラーで出場し、プロ11年目で初の規定打席到達(443打席)に期待がかかる。本人は「あくまでチームが勝つためにというところだと思うので、それ(規定打席)は後からついてくればいいかなという気持ちだけですね」と、こだわるのはチームの勝利。「走攻守において全て貢献したいと思いますし、その中でも勝負強さを特に出していきたいなと思います」。チームの勝利のため、今日もバットで貢献する。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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≪8/9≫


再昇格後は無失点投球

 「もっと力になれるように頑張っていけたらなと思います」。

 ロッテの吉田凌は7月27日に再昇格後、3試合・4イニングを投げて、2被安打、4奪三振、1与四球、防御率0.00に抑えている。

 吉田は石垣島春季キャンプの取材でも、「実戦入ってずっと抑えることが1番のアピールだと思うので、そこを意識していきたい」と話していたが、「それがいちばんのアピールだと思います」とその考えは変わらない。

 吉田は昨年のオフにオリックスから戦力外通告を受け、今季育成選手として加入。5月31日に支配下選手登録を勝ち取ると、6月2日の阪神戦で「とても緊張しましたが、ゼロで抑えることができてホッとしました」と移籍後初登板を果たした。6月5日に一軍登録抹消された後、ファームで10試合・10回2/3を投げ、6被安打、15奪三振、防御率3.38の成績で7月27日に再昇格。

 再昇格後初登板となった7月31日の西武戦、6-2の9回に登板し1イニングを3人で片付けた。二死走者なしからガルシアに対し、1ボール1ストライクから投じた3球目の外角のシュートで追い込み、最後は130キロのスライダーで空振り三振に奪ったのは見事だった。本人は「いつも通りかなと。悪くなかったかなと感じですね」と振り返った。

 8月3日には昨季までプレーしていた敵地・京セラD大阪でのオリックス戦に登板し、「ゼロで抑えることしか考えていなかったので、抑えられた良かったです」と、1回を無失点に抑えた。

 8月6日のソフトバンク戦では2イニングを投げ1被安打、2奪三振、無失点。「任されたところをやるだけなので、はい」と、1イニングだけでなく、ロングリリーフでもチームのために腕を振る。

ファンの声援

 ファンの応援も吉田の投球を後押ししている。「いつも三塁側から見ていて、すごい声援やなと見ていて思っていましたし、いざ自分が受けてみて背中からすごい声援を送ってもらえるのでありがたいなと思います」。マウンドに上がる時のコールを力に変えている。「純粋にすごいなと思います。声量がすごいので、はい」と、熱いマリーンズファンに感謝した。

 ただ、移籍後初登板となった6月2日の阪神戦は「ちょっとその時は、緊張していたので何も考えずに投げたという感じです」と、自分の投球に必死だったという。それでも、マリーンズファンの声援が大きな力になっていることは間違いない。

オリックスでの優勝経験

 現在首位・ソフトバンクと11ゲーム差の2位のロッテ。吉田は昨季までリーグ3連覇のオリックスに所属していた。優勝していたチームのこの時期の雰囲気について聞いてみると、「一戦一戦負けられない試合が多かった。ぶっちぎりで優勝したこともなかなかなかったので、本当に負けられない試合ばかりだった。いい緊張感でやっていたのは覚えています」と教えてくれた。

 それを踏まえ、今のマリーンズのチームの雰囲気はどう感じているのだろうかーー。吉田は「毎年優勝争いしていたイメージしかない」とし、「ここにきて1年なのでなんとも言えないですけど、本当に良いチームだなと思います」と話した。

 リーグ優勝へ向け負けられない戦いが続く。その中で吉田は「一戦一戦、痺れる試合が増えていくので、勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。昨季も夏場以降に昇格した澤田圭佑がブルペンに欠かせない存在になった例もある。吉田もこの夏、自分の役割をしっかりとこなし、数多く勝利に貢献していきたい。

取材・文=岩下雄太 

(ベースボールキング)

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