賢治の心

宮沢賢治さんの詩っていいですね。
青くて透明な空、北国の壮大な自然を感じます。


わたくしといふ現象は

仮定された有機交流電燈の

ひとつの青い照明です
（あらゆる透明な幽霊の複合体）

風景やみんなといっしょに

せはしくせはしく明滅しながら

いかにもたしかにともりつづける

因果交流電燈の

ひとつの青い照明です


心象スケッチ「春と修羅より」


☆宮沢賢治記念館　一度だけ訪れた事があります。（＾_＾）；


（KIN:79 青い磁気の嵐/エネルギーを引きつける）

イエス・キリストのParadox

聖堂や修道院等の荘厳な雰囲気に、魂のルーツを感じる事がある。

一人静かに、またそういう雰囲気の中で共に祈りたいという時、幾度かカトリック教会に足を運んだ事がある。
そこでは、少し英語訛りのある外人の神父さんの言葉に、独特の趣きのようなものを感じたものだ。

“チーン”「祈りましょう・・・」

聖堂に惹かれるのは、其処に宗教の本質的なエネルギーが在るから・・・。
これは、仏教でもキリスト教でも変わりはない。

「貧しい者は幸いである・・・何故なら・・・」
「悲しんでいる人々は幸いである・・・何故なら・・・」

という言葉。理屈ではなく、その荘厳な雰囲気の中で感じる言葉。
普段から身を清く保ち、節制をしている者が説いてこそ、彼（キリスト）の言葉も生きるのだろう。

この世は、全てがParadox（逆説的）であるという事を・・・。

「幸いな人たちとは」


（KIN:79 青い時期の嵐/エネルギーを引きつける）