宮城県栄養士会 食のコラム

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節分の日

2020年02月01日 | 食文化
2月3日は節分の日です。「節分には豆まき」が一般的でしたが、近年では豆まき以外に恵方巻きを食べる風習が全国的に増えてきました。そこで、恵方巻きについて紹介致します。

「恵方巻」の由来は?
商都大阪発祥の風習と言われていますが、その起源の定説は未だ存在せず不明な点が多いため由来は定かではありません。現在は「節分の夜に、恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじりし、言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなう」とされています。
「恵方巻」という名称は、大手コンビニストアのセブンイレブンが恵方巻と称して太巻きを販売したのがきっかけとなり、1998年から全国へ広がり2000年代以降に急速に広まったとされております。


恵方巻きの食べ方・ルールは?
1:太巻きをひとりにつき1本準備する
福を巻き込むことから巻き寿司。縁が切れたり、福が途切れたりしないよう、包丁で切ってはいけません。七福神にあやかり、7種類の具が入った太巻きが望ましいとされています。

2:恵方を向く
その年の歳徳神がいる方角で、何事も吉とされている恵方を向いて食べます。
2020年の恵方は「西南西」です。

3:願いごとをしながら、黙々と最後まで食べる
途中で話をしたりすると運が逃げてしまうので、食べ終わるまで口をきいてはいけません。さらに、目を閉じて食べる、笑いながら食べるという説もあります。


皆さんも良い節分をお過ごしください。

東北医科薬科大学病院 木村 藍


参考;https://allabout.co.jp/gm/gc/220582/
https://ja.wikipedia.org/wiki/恵方巻