宮城県栄養士会 食のコラム

「食と健康」についての情報発信!!

宮城の特産品~仙台駄菓子~

2017年11月15日 | 日記
仙台駄菓子とは、仙台市で作られる伝統的な和菓子であり、宮城の名産品の一つです。なかなか店舗がないため、仙台駄菓子の存在を知りながらも、販売している店が見つからず、一度も口にしたことのない方も少なくないのではないでしょうか。最近移り住んできた新しい市民や進学等で移り住んできた若い世代にはなかなか知られていないかもしれません。現在、仙台駄菓子を製造・販売している店は、城下町における下町、すなわち、仙台市中心部の路地裏にあります。
「仙台駄菓子」という固有名詞がついたのは、昭和30年代以降になってからであり、起源となったのは伊達藩にあった「糒(ほしいい)」というものです。当時はその地方の風俗や気候、採れる穀物に合わせて独特の駄菓子が作られていました。特に東北地方は文化が貧しく、賃金も低いので安くて大きく腹持ちが良く、なおかつ保存のきくものが必要でした。そこで独特のおこしや黄粉、ねじりがしや餅菓子が作られたと言われています。種類が豊富で手作りが中心となっており、各店舗の職人によって同じ種類の菓子でも味が異なり、これもまた「仙台駄菓子」の特徴となっています。


参考文献
・Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0%E9%A7%84%E8%8F%93%E5%AD%90
・伊達美味
http://www.dateuma.jp/menu/dagashi/
・石橋屋
http://www.ishibashiya.co.jp/kokoroe.htm

行事食~七五三・千歳飴~

2017年11月01日 | 日記
七歳、五歳、三歳のお子さんがいらっしゃるご家庭ではそろそろ準備を始める頃かと思いますが、七五三は室町時代から行われていたと言われています。
昔は小さい子どもが病気などで亡くなる事が多かったこともあり、子どもが無事に成長したことをお祝いする行事と言われています。私が子供の頃は、数え年でお祝いしていましたが、現在は満年齢で実施することが多いようです。
七五三と言えば、今でもたまに食べたくなるのが「千歳飴」です。子供の頃は、鶴などの祝いものが書いてある袋に入った長い飴を食べきれず苦労したものですが、あの長いという所がポイントのようで、長寿を願う意味が込められていると言われています。
色も紅白でとても縁起が良いですね。
千歳飴の由来や発祥については諸説ありますが、子どもの長寿を願うということに変わりないようです。
今では、短い個包装の千歳飴や子どもの好きなキャラクターが袋に書いてある千歳飴もあります。
今年七五三のお祝いをされる方、おめでとうございます。長寿を願いながら千歳飴を召し上がってくださいね。

イラスト:イラスト満タン