宮城県栄養士会 食のコラム

「食と健康」についての情報発信!!

夏の食材と栄養

2010年06月15日 | 健康・病気

 夏バテにまず食べて欲しい食材は、体力をつける豚肉やウナギ、ビタミンB群を豊富に含んでいる胚芽部分を残した米・めん類・パンなど。そしてビタミンB群やカロテン、ビタミンCを豊富含んだ夏ならではのオクラ・ピーマン・枝豆などの太陽の恵みをたっぷり受けた野菜、乳酸を分解するクエン酸を豊富に含んだレモンやキウイフルーツ、パイナップルなどです。

 そして、疲れを予防してくれる食材と一緒にぜひ食べ合わせて欲しい食材は、効果をさらに高めてくれるねぎ、にんにく、青じそなどの硫化アリル類、でんぷん消化酵素を含んだやまのいも類や大根です。

  さらに、欠かせないのがエネルギー代謝に欠かせないマグネシウムを、豊富に含んだ豆腐や納豆。ビタミンB1をサポートしてくれるすぐれものです。


  ひとつの栄養素だけではなく、ふたつ、みっつと食材を食べ合わせることで、体に取り入れられる栄養価は驚くほどグンと高まります。

 必要な栄養素を含んだ食材を、何種類か組み合わせて疲労回復力を高め、体力低下を予防しましょう。夏バテの体力低下は免疫力の低下にもつながり、思わぬ病を引き起こす要因にもなりやすいのでご注意!


夏に向けて健康的に減量

2010年06月01日 | 食・レシピ

 これからの季節、急に体重を減らすと夏バテや体調をくずしやすくなります。
急激な減量はリバウンドしやすく、結果的に体脂肪を増やし、太りやすい体を作ってしまいます。そこで、健康的に減量するポイントをあげてみます。
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 ①  1日3食、バランス良く食べましょう。
     *主食(ご飯・パン・麺)と主菜(魚・肉・卵・大豆製品)と副菜
     (野菜・海藻・きのこ類)を揃えて食べる。
     *「ざるそば」や「そうめん」だけにならないようにする。
②  おかずは1人分ずつ小分けに盛りましょう。
③  早食いをしないで、よく噛んで食べましょう。
     *よく噛むと満腹中枢が働き、食べ過ぎをおさえる。
④  食事の時は野菜から食べましょう。
     *野菜は1日350gが目安。
⑤  間食は日中のうちに果物や乳製品を中心に摂りましょう。
     *アイスクリームやゼリーなどの甘い物は、小さめの物を選ぶ。
⑥  夏場はアルコールやジュース類が増えがちなので、控えめにしましょう。
⑦  外食は野菜料理の多い「和食の定食」を中心に選びましょう。
⑧  運動を生活の中に取り入れましょう。
     *運動して筋肉を付けると、基礎代謝が上がり体脂肪が燃焼しやすく
      なる。(有酸素運動のウォーキングがお勧め)
     *夏場は汗をかきやすいので、甘くない水分を摂りながら行う。