『キャリア論と労働関連法24講』(中川直毅編著 三恵社)
題名で損をしてる本だなと思った。読みやすくて、実利的で、面白い。なのに、この堅苦しい題名。自ら手にすることはなかっただろう。
共著者の一人と仕事上の知り合いで、本書は先方からいただいた。
キャリアとはなんなのか。何も考えていなかった。労働者として身を守る労働関連法についても、まったく当事者意識を持てずにいた。そのことを見直す契機となった。
また、失業中の友人がいて、彼が取り得るベターな選択は何なのかと、本書が具体的な選択肢を教えてくれた。
ハラスメントといった今時のコンプライアンスの課題だけでなく、労働組合法までカバーしていて、純粋に面白かった。様々な判例が紹介され、法律がいかに解釈・運用されるのかもイメージしやすかった。

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