漢方では、痛みは気・血(けつ)・津液(しんえき)など人体の構成成分の「流れ」や「量」と深い関係にあると捉えています。
気は生命エネルギーに近い概念、血は全身を滋養する血液や栄養、津液は体内の水液を指します。
ふくらはぎの痛みやこむら返りと特に関係が深いのは、血と津液です。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/koui/202008/566685.html
中医漢方薬学において、病原体の侵襲やアレルギー反応の場となる粘膜バリアを鍛えるには、
衛益顆粒(玉屛風散)+ササヘルス+板藍茶(板藍根)+白花蛇舌草
以上の4種類の中医方剤および単味エキス製剤や製品の併用の長期継続服用がよいだろうと考えている。
これによって粘膜バリアにおける免疫力、要するにいわゆる粘膜免疫の働きを向上させ、重篤な感染症やアレルギーを予防できるだけでなく、上皮細胞がら発生する各種の悪性腫瘍の予防効果も得られると考えている。
漢方の腹診所見の1つです。
患者さんに足を伸ばして寝てもらいます。
おへその下から下腹部にかけて診察をします。
おへそから恥骨結合に向けて直線的に見ていきます。
指を立てて下腹部に向かっていくと、指がズボッと入る箇所が見られます。
下腹部に行けば行くほど所見が見られます。
1本線で触れる人もあれば、2本線、3本線で触れる人もいます。
これは何を示すか?
漢方でいう腎虚(じんきょ)です。
生まれ持ったパワーが年齢相当より早く落ちてきています。
これを認めたら八味地黄丸(はちみじおうがん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を飲みます。
私は最近牛車腎気丸を飲んでいます。
腰が痛い、足が微妙にしびれるからです。
内服開始して2週間経過しましたが、今のところ症状は軽快に向かっています。
おなかを診て、所見があれば漢方薬を試す、そういう流れです。