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はんなりと株価ジョウショウ↑

くだらない馬鹿話といつかの夢の続きを深夜のファミレスで

完結しました。

2009年04月14日 | ノベリアス
いきなり書き出した小説のようなもの。
遅れたけど完結したよ。
一週間に渡って書くなんて未だかつてなかったね。

とくに理由もなく書き出したとか言ったけど、うん、まあ理由はあるんだよね。
俺の好きなサイトで『ノベアリス』って名前の企画があったの。
企画内容は3000文字の小説を一週間毎日書くってすごい内容だったのよ。
3000文字書くとかホントすごいな。
んで俺は長文が苦手だから、とりあえず小説っぽいのを一週間書こうって考えたの。

サボった日もあったけど、とりあえず終わってよかった。
もし、読んでくれていた人が居たら、ありがとうございます。
そして、こんな変な内容でごめんなさい。
なんか感想くれたら嬉しいよ。


『陽子のスプラッシャー』

■第一話 陽子!尿子になる!
■第二話 仲間が増えるよ!やったね陽ちゃん!
■第三話 見知らぬ天井!優しいアロマ!
■第四話 尿道者の星!
■第五話 温もりに包まれて!
■最終話 尿子スプラッシュ!


あとエンディング的に勝手に感謝の言葉を書こうと思うよ。

第一話と第二話をアップする前に感想を述べてくれたネリさん。
「結構おもろいな」の言葉がなかったらきっとしんどいし邪魔くさいからアップしてなかったと思う。
書いた分だけをはてなハイクとかにアップしてたかも。
小説の始まり方、情景描写の書き方、参考の小説。
小説を読まない俺に小説というものを教えてくれました。
ありがとうございました。

『ノベアリス』を企画してくれたステッパーズストップのポーンさん。

アドバイスとレビューをしてくれたさまんささん。

同じくチャットでアドバイスをしてくれた黒音コウさん。

ツイッターで感想を呟いてくれていたぜのさん。

短めの『ノベアリス』をアップしていたluitomoさん。

同じく短めの『ノベアリス』がいくつかあったみまふねさん。

尿技を一緒に考えてくれた西瓜さん。

尿道が痛くなった高島津さん。

尿がやたら黄色いTHEKIさん。

「なんぞwwwwwwww」ってコメントくれた匿名希望さん。

ありがとうございました。

そして読んでくれたみんな。
ホントにホントにありがとう!!

……。

さてと、お別れの時間だね。
始まりには、終わりが必ずあってさ、そんで終わるから美しいんだと思うんだ。

今日で……うん……もう、終わっちゃうんだけどさ。
な……なんだよww
泣いてないんだからね!www
今までやってこれたのは、この……ブログにアクセスしてくれたみんなのおかげだよ。

うん……そうだね……
また……またいつか、この場所で会えたらいいね!

だから、さよならは言わないよ!
みんなに良い感じの幸せが訪れたらいいね!
ありがと……じゃあね!


※追記
これ『ノベアリス』って書きまくったけど、間違ったよ。
正しくは『ノベリアス』だったよ。
ググったら間違ってるの俺だけじゃ無かったね。
独りじゃなくてよかったw

尿子のスプラッシャー 最終話

2009年04月13日 | ノベリアス
「最終話 尿子スプラッシュ!」


 コツコツと鍋のフタが音をたてる。そのフタを開けるとトマトと魚介の匂いが広がった。ブイヤベース風トマトスープはもう完成のようだ。オーブンからは鶏肉と香草の良い匂いがしてきた。後15分もすれば焼きあがる。そしてケーキも用意している。優さんが好きなフルーツケーキ。
 よし……完璧だよ。優さんはもう30分以内に帰ってくるだろう。
 ……本当に……本当に完璧なのだろうか。
 私が尿道(スプラッシュ)をマスターしたことを、優さんに見せたら……優さんは何て言うのかな。「わあー、すごいよ陽子ちゃん! よーし、じゃあ今日は陽子ちゃんを食べちゃうぞー!」わー、これは無いか。でも……優さんはどんな顔をするのだろうか。考えただけで顔がにやついてしまう。
「ただいま、陽子ちゃん」「うわッ!お帰りなさい!」背後に優さんが立っていた。どうやら私がにやにやしている間に帰ってきていたようだ。ふうー、ビックリしたよ。
 優さんが上着を脱いでハンガーにかけてブラッシングしている。
 優さん……私、尿道者(スプラッシャー)になったんだよ。優さんと同じ場所に立てたかな。早く伝えたい、けど……緊張してきた。
「いい匂い。今日は鶏肉だね」「うん、あと優さんの好きなフルーツケーキも買ってきたよ。誕生日だからちょっとすごいのにしたの」「お、いいねえ。ありがとう陽子ちゃん」
 優さんはまだ着替えている。……よし、今言おう……今しかないッ!
 背中を向けた優さんに近づく、だが気付いた優さんは私の方に振り返った。
「どうしたの? 陽子ちゃん」
「ゆ……優さん、実は私! ……尿道者になったの!」
 優さんに尿道者になったことを伝えた。
 沈黙があった。恐らく数秒くらいだったに違いない、でも私には数時間にも感じた。気がつくと優さんは私を優しく抱きしめていた。優さんが私の耳元でささやく。
「陽子ちゃん、尿道者になったんだ」「……うん」「本当に?」「うん、本当だよ」「僕のせいだね。無理したんじゃない?」「そんなことないよ。でも優さんに喜んでほしくて」「ありがとう、嬉しいよ。……じゃあ尿技(スプラッシュアーツ)とかあるのかな」「うん……顔面騎乗十字固め放尿(クロススプラッシュ)」「……攻めなんだね」「……うん、そうみたい」「放尿(スプラッシュ)すると、気持ちいい?」「……うん」「そう……それは良かった」
 優さんはそう言うと私の耳に唇をあてた。私はビックリして頭を仰け反らせてしまう、弾かれた優さんの唇は流れるように私の首筋に着地する。そして舌で愛撫され、そのまま鎖骨へ這わされる。声が出そうになった。優さんの両手は私の背中を支えるように愛撫していた。
 ああ……優さん。……優さんに抱きしめられている。
 言葉では言い表せない、幸福な時間が流れている。誰もが永遠を望む瞬間だ。
「……あれ? ……えあ? あ、ああッ!」
 優さんに抱きしめられていた私はいつの間にか放尿してしまった。してしまった、というのが正しいのか、正確には気付いたときには放尿し終えていた。何が起こったのか全く分からなかった。ただ優さんの胸の中で達していた。
「あああ、あの、ごめんなさい優さ……」私の言葉は優さん唇で遮られ、そのままベッドに運ばれてしまう。
「かわいいよ……陽子」「優さん……あの、私……放尿しちゃったよ」「……陽子、もう一度してくれるかい」
 優さんはそう言うと私のわき腹と下腹部を優しく愛撫した。じんわりと優さんの手の温もりが伝わってくる。温もりが体の中を満たしていく、まるで外と中の両方から優さんに抱きしめられているようだ。
 私はまた放尿していた。
「…………!」その放尿は私を再び穏やかな絶頂へと導いていた。快楽の波に声も無く震える。優さんの心地良い重みがその波を上書きし続けていった。
――
 チュンチュンとスズメの鳴き声とともに朝が来ることは普通のことなのだろうか。目を覚ますと優さんはテーブルでコーヒーを飲んでいた。放尿したシーツは変えられているようだ。
 ……ああ、あんなにも放尿してしまうなんて。恥ずかしい。
 お手洗いに行きたくなったが、体が脱力して力が入らない。このままではまた放尿してしまうよ。
「おはよう陽子ちゃん」「おはよう優さん……あの……」
 優さんにお手洗いに行きたい事を伝えると、私を抱きかかえ運んでくれた。
「……でも、なんで優さんまで入ってくるのー!?」
「うーん、そうだね。尿道者が放尿を見るのに理由がいるかな」
 たしかに、そうなんだけど……昨日あんなに放尿したのに、何故かここでするのがとても恥ずかしい気がする。
「陽子ちゃん……恥ずかしい?」
 優さんの右手の人差し指が私の眉毛をなぞった。その指はそのまま耳と髪の毛を愛撫した。その行為に反応した私の唇が吐息を漏らすと、優さんの指は私のあごのラインを滑べり、顔をくいっと上げられる。
 優さんの顔が近づく。私の唇と優さんの唇の距離が無くなったとき、私の全ては今この瞬間のためにあったかのような喜びに包まれ、とめどなく涙と尿が溢れ出した。
――
「うーんすごい! それは本で見たことがあります! 恐らく優さんの尿技は尿露創造(ドリップクリエイター)に違いありません!」
「尿露創造……愛撫することで利尿作用を促進させて瞬間的に放尿させる……旦那さんはすごい尿技の持ち主ね」
 大山神さんと浅田君は興奮してテンション高く喋っている。
 ここはいつもの待ち合わせ場所のファーストフード店。浅田君はまた春菊バーガーを食べている。特に美味しくは無いが、今日が最終日と理由で注文したそうだ。大山神さんは紅茶を飲んでいた。
 そういえば、聞くと二人は付き合い始めたらしい。初めて大山神さんに会ったときの目の奥の冷たさは影を潜め、今は表情から温かな空気を感じた。浅田君はいつも通りの爽やかハイテンションだけど。
 この二人に出会わなければ、私はまだ優さんの場所にはたどり着けていなかったかもしれない。誕生日に優さん告白して以来、優さんの心や体や動作の一つ一つや温もりまでもが、より近く、感じられる気がする。二人には感謝しなくてはいけない。
「ありがとう……二人には感謝しないとね。とりあえずここの会計は私に払わせてよ」
「え、いいんですか! 尿子さん! ごちそう様です!」
「ありがとうございます尿子姉さん! 尿子姉さんかっこいいわ!」
「ビバ尿子さん!」「優しいのは香り(アロマ)だけじゃなかった尿子姉さん!」ワイワイガヤガヤ。
 ……ああ、また尿子って……きっとこの先もこの恥ずかしさには慣れることは無いだろうと思った。

おしまい

五回目の投稿

2009年04月11日 | ノベリアス
パトラッシュ……僕はもう疲れたよ。

「第五話 温もりに包まれて!」


 熱い湯気と冷たい空気はやがて混ざり合って、心地良い温もりに変わるのだろうか。変わるとすれば一体いつ変わるのだろうか。こんなにも温かいお風呂に入っているのに、心は凍えてしまいそうだ。
 彼女、大山神雫さんは私に対して九十度横を向いてお風呂に入っている。通った鼻筋。さっきとは打って変わって落ち着いた感じだが、その表情は氷細工のような美しさと冷たさを感じさせた。
 なぜ私は服を脱いで居るのか。もちろん彼女に「服を脱ぎなさい」と言われたからだ。
 なぜ私は浴槽に浸かっているのか。彼女に「入りなさい」と言われたから。
 きっと恐怖とはこういう事なのだろう。恐ろしくて逆らうことすら考えられない。二十歳とは思えない貫禄があった。……ああ、帰りたい、トイレにも行きたい。
「昨日……司郎君と何をしていたの?」彼女が口を開く。気付くと彼女は背中を向けていた。
「え……えと……あの、尿道(スプラッシュ)を……教えてもらってました」
「顔面騎乗十字固め放尿(クロススプラッシュ)……」
 背中を向けた彼女は肩を震わせて怒っているようだ。……うう、怖いよう。
「司郎君に匂いをつけるなんて……この、泥棒猫が……ッ!」
「そんな、泥棒猫だなんて……痛ッ!」ドン、と胸に鈍い痛みが走る。彼女が背中からぶつかってきたのだ。そのまま私を浴槽の壁にグイグイと押し付けた。
「司郎君は私が放尿(スプラッシュ)するの! 勝手にしてただで済むと思ってるの!」
「ご……ごめんさない! その……浅田君が大山神さんの彼氏だなんて知らなくて!」
「…………」
「…………?」
「し……司郎君は、その……わた、私の……彼氏」
 彼女が何か動揺している気がする。……なんだろう。彼氏って言ったらダメだったのかな。どうしよう。
「浅田君は……えっと、彼氏じゃないんですか?」
「……彼氏に、彼氏になるの! 司郎君は私のことが好きだし! なんの問題もないの!」
 彼女が暴れる。肘がお腹に当たる。
「痛い、やめて……じゃあ二人は付き合ってるわけじゃなかったのね?」
「うるさい! 何よ! あんただって恋人じゃないじゃない!」
 彼女は私を更に押し、肘を思いっきりぶつけてきた。彼女の肘が私の下腹部を激しくえぐる。
「痛ッ……あ!」直撃した肘は私の膀胱を刺激した。ずっと我慢していた尿意は私の尿道をいとも簡単に通りぬけ、浴槽のお湯に導かれた。
「な……なに? どうしたのよ」「ダメ!」私の異変に気付き、振り返ろうとした彼女を抱え込むように手を回し阻止した。
 こんな顔……こんな気持ちよくなってる顔は見せられない。ああ……お湯の中で放尿するなんて、恥ずかしいのに……体が震えるくらい気持ちいい。
「あ……あなた……まさか放尿してる。……放しなさい! 放せ!」
 彼女が暴れる。私はじっとこの放尿の快感に耐えるように彼女を強く押さえ込んだ。 
「いや! 放せ! 放して! い、いやだ! ……これは! これがコイツの香り(アロマ)!? バカな、信じられない……この香りは! ああ! やめろ私に染み込ませるな! ……ああ……私の体中が……このビッチに隙間なく……マーキングされていく……ぅ」
 私の長い長い放尿は終わり、彼女はグッタリしていた。
「うう……うぇええ、ひどい、ひどいよ……誰にも放尿されたこと無かったのに……初めては司郎君と一緒にしようと思ってたのに」彼女は泣いていた。
 先ほどの恐ろしい空気は感じられない。私はそんな彼女の変わりように、とても愛しくなり、そっと下腹部を抱きしめた。彼女は力無く声と尿を漏らした。
――
「だから尿子姉さんはすごかったのよ、全身にスプラッシュされちゃったわ」
「さすがは尿子さんだ! 浴槽の尿印(バスマーキング)までマスターするなんて!」
 いつものファーストフード店で大山神さんと浅田君が楽しそうに喋っている。あの日から大山神さんは、何故か私の事を尿子姉さんと呼ぶようになった。また二人で尿子を連呼している。周りの視線がもう……ああ、恥ずかしいよ。

陽子のスプラッシャー四回目の投稿

2009年04月10日 | ノベリアス
時間もぎりぎり、そろそろ限界っぽい。
ネタ的にも文章書く能力的にも、あと土日は無理っぽい気がする。
ああ、なんだっけ、何でこんな事してるんだっけ……。
まあいいや。
とりあえず両手がぶっ壊れるまで書けばいいよ!わーい!
あと、どうでもいいことなんだけど、タイトルは美味しんぼの栗田ゆう子ボイスで勝手に変換してる。

「第四話 尿道者の星!」


 レンガのようなタイルの壁と緑色の看板、油と塩の香ばしい匂い。早朝、浅田君から「今日お時間ありますか?」とメールが来たので、二人で近くのファーストフード店で少し早い昼食をとっていた。まだ昼前だというのに店内の半分は学生だった。もう半分は主婦かな。
「うまー! 美味いですね! この辺りはファーストフード店の激戦区ですが、ここの店が一番美味しいです! あ、陽子さんももっとジュース飲んで下さいよ。尿道者(スプラッシャー)たるもの常に水分は補給しておかないと!」
 相変わらず爽やかな彼は、期間限定の春の春菊バーガーという謎のメニューを美味しそうに食べていた。そもそも春菊の旬は冬だった気が……在庫処分なの? というかそんなにジュースばっかり飲めないよ。
「実は今日は陽子さんに尿道(スプラッシュ)の方針を説明しようと思いまして。」
「方針……?」
「はい、陽子さんの旦那さん。優さんですね。優さんの尿道スタイルは今のところ分かりません。それは優さんが尿道者であることを隠しているから仕方ありません」
「うん……仕方ない」……スタイルってなんだろう。
「なので優さんが攻めか受けか分からない以上、今は陽子さんの騎乗スタイルを極めた方がいいと思います。そこでですね……これを持ってきました。見てもらえますか」
 彼はカバンからスクラップブックを取り出し、開いて見せてくれた。
「……これは」
 スクラップブックには図解入りの尿技がいくつか載っていた。
「はい、昨日陽子さんがマスターした尿技(スプラッシュアーツ)は基本的には攻めのスタイルなんです。このスクラップは陽子さんがマスター出来そうな尿技をいくつかピックアップしてみました」
「ええッ! わざわざこんな事まで……」
「何を言ってるんですか、僕たちは同じ尿道を志す……仲間じゃないですか! これくらい手伝わせて下さいよ!」
「浅田君……ありがとう」
 彼の喋っている内容は変態的だが、今はとても頼もしく感じた。
――
 彼の開いたページに目を通しているとテーブルに頭の影が写った。
「おはよう浅田君!」突然、誰かが彼に話しかけてくる。ちょっとビクッとしてしまった。
 テーブルの横にはショートカットの女性が立っていた。とても整った顔をしている。すらっとした手足、スタイルもすごく良い。身長は165cm以上ありそう。私より背が高いかな。
「あ、雫さん! おはようございます!」
 お友達なのだろうか。彼より年上っぽい。
「陽子さん、紹介します。彼女は大山神雫(オオヤマガミシズク)さんです。僕なんか足元にも及ばないくらいの尿道者でテレビにも出られたりしています。先月の『月刊 尿星(にょうじょう)』では表紙を飾っていたんですよ。今、一番熱い尿ドルと言われています。」
「へえー、はじめまして、すごい人なんですね」たしかに、一般人にはないオーラを感じる。なんだか専門用語がいっぱい出てきたけど、とにかく凄そうだ。
「はじめまして、大山神雫こと、大いなる山の神の放尿(スプラッシュマウンテン)尿山です。えっと、浅田君とは……お友達ですか?」
「はい、陽子さんはですね……」彼は大山神さんに私の事を説明している。事細かに……昨日のことや、優さんのことまで……え、説明しすぎだよ。こんな昼前のファーストフード店で「尿子さんの香りは……」とか恥ずかしいよ! ……そういえば、さっきまでは私の事を陽子と呼んでいたのは、外だから気を使ってくれていたのかな。ああ……浅田君、興奮しすぎて尿子を連呼してるよ。
 一通り彼は私の事を話すと、大山神さんは私の方を見て言った。
「そうだわ! 私の家に陽子さんの旦那さんが持ってたビデオ『お漏らしっ子大全』があるわ! 尿子さん、一緒に見て旦那さんの尿道スタイルを研究しましょう! あとよかったら尿子さんのスタイルも見せてほしいの。あ、浅田君はダメだよ。女同士、研究することもあるし」
――
 そんなこんなで、なんだか強引に大山神さんの家に連れてこられてしまった。二人とも声が大きくて、周りの視線が痛かった。あのファーストフード店はもう行けないよ。
「尿子さん。シャワーを浴びましょう」そう言って彼女は私の手を引っ張る。
「あ、ごめんなさい。先にお手洗い借りてもいいかな?」「…………」「……あの、大山神さん?」聞こえないのだろうか? 会話が途切れたまま脱衣室に連れてこられた。
 脱衣室につくと彼女は私に背を向けたまま服を脱ぎ始める。なんだか重い空気。うう……トイレに行きたいよ。仕方ないので、もう一度声をかけてみた。
「お……大山神さん! あの……」「昨日は楽しかった?」遮られるように彼女は口を開いた。楽しい……なんのことだろう?
「司郎君が、あんなに楽しそうに話すなんて……ッ! 昨日そんなに楽しかったのかしらねえ。ねえ……司郎君とはどういった関係なの!?」
 彼女の美しい顔は、殺気立って鬼のような形相になっている。そしてゆっくり私の手を掴み……怖い……ッ! なんでこんなことに……優さんッ! 助けて!

続き 陽子のスプラッシャー三回目の投稿

2009年04月09日 | ノベリアス
ああ、分からない。小説ってのが分からない。不安だ。
登場人物が一人ならまだ書きやすい気がする。喋り、行動の描写、心の声、最大でもこの三つの種類しかない。ブログと同じだな。
二人になった瞬間にそれが倍になる。分からない。
一人のときは、誰が何をするのか、書かなくても分かる。でも二人になったら、俺が、彼が、とかつけないと分かりにくい。
リズムってのも分からん。マンガばっかりの人間には難しすぎるな。
この恥ずかし内容もそんな小説力の無さを隠しているのかも知れない。
ていうかこの前書きみたいなのもなんだよ、言い訳がましくああああ全てがネガティブになっていくあああぎゃああああ

「第三話 見知らぬ天井!優しいアロマ!」


 八畳ちょっとの広めの部屋、上品で落ち着いた感じのこげ茶色の机が北側、その反対側に置かれた白いセミダブルのベッドに私は腰掛けていた。さっき会った高校生、浅田君の部屋だ。
 うーん、勢いで部屋に来ちゃったけどいいのかな。ここに居る理由は一時間前……雑居ビルの階段での会話にさかのぼる。
「さっそく尿子さんに尿技(スプラッシュアーツ)を見せてもらいたいんですが、ここでやるには尿子さんには早すぎると思います。後片付けも大変だし。うん、そんなわけで、僕んちに来てもらえますか?」
「ちょ……ちょっと……そんな、いきなり家って言われても」
「大丈夫です! 今日は家族が居ないので、何の問題も無いですよ!」
――
 そんな爽やかな彼に連れられて、私はここにいます。
 彼はブツブツと呟きながら、机のパソコンと『尿道用語集』なる本を見ていた。
「尿子さん! ちょっとそこで立ってもらえますか!」
「は……はい!」
 急に呼ばれてビクッと立ち上がってしまう。私の腰の辺りをじっくりと見回している。
「……うん。尿子さんにピッタリの尿技が見つかりました。これです。見てください」
 彼は持っていた『尿道用語集』を開いて見せてくれた。……関係ないけど、これ尿語集とは略さないようだ。
「顔面騎乗……放尿……?」
「そうです、顔面騎乗放尿(ヘッドカウスプラッシュ)です。尿子さんの美しい腰のラインなら、この技を完璧にモノに出来ると思います」
「へーそっかー、ありがとう。これで私の尿技が決まったのね」
「はい! では早速やってみましょう!」そう言うと彼は、制服のボタンを三つ外し胸元をはだけて、ベッドに横たわった。
「…………?」
「どうしたんですか尿子さん! さあ、僕の上にまたがって放尿(スプラッシュ)して下さい!」
「えええええ! 私がここで……浅田君にするの!?」
「もちろんです! 尿子さんの尿技、僕がテイスティングします! さあ、尿子さん!」
 彼は真剣な顔で私にそう言う。彼の上にまたがるなんて……。
「あの……ちょっと恥ずかしいかな。その……優さんに」
「あっ、そうですね、すみません。じゃあこれで僕に目隠しして下さい」そう言うと彼は黒色の布を取り出した。
 目隠し……これで何かが解決しているとは思えない。うん……でも、よく考えればここで引き下がるわけにもいかない。何のために私は尿道をマスターしようとしているのか。そうだ、そうだよ、うろたえている場合じゃない、優さん……私は進みます。
 覚悟を決めて彼に目隠しをする。「ん……」かすかに彼の声が漏れる。なんで声出した。
「これでオッケーですね。じゃあ尿子さん! 下を脱いで僕にまたがって下さい!」すごく嬉しそう。
 私は恐る恐るジーンズと下着を脱いで、彼の足の方を向いて頭上に立った。
「あの……浅田君の服とかベッドが汚れちゃうと思うんだけど」
「もちろんです! 制服、ベッド、そういった僕の日常に尿子さんは放尿するんです! それがいいんです!」
 ああ……彼、すごく変態だよ。まだ若いのに。
「わ……わかった。じゃあ……するね」
 彼の鼻先10cm辺りまで腰を下ろす。とその時、バランスを崩しておでこと下半身に、それぞれ右手と左手を置いてしまう。「あ……」うわぁーこの子、その……勃起してる。
「ああッ! にょ……尿子さん! そんなとこに手を置いて……この技は!? もう、早く、放尿して下さい! 早く! お願いします早く!」興奮した彼は足をジタバタと動かし悶えている。
「わわッ! 暴れないで! するから! します! 今します! ……う……ぁあ、優さん!」
 私の緊張した下半身は、そのスキマから汗のように染み出した液体に、魂を抜かれたような解放感と心地よさを感じ、シャワシャワと音を立てて彼の顔に放尿した。
「ああああー! 尿子さん! 尿子さん! 尿子さんの、体内の温もりがッ! 全身に染み込んで行く! すごいです! この部屋で、制服もベッドも、僕の日常が全て、尿子さんに包まれていくよぉおお!」
「うえええん! いいから、恥ずかしいから、そんなこと喋らないでー!」
――
 ベッドの上で放心している私は、新しくなったシーツに手を滑らせ、冷たさと清潔さを感じていた。
 彼はシャワーを浴び、服を着替えた。薄いシャツとハーフパンツ、ドライヤーをかけていない髪はかすかに水をまとい、雫をたらしていた。
「よかった……ありがとうございます! 尿子さんが、あんなすごい技を使うなんて。二つ名は決まりましたね。顔面騎乗十字固め放尿(クロススプラッシュ)尿子。こんな感じでどうでしょうか」
「はい……ありがとう、ございました」
「尿子さんは普段からよく水を飲みますね。あと恐らくトマトが好きな気がします。尿子さんのは素晴らしいです。色は薄く優しい香り(アロマ)で一部のコアな人以外の多くの尿道者に受け入れられる。それでいて……」
 放心したまま自分の尿を解説を聞いていた。
――
「ありがとう……今日は……帰るね」そう言って彼の家を後にした。帰り際に携帯の番号を教えられる。「尿子さんの戦いは始まったばかりです。頑張りましょう!」爽やかに言われた。うん、頑張る。でも今日は寝よう。すごい体験だった。明日から頑張ろう。
 テイスティ司尿……彼はあのとき、私がちょっと気持ちよくなってしまった事も知っていたのだろうか。あえて言わなかったのか、気付かなかったのか。とにかく……恥ずかしいから寝よう。
 今日は……優さんの夢が見れたらいいな。

昨日の続き 陽子のスプラッシャー二回目の投稿

2009年04月08日 | ノベリアス
あー、ちょっと。飽きてきた、ような、やばい。
集中力の無い自分に寂しさすら感じる。
誰もが日々の生活で、飽きてきた感とこのまま続けてたい感ってのを持ってる気がする。
「飽きたなー。じゃまくせー」とか言いながらも決めた事をキッチリ守る人は信頼できる人だと思う。
時々うざいけど好きだ。

「第二話 仲間が増えるよ!やったね陽ちゃん!」


 雑居ビルの階段は、いつも冷たく足音を反射させる。
 繁華街の駅で降りた私は、目的の本を手に入れるため、薄暗い階段を上っている。
 すると上の方からカツカツと音が近づいてくる。見上げると学生らしき男の子が階段を一段とばしで降りてきていた。ガサゴソと黒いビデオのようなものをカバンに移し替えながら。
 って……こっちに突っ込んで来る!?
「え、うわ!? お姉さんどいて!」
 その言葉が言い終わる前に、彼の肩は私の胸に直撃し「ぐっがッ!」とノドから変な声が出て、そのまま押し倒されてしまった。
 ガンガンと踊り場で音を響かせるビデオ。お尻と胸が痛い。ホント前を見て歩いてね。
「ご……ごめんなさい! 急いでて、前見てませんでした! 大丈夫ですか!? 怪我はしてないですか!?」
 少年が私に手を差し伸べた。少年の方を見る。年齢は、16、17歳くらいだろうか。まだ幼い顔立ちだ、短く立たせた髪の毛、整えられた眉毛、大きな瞳、制服とのアンバランスさもあってかカッコイイと言うよりも可愛らしく感じる。
 起き上がろうと少年に手を伸ばしたとき、掌に書かれている文字が目に入った。
「尿……?」
 思わずその文字をつぶやいてしまった。少年は慌てて手を引っ込める。「えっと……友達のイタズラです」そう少年は言い、思い出したように落ちていたビデオを広い、カバンに詰めた。
「もしかして、そのビデオって……尿なの?」少年が尿に対してあまりに動揺したので、思いきって尋ねてみた。すると少年はビックリした顔で私を見つめてきた。
「え……分かるんですか? もしかして、お姉さんも尿道者(スプラッシャー)なんですか!?」 
 ……はい? スプラッシャー? なんですと?
「お姉さんはここには何をしに? もしかして尿道のビデオを?」
「いや、あの……本を買いに来たのだけど」
「尿道の本ですね! 分かります、ここの本屋は尿道の品揃えがいいですもんね!」
「ええ……まあ」
 少年はなんだかとても嬉しそうだ。興奮して激しい身振り手振りで話している。私の理解出来ない言葉が出てきたが、この少年は尿道に詳しい。私は起き上がるのも忘れて少年の話を聞いていた。尿道に詳しい人は……尿道通とでも呼ぶのだろうか。
「こんなところで尿道者に会えるなんて、嬉しいです。僕の名前は浅田司郎、テイスティ司尿です。お姉さんの尿道名(スプラッシュネーム)は何ですか?」
「……あの……私、始めたばっかりだから、その尿道についてよく分からないんだ。浅田君はすごく詳しいみたいだね。もし良かったら、私に教えてくれないかな?」
「ええッ! お姉さん始めたてなんですか!? すごい尿ーラを感じたのに。……うん、きっとお姉さんは才能がありますよ! 僕に出来る限り、教えさせてください! えっと、お姉さんの名前、教えてもらっていいですか?」
「よ……陽子、神楽柱陽子です」
「分かりました、じゃあ尿道名は尿子で。えっとですね、尿道者は尿道名、その尿道名につける二つ名、そして尿技(スプラッシュアーツ)を必ず持っています。まずそれを考えます」
「はあ……よろしくお願いします」
 彼は尿と書かれた手で私の手をとった。とても爽やかな笑顔でキラキラした眼差しを私に向けている。
 私は大変な世界に足を踏み入れてしまった。そんな気がした。でも、もちろん引き返す気なんて無い。優さんが見たもの感じたもの、私も触れてみたいから。

陽子のスプラッシャー

2009年04月07日 | ノベリアス
なんとなく長文を書こうと思います。この文章は全七回の続き物です。一週間、毎日投稿されます。もし投稿されない日があったら、多分飽きたんだと思います。

「第一話 陽子!尿子になる!」


 ガタンゴトンと心地よく、だけど気だるい音が身体を通っていく。
 電車の窓から見える景色はざわざわしている。ざわざわ……もちろん電車の中なので外の音が聞こえるはずは無い。でも顔の見えない人達が早足で行き交う交差点を眺めていると、そんな音が聞こえた気がしたのです。
 優さんも……私の夫の優さんも、顔の見えない誰かをオカズにしているのだろうか。特定の誰かに、ではなく不特定の誰か。存在しているかも分からない誰かに嫉妬してしまう。
 今も、優さんの言葉が耳に残っている。
「確かにね、僕は尿が好きだ。でもね、別に陽子ちゃんにして欲しい、とかそんな事は無いんだ。ただ僕は自分の異常性欲をこのビデオ『お漏らしっ子大全』で満たしていた、それだけなんだ。夫婦だから無理に合わせようとか考えないでほしい。例えばこの先、陽子ちゃんが病気か何かでオシッコが出なくなったとしよう。うん、すごく極端な話しだけどね。でももしそうなったとしても、僕の陽子ちゃんに対する気持ちは何ひとつ変わらない。僕はね、ありのままの君を愛しているんだ」
――
 土曜日の昼過ぎとは、こんなにも忙しくあわただしい街並みだったのだろうか。
 私の名前は陽子、22歳主婦。フルネームは神楽柱陽子、ガグラバシラヨウコ、とても読みにくい。生まれた時からこの名前です。なぜ優さんの苗字にならなかったのか。
 結婚と同時に優さんは私に「陽子ちゃんが嫌じゃなかったら家に居てほしい」そう言った。その言葉通り私は家に居ることが嫌では無かったので、家での仕事を選んだ。
 専業主婦で無いにしろ、外で働く方が名前を変えるなど常識的に考えてありえないし、普通に私は優さんの苗字を名乗るものと思っていた。そしたら優さんが「僕は、実は自分の苗字、山田を変えたいと思ってたんだ。僕が神楽柱を名乗ってもいいかな?」とのこと。
 ああ……優さん。
 優さんはちょっとバカっぽい。でも優しい。優さんは私を愛してくれる。私も優さんを喜ばせたい。いつも優さんを見てそう思っている。
 優さんは私に「そんなことしなくていい」と言った。愛と異常性欲は別だと。
 でもあの日、私が優さんの部屋を掃除しているときに偶然見つけてしまったお漏らしモノのビデオ。そのほとんどが尿にスポットが当てられていて顔は重視されていない内容だった。だけど、その中に一つ、私は見つけてしまった。とても普通の内容のアダルトビデオだった、顔もちゃんと写っていて女優さんが名前を出している。
 でも……驚いた。だってその女優さんは、雰囲気も声も、私にとてもよく似ていたから。

 私は決心した。
 私は尿の道を極めることを。尿道を極める。
 尿道の前には尿。後ろも尿。それ以外何も無い、ただ尿のための道。それが尿道。
 今の私は陽子じゃない!そう……尿子だ!
 そんなわけで今、私は本屋に向かっているのです。ネットのクチコミ広場で見つけた『ザ尿道』この本で尿道をマスターして優さんに……。
 幸い来週には優さんの誕生日がある。そのときに私の尿道を見せつけるしかない。もちろん普通のプレゼントも渡そうと思う。何がいいのだろうか。そういえばゲルググとか言う赤色のロボットを欲しいと言っていた気がする。33にもなってオモチャが欲しいと言った優さん……とても可愛い。