輪廻の沼 3

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電通新入社員の労災事件、トランプ大統領

2016年11月09日 19時44分53秒 | 心理学

自殺と過労
この自殺と過労の問題については、日本の大衆迎合教育により恐ろしいまでに罪悪感と倫理観を使用、利用された文化においては再現性がある事象である。

それが東大を出たからとか、ハーバード大学を出たからなどは関係ない。日本にいれば誰もが、どんな学歴を持とうとも起こりうる事象であるからだ。

大体、良い大学に出て。それで人は背中から羽でも生えるのだろうか?空でも飛ぶ事ができるのだろうか?

言える事は、人間は人間のままである。

人間は人間が作ったハードルを飛び越えたり、
蹴落としたり、蹴落とされてたり。
それしかしていない。

つまり、生物学的に何も進化していない。

考えてみると日本人は戦後から、
労働という文明が引いた牢屋に猿達が集まり、
我こそは立派な猿であると
自慢にふけっているだけである。

その様は、普通の猿と何ら変わりないが、
人間は自らが怠けるために人を利用する。

そして、その利用している悪事を美徳に置き換える。まず、電通の企業体質だが、別に珍しくもない。

4代目の鬼の十則なるものも、おそらくどこかの企業からパクってきたものだろう。

問題は、こういう十則を使って人を苛める対象、つまりモラハラを行う人間が彼女の自殺の原因であった事も否めない。

それは、徹夜漬けで仕上げたレポートを徹底して怒りあげた人間からもモラハラ質の人間が電通にいたことを物語る。

モラハラはパワハラやセクハラと意味を混合されやすいが、これらと違ってステルス性を持った苛めである。モラハラの詳しい説明は、別の書や機会にできればと思う。

この徹夜で仕上げる様な量と質を新人社員に求め、さらに報酬はなく罰であったこと。このような人間は自分より下の人間は徹底してイジメる。

それが彼女の自殺と無関係とは言えない。しかし、モラハラを行う人間は自分の魅力や会社の美徳を持ち出して、徹底的に彼女をイジメてきたはずである。

精神的な崩壊を企み、女性社員にセクハラめいた事を強要する上司もこの国にはゴマンといる。それが日本を代表するエリート大学を卒業しただのは関係しない。

では、彼女側に原因が無かったかと言えば否。

彼女は、モラハラから狙われやすいメランコリー型の人間であった事は事実。メランコリー型親和とは、誰かのために一生懸命働く人間のタイプである。

では、なぜメランコリー型親和になったのか。

これは母親の存在であろう。

精神分析が高度な者なら理解できると思うが、このケースの場合。

母親が無関係とは言いきれない。

良い大学を出て、良い企業に就職し、母親を楽させたい。

その言葉に自分は不在である。

このような子は、寂しい事を寂しいと言えずに育った子ではなかろうか。

私には分かるが、彼女は彼氏を作ったり、家庭や子供を持つなどの一切の夢を封印して東大を出た。

その感情的な根源は母親に甘えたいである。

このような子は好きな物を食べても良いよと言っても、誰かも好きだからと、譲ってしまう子であった。他の人も好きだからと、好きな人でも譲ってしまう子である。本当は取られた事を恨んでいる。

でも、その負の事実を吐き出すことを悪い事と教えられた大衆迎合教育は、このような境遇の人をただ死ぬものとして切り捨てた経緯がある。

否。

隠してきた経緯がある。

彼女は、母親にとんでもない企業で働いている事実を伝えたかった。しかし、母親の声を聞いたが最期に自殺している。

自分への罪悪感であるが、内心は恨み辛みを吐き出せなかった事だろう。彼女は親にその恨み辛みを言って泣き崩れたかったが、それができないで死んでいる。

心の原動力になったものは不安であろう、もはや母親に頼っても仕方がない。何も問題は解決しない。時間だけが経過する不安、殺したい程憎む相手をモラハラとすべき部分を会社の鬼の十則なる美徳を操られ彼女の心の世界では無能な私であったのだろう。

無能な私を消去しなさい、不安だから。

親の為に良い大学を出なさい、良い企業に就職しなさいで育つと基本的欲求が満たせぬまま育ってしまう。

もし、彼女が親以外の心の拠り所を持っていたらこの事件は起きなかったかもしれない。



ふとらテレビを観ているとアメリカの大統領選がトランプ大統領が誕生した瞬間であった。世界に何かの変化が起きる予感を彷彿させる。

これでテロという悪を中心にした第3次世界大戦も何かの火薬に火がつけば起きるかもしれない。

アメリカ大統領選こそ、アメリカと日本人の気質の違いが明確にでたものはない。

あれを評論家が小泉元首相に例えたが、とんでもない話だ。このトランプ大統領が小泉元首相のように合わせ上手に見えるのは評論家として考え直すべきだ。

この男は、強引。

ねじ曲げる。

鉄は熔かせ!さらば金になる!

そう言っても過言なき、腕力の持ち主。

劣勢でも関係なし!

アメリカ人の気質に訴える!

そういう政治家である。

この米大統領選挙は、例えるならこの間あった東京都知事選と全く同じである。変化が嫌いな日本人は、問題が少なそうな小池氏を選んだ。

変化を好む米国人は鳥越氏を選んだ。

セクハラ?関係ねーよ、今の不満、不安をぶっ壊せる救世主がトリゴエ!なら、トリゴエなんだよ!

これがアメリカ人の気質である。

オバマ大統領が就任した当初の演説を思い出す。

We can change

まさにアメリカ人。変わりたくない<変わりたい

変化こそ自らを救うものだと信じるアメリカ人は変化させてくれそうな人材を選ぶ。そして、変化したくない大衆迎合教育によって人並みにを信じる日本人は変化に乏しい代表を選ぶ。

日本の政治と金で失墜した政治家は多いが、トランプ大統領こそまさに政治と金とスキャンダルの集合体ではなかろうか?

それでもアメリカ人はトランプ一択!

We can change

ではなく

change the world
change for me
change to you
ミスタートランプ!

まさにアメリカ人。


さて、世界はどうなる。

先の見えぬ世よのう。


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