おはようございます。2009年11月30日快晴です。お元気ですか。
源氏物語押し絵展と解説の続きです。
前の帖をご覧くださる方は次をクリックしてください。
第 1帖へ戻ります。 第 7帖へ戻ります。 第13帖へ戻ります。
第十九帖 薄 雲↑ 若紫と碁盤の絵を再掲しました。19帖の押し絵を撮影しそこないましたので。
大堰の邸で逡巡する明石の君・・・・・。
結局、姫君を二条院の紫の上に渡し、自らは大堰の邸に留まる道を選びます。
生木を裂くような、明石の君と姫君の子別れ・・・・・・。
物語はこのあと、最愛の人「藤壷宮」と、源氏の舅であり
最良の庇護者でもあった左大臣(時の太政大臣)が相次いで亡くなり、
一転して激変の様相を呈します。
そして、冷泉帝が、出生の秘密を知ることとなり、
物語はおもしろくなっていきます。
源氏(31~32歳)。 藤壷(36~37歳)。冷泉帝(13~14歳)。
明石の君(22~23歳)紫の上(23~24歳)。
明石の姫君 ( 3~ 4歳)。斎宮女御(22~23歳)。
第二十帖 朝 顔↑
亡き藤壷への追慕の情が、この巻全体にただよっています。
藤壷というかけがえのない女性を失った源氏の心のゆらぎが、
紫の上を、藤壷の面影を宿した理想の女として、あらためて認識させます。
源氏を拒みつづける朝顔の姫君の存在には、どこか藤壷の影が感じられます。
源氏 紫の上 庭に下ろした童女が雪ころがしに興じ様を見る絵。
第二十一帖 少 女↑
大人のドロドロした恋物語の中に挟まれて、一点灯がともったような清純なページです。
源氏の長男「夕霧」と、頭の中将(現内大臣)の娘「雲居の雁」の清純な恋物語が展開され、
源氏物語が、またひとまわり華麗に広がっていきます。
夕霧は、生母葵の上に生まれてすぐ死別し、その後はずっと母葵の上の生家で、
祖母大宮(故桐壷帝)のもとで育てられていました。
その大宮に、もう一人の孫が預けられていました。
かつての頭の中将(今の内大臣)の娘「雲居の雁」です。
頭の中将は、葵の上と兄妹で、雲居の雁が生まれてまもなく、
その生母と別れて別の人と再婚しますが、彼女を引取って大宮に預けていたのです。
夕霧と雲居の雁は、いとこ同士です。
なんと源氏と葵の上もいとこ同士です。
こんなわけで、二人は幼くして母を知らずに、
同じ祖母のもとで一緒に育てられていました。
雲居の雁は、夕霧より二つ年上なのですが、二人はとても仲がよく
自然の成り行きでいつの間にか幼い恋を育んでいました。
しかしこの恋も、大人の意地で引き裂かれてしまいます。
がんばれ「夕霧」・・・。
絵は五節の舞姫に侍る童女を選び出すため
源氏は美しい女童たちを御前に渡らせてみている。
第二十二帖 玉 鬘↑
物語は、源氏復権後の栄華を極める生活の中に、また新たな物語が展開されます。
それは「玉鬘」と呼ばれる一少女の出現から始まります。
あの夕顔の忘れ形見は、筑紫(北九州)で美しく成人していました。
その玉鬘を娘として引き取って花散里に後見を託す源氏。
幼いとき生母と別れ、数奇な運命をたどって源氏に引取られ、
最後は太政大臣の北の方にまで出世する、
という明石の君以上のシンデレラ物語です。
玉鬘の物語は、「玉鬘」の巻から「真木柱」の巻までの十帖にわたって
「玉鬘十帖」といわれるくらい長い物語です。
この絵は 年の暮れ 源氏と紫の上が とりどりの衣装を
婦人たちに配るため 選び整えている図です。
第二十三帖 初 音↑
昨秋完成した六条院に、はじめての新春がめぐってきました。
作者は、この巻から「行幸」の巻までの七巻を費やして、
六条院における源氏の栄華をきわめた生活を、一年間の年中行事に
からませながら、絵巻物のように描き出しています。
源氏36歳の一年間です。
「初音」・・・正月。六条院のはじめての正月を、女君たちと祝う。
明石の君より五葉松に付けて明石の姫君に贈られた手紙を源氏が見る絵
第二十四帖 胡 蝶↑
三月、四月。春爛漫の六条院。源氏の玉鬘への恋慕。
玉鬘のうわさは広がり、恋文がたくさん集まる。
源氏もよからぬ思いをいだく。紫の上は思い悩み、玉鬘は迷惑に思う。
絵は 秋吉中宮の仏事に紫の上より 鳥と蝶の装束をした童女を
使者として 金銀の簪にさした桜と山吹が贈られるところです。
この続き第25帖はココをクリックしてください
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第 1帖へ戻ります。 第 7帖へ進みます。 第13帖へ進みます。 第19帖へ進みます。
第25帖へ進みます。 第31帖へ進みます。.、、第37帖へ進みます。 第43帖へ進みます。
第49帖へ進みます。
旅行 国宝 で 旅行 富士山 で 旅行 城(除国宝) で 旅行 海 で 旅行 湖 で
旅行 ヨーロッパ で 旅行 京都御所 で 旅行 その他 で 花 で
囲碁と源氏物語五十四帖押絵展で 囲碁死活 で 囲碁対局で おまちしています
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大堰の邸で逡巡する明石の君・・・・・。
結局、姫君を二条院の紫の上に渡し、自らは大堰の邸に留まる道を選びます。
生木を裂くような、明石の君と姫君の子別れ・・・・・・。
物語はこのあと、最愛の人「藤壷宮」と、源氏の舅であり
最良の庇護者でもあった左大臣(時の太政大臣)が相次いで亡くなり、
一転して激変の様相を呈します。
そして、冷泉帝が、出生の秘密を知ることとなり、
物語はおもしろくなっていきます。
源氏(31~32歳)。 藤壷(36~37歳)。冷泉帝(13~14歳)。
明石の君(22~23歳)紫の上(23~24歳)。
明石の姫君 ( 3~ 4歳)。斎宮女御(22~23歳)。
第二十帖 朝 顔↑
亡き藤壷への追慕の情が、この巻全体にただよっています。
藤壷というかけがえのない女性を失った源氏の心のゆらぎが、
紫の上を、藤壷の面影を宿した理想の女として、あらためて認識させます。
源氏を拒みつづける朝顔の姫君の存在には、どこか藤壷の影が感じられます。
源氏 紫の上 庭に下ろした童女が雪ころがしに興じ様を見る絵。
第二十一帖 少 女↑
大人のドロドロした恋物語の中に挟まれて、一点灯がともったような清純なページです。
源氏の長男「夕霧」と、頭の中将(現内大臣)の娘「雲居の雁」の清純な恋物語が展開され、
源氏物語が、またひとまわり華麗に広がっていきます。
夕霧は、生母葵の上に生まれてすぐ死別し、その後はずっと母葵の上の生家で、
祖母大宮(故桐壷帝)のもとで育てられていました。
その大宮に、もう一人の孫が預けられていました。
かつての頭の中将(今の内大臣)の娘「雲居の雁」です。
頭の中将は、葵の上と兄妹で、雲居の雁が生まれてまもなく、
その生母と別れて別の人と再婚しますが、彼女を引取って大宮に預けていたのです。
夕霧と雲居の雁は、いとこ同士です。
なんと源氏と葵の上もいとこ同士です。
こんなわけで、二人は幼くして母を知らずに、
同じ祖母のもとで一緒に育てられていました。
雲居の雁は、夕霧より二つ年上なのですが、二人はとても仲がよく
自然の成り行きでいつの間にか幼い恋を育んでいました。
しかしこの恋も、大人の意地で引き裂かれてしまいます。
がんばれ「夕霧」・・・。
絵は五節の舞姫に侍る童女を選び出すため
源氏は美しい女童たちを御前に渡らせてみている。
第二十二帖 玉 鬘↑
物語は、源氏復権後の栄華を極める生活の中に、また新たな物語が展開されます。
それは「玉鬘」と呼ばれる一少女の出現から始まります。
あの夕顔の忘れ形見は、筑紫(北九州)で美しく成人していました。
その玉鬘を娘として引き取って花散里に後見を託す源氏。
幼いとき生母と別れ、数奇な運命をたどって源氏に引取られ、
最後は太政大臣の北の方にまで出世する、
という明石の君以上のシンデレラ物語です。
玉鬘の物語は、「玉鬘」の巻から「真木柱」の巻までの十帖にわたって
「玉鬘十帖」といわれるくらい長い物語です。
この絵は 年の暮れ 源氏と紫の上が とりどりの衣装を
婦人たちに配るため 選び整えている図です。
第二十三帖 初 音↑
昨秋完成した六条院に、はじめての新春がめぐってきました。
作者は、この巻から「行幸」の巻までの七巻を費やして、
六条院における源氏の栄華をきわめた生活を、一年間の年中行事に
からませながら、絵巻物のように描き出しています。
源氏36歳の一年間です。
「初音」・・・正月。六条院のはじめての正月を、女君たちと祝う。
明石の君より五葉松に付けて明石の姫君に贈られた手紙を源氏が見る絵
第二十四帖 胡 蝶↑
三月、四月。春爛漫の六条院。源氏の玉鬘への恋慕。
玉鬘のうわさは広がり、恋文がたくさん集まる。
源氏もよからぬ思いをいだく。紫の上は思い悩み、玉鬘は迷惑に思う。
絵は 秋吉中宮の仏事に紫の上より 鳥と蝶の装束をした童女を
使者として 金銀の簪にさした桜と山吹が贈られるところです。
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