むっちゃの部屋

日々感じたことを書いていきます。とりとめのない話ですが、暇な方はちょっと立ち止まって読んでみてください。

体験

2011年09月21日 20時26分40秒 | Weblog
 ビニールハウスを建ててから初めての台風直撃でした。頑丈だと思っていたハウスが、あんなにももろいものだとは思ってもみませんでした。本当に吹っ飛ぶと思いました。水浸しには慣れていましたが、あの風は初体験でした。
 頭をよぎったことは、もし吹き飛んだらどうしようってこと。屋根も壁もなくなった状態で、ニワトリがそこに留まるわけもなく、あの風、雨で生き残る確率も低く。ニワトリを失い、たまごもなくなり、買ったばかりのくず米もすべてパーとなり、お客さんも離れていき、ハウスの保険も入っておらず。はっきり言ってお先真っ暗とはこのことです。
 正直言って、そこまで考えたことは初めてでした。3.11だって先日の台風だって、ニュースでさんざん見ましたが、結局対岸の火事だったのです。自分のこととして考えることができていませんでした。だから、そこに対する支援だってその程度のものになってしまい。
 「相手の立場に立って」とよく言いますが、なかなかなれるものじゃないんですよね。今回体験してみて、よくわかりました。本当は体験せずとも理解できるようにならなければいけないんですが。
 近くのビニールハウスを見ましたが、軒並みビニールが破れ、なかには骨組みごと倒れているものもありました。稲刈りの真っ最中ですが、収穫できるものかどうか。そういった方々の痛みをしっかり受け止めないとなと感じました。
 今日はとっても疲れたので、床屋にでも行ってさっぱりするかと思ったのですが、停電のため休みでした。信号も停電中で大渋滞です。ガソリンがないので給油と思ってもガソリンスタンドも臨時休業。おなかが空いたのでコンビニと思ったらそこも休業。いつもの通りが真っ暗なはずでした。「計画停電くらい」なんて思っていましたが、とんでもない不謹慎な考えでした。いろんなことを考え直すいいきっかけになったと思っています。