面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

次世代技術開発競争に遅れをとる日本

2020-12-15 23:38:34 | 経済
~~引用ここから~~

次世代テクノロジーで後れを取る日本 : 世界のニュース トトメス5世

中国は宇宙開発で数十兆円か100兆円以上の巨費を投入し先端技術を得た。その間日本は何もしなかった画像引用:https://www.newsw...

世界のニュース トトメス5世

 


中国は宇宙開発で数十兆円か100兆円以上の巨費を投入し先端技術を得た。
その間日本は何もしなかった

日本は20年間技術開発しなかった

森元首相は2000年に1年だけ首相を務め、散々な評判で翌年辞任したが、非常に大きな変化を起こした。

90年代から日本では大災害が頻発するようになったが、被災者への個人支援はしないのが政府の方針でした。

三宅島噴火の全島避難で初めて被災者個人への現金支援が行われ、自衛隊出動や仮設住宅建設もこの頃から定番化した。

森元首相の最大の政策は「IT立国」でこの頃日本は韓国にすら後れをとり、インターネットが使える環境が少なかった。

航空機開発にも力を入れ、国産ステルス実証機、国産輸送機、国産哨戒機、最近中断された国産旅客機MRJも森政権で始まった。

H2Aなどの宇宙ロケットにも力を入れ、今後H3世代になり日本も欧米や中国と競争しなくてはならない。

森元首相の後を継いだ政権は与党野党とも技術開発に関心が無く、いつくかの分野で日本は中国や韓国にすら抜かれてしまった。

技術とは科学者や起業家が発展させるものでは無く、国が巨額の国家予算を投入して開発するものです。

アメリカはアポロやスペースシャトル、膨大な国防費を投入して今日の地位を築いた。

欧州は国防、航空機、宇宙など欧州各国が共同で産業を育て、アメリカに対抗する航空機産業などを育てた。

中国は経済成長を武器に10兆円、20兆円というような金額を半導体や5Gなどに投入し、いくつかの分野で世界最先端になった。

その間日本は企業の自主性に任せるというばかりで何もせず、最近はインドにすら抜かれようとしてる。

もう一世代「ほったらかし政策」を続けると、日本は宇宙や核技術で北朝鮮に抜かれるでしょう。

次世代技術で何もしなければ日本は先進国ではなくなる

最近20年ほどのIT技術の進歩が一段落ついて、今後は今までと次元が違う段階に入ると言われている。

半導体、6G、全個体電池、水素、AI、自動運転など今までは「できる」だけで最先端だったが今後は10倍や100倍の性能を要求される。

自動車の世界では脱炭素化や自動運転、IT化が進んでいて、どれも今までの技術では対応できない。

自動運転には非常に高度なシステムが必要で、6Gのような通信環境やEVや水素動力も不可欠になる。

次世代エネルギーがEVになるか水素になるか不明だが、実はエネルギー源はどちらも「発電所の電気」です。

発電所で発電した電気で充電するか、水素を精製して燃料にするかの違いで大元は共通です。

現在の化石燃料を廃止して無公害にするには、原発などの核エネルギーか太陽光など自然エネルギーしかない。

両方の併用になると思いますが、今の技術水準では原発は安全とは言い切れないし、太陽光発電は効率が悪すぎる。

山手線の内側に太陽パネルを敷き詰めてやっと原発1基分というから、とても代替エネルギーにはならない。

次世代技術は互いに関連しているので、通信、エネルギー、IAやIT、素材や半導体など全てが劇的に性能向上する。

すると1つの国が一つの分野に特化するというより、一つの国がすべての分野を総取りする可能性が高い。

一時のアメリカのように「アメリカには何でもあり、他国には何もない」ような状況になる。

勝者になるのはアメリカか中国か欧州だと思われるが、日本政府が今までのように何もしないなら、日本が勝者になる可能性はゼロです
~~引用ここまで~~


>技術とは科学者や起業家が発展させるものでは無く、国が巨額の国家予算を投入して開発するものです。

これなのだ。科学者に自由に研究させたり、競争原理を持ち込んで競争を強いても技術開発は進まない。企業に研究開発費の減税をしても全然足りない。

技術は國が莫大な予算を投入して開発しなければならないのだ。

資源がない日本は人材こそ宝、技術こそ日本の要と考えていたはずなのだが、財務省が緊縮財政に走ってから予算を減らす一方で完全におかしくなってしまった。

20年後日本はノーベル科学賞を受賞できるか - 面白く、そして下らない

で科学技術予算を抑制した結果20年後はノーベル科学賞を受賞できなくなると書いた。ノーベル科学賞の受賞は国民が盛り上がるかどうか程度だが、國の技術力を図るバロメーターでもある。20年ほどタイムラグがあるが。

ノーベル科学賞を数多く受賞する米国が技術大国だということに疑問のある人はいまい。米国は国策として技術開発に莫大な予算を投入しているからだ。米国は研究環境が自由だからなどではない。

日本も橋本龍太郎の緊縮財政以前はそこそこ科学技術予算を組んでいたのだが、財政が破綻する、財政は火の車だ、次世代に借金を背負わせるななどという声の元予算は減る一方だった。

歴代の内閣総理大臣を始め科学技術に関心がある政治家も官僚もいなかったから日本の技術力は落ち込む一方になった。森善朗が技術開発に力を注いだ内閣総理大臣とは迂闊にも知らなかった。

馬鹿馬鹿しいかもしれないが、世の中は金がものをいうのだ。少し意味が違うかな。ある分野を発展させたいのならその分野に金を注ぎ込むしかないのだ。宇宙開発でもスポーツでも娯楽でもそうだ。

そして現代では科学技術が物を言う社会になっている。技術開発に遅れれば三流国家に成り下がる。支那の属国という未来しかない。倭人自治共和国かもしれない。属国どころか直接支配されるかもしれないのだ。

だから財務省と自民党と財務省の手先の御用マスコミ、御用学者を繰り返し批判して緊縮財政は止めろ、国債を大量に発行して歳出を増やせと繰り返しているのだが現実への波及はまだまだだ。ネットではそこそこ広がっている感覚はあるのだが。


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