面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

「災害救助隊」を創設すべきか

2021-01-06 21:14:27 | 外交・安全保障・国際
災害により国民に危険が及ぶと自衛隊に派遣要請が掛かり自衛隊は出動する。日本は自然災害列島だから毎年数十回ほども災害救助要請があるのではないか。自衛隊が頼りにされるのは良いことだが、その一方で懸念もある。自衛隊はあくまで軍隊で「災害救助隊」ではないのだ。敵国の侵略に対処するのが第一任務であって災害救助は副次的任務なのである。

しかし自衛隊が市民権を得るようになったのは災害救助に尽力したことが大きい。阪神大震災や東日本大震災では大活躍だった。村山富市が阿呆だから阪神大震災では社会党の内紛にかまけて自衛隊を即座に出動させなかったのだが。

自衛隊を「便利屋」扱いするべきではない - 面白く、そして下らない

でも書いたが、災害救助で自衛隊は国民の支持を得た。しかしあくまでも自衛隊は軍隊であり災害救助隊ではない。災害派遣で自衛隊はすぐ派遣されるが、災害救助に関しては自衛隊は体力のある素人でしかない。政治家や財務省には「遊んでいる」ように見えるのかもしれないが、外国の侵略に備えなければならないのだ。

だから新たに「災害救助隊」を創設すべきかどうかを考えたい。始めはそんな大きな組織を創るのは無理だろうと考えていたのだが、災害救助隊の規模が千人以下なら専門の災害救助隊として有意義かもしれないと考えた。あるいは二、三千人規模でも。

東日本大震災の際は10万人規模の派遣を行った。これだけの規模の動員ができる組織は日本には自衛隊しかない。しかし台風や雪害に数十人、数百人規模で災害救助の任務に当たるのは「災害救助隊」が良いのではないか。自衛隊は「災害救助隊」ではなくあくまで軍隊なのだから。災害救助の専門家ではなく、体力のある素人でしかない。また訓練が減ればその分戦争への対処が疎かになる。

だから「災害救助隊」の規模が最大で二、三千人であるならば「災害救助隊」を創設しても良いのではないか。自衛隊の支持率が下がってしまう恐れはあるが、やはり自衛隊は軍隊なのだから。災害救助任務はそれの専門組織を創ってやらせるのが良い。二、三千人の規模ならば国庫への負担も問題ないだろう。


間違えて途中で投稿してしまったので加筆修正する。


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