謄々任天真

[とうとうてんしんにまかす]
日々感じたことなどを思いつくまま書きます。

“施無畏自解”

2007-02-13 | 剣道
手拭いが結構たまってきたので整理してみた。
しまっておくのもどうかと思い 包みから出し使いはじめた。

いろんな先生方の書を見る事ができるのだが,
意味が分からないものが多い。
中には読めないものも・・・。(未熟ものです。。。)
説明書も同封してくれればいいのにと思うが。。

ある道場の何周年かの記念大会で頂いたものを引っ張りだしてきた。
これには,丁寧に解説文が同封してあった。


施無畏/石原忠美 範士



施無畏自解(せむいじかい)
ある人が晩年の山岡鉄舟に「剣道とはどんなことですか」と聞いた。
鉄舟は「自分も年老いたから浅草観音に預けてある」と答えた。
施無畏の扁額は今も本堂正面に掲げてある。
ある人は畏(おそれ)なく施こすと解したが,無畏を施すが正解である。
無畏とは恐れないこと,つまり,民衆から不安,心配ごとをとり除き,
安心立命をさせるという意である。
剣道も恐懼疑惑の迷いを支配することは最もむつかしく,
大切なことである。
無畏を施すことが宗教であれば,これを悟らせることが剣道であると考える。

最新の画像もっと見る