謄々任天真

[とうとうてんしんにまかす]
日々感じたことなどを思いつくまま書きます。

有構無構

2006-12-01 | 剣道
剣道では、構えは城にたとえられます。
相手の構えに応じて、5つの構えがありますが、どんなに立派な構えであっても、
その根底に自在に働く心がなければ、城の中に人がいないのと同じことになります。
そういう意味で、心が大切であって、構えはあるが、構えはないのと同じで
心の戦いが最終的には勝敗を決定するものであります。
無念無想の境地で、相手に対すれば、構えは問題ではなくなるものであり、
有構、無構とは、このようなことをいうのであって、
相手の構えに心を奪われてはいけないと同時に自分の構えにも心を
止めてはならないということです。