ミセスローゼンの道後日記

東京の朝顔しぼむ頃に発つ

九月のニックのリサイタルは3カ所。金沢、札幌、東京。ワミレス化粧品の提供によるワミレス会員だけが見れるスペシャルコンサートシリーズ。
今日はそのリハーサル。夕べは、代々木体育館にて、八重樫対ゴンザレスの試合を見てた。切なかった。うちらはたいがい、年上のボクサーを応援する。メイウェザー(37)の場合は別だが。
メイウェザーは憎らしい程鉄壁の守りなんで、打ち続ける相手にいつか感情移入してまう。
昨夜、八重樫の顔に最初から悲壮感が漂ってたよ。見ていられん。ゴンザレスは無敗のハードパンチャーだけど、戦わねばならん。ゴンザレスだって怖いはず、チャンピオンと戦うのは。リングの上では何が起こるかわからんけんね。二人の間には恐怖を媒体にして友情が生まれてる。人間の勇気と本能と理性と力と、して幸運のすべてを投げ出し、ベストを尽くす彼らの美しさ!
コンサートチェリストも演奏家生命を賭けて、毎回コンサートに臨む。普通の人には金輪際出来ないことを見せてお金を取るのが、プロフェッショナルだ。悲壮で美しい姿を見れば、うちらの心も震えて、わくわく蘇るよ。
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